表紙の女の子に惹かれて読み始めました。
この女の子は、猫猫(マオマオ)という名前の、薬が大好きな薬師です。
猫猫は、可愛いのに憎たらしいところがあり、正直でいて腹黒いところ、純粋なのに不純なところがあります。
そして、頭が良く、芯が強く、達観しているところがある女の子です。
続きの巻を読み進めるにつれて、猫猫の過去や本性がわかってきて、非常に楽しめます。
また、この作品はコミカライズ版なので、登場人物の名前で混乱することがありません。
話の舞台は、昔の中国をイメージさせる宮廷のため、登場人物の名前も中国風の名前です。
そのため、小説版では誰が誰だか混乱しそうですが、コミカライズ版では、その心配はありません。きちんと描き分けられています。
さらに、コミカライズ版では、背景や服装から、より一層、異国の世界観に浸れておすすめです。
綺麗に化粧をした猫猫、大好きな薬に関わっているときの恍惚とした表情の猫猫も楽しめます。
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壬氏は宦官としてその美貌で表向きは、麗しの宦官と言われてるのに、何処かアンバランスに幼く年相応になる部分で、その表情の微妙な表情の描き分けがすごい漫画だと思います。
同じように描かれてるのに、急に子どもっぽくなるところはキチンと子どもの表情をしていて、麗しの宦官の時は、年齢より上にみられるように描...続きを読むきわけられてる作者がすごいと思いました。
精神的なアンバランスな壬氏の描写は本当にすごくて、引き込まれます。
また、酒を飲まされるだけ飲まされて、ポイっと放り出されるコマの簡略化されたミニキャラにされるところとか、シリアスなシーンでのシリアスな表情の描き方のシーンにおける使い分けが本当にすごくて、更にストーリーを更に生かしている漫画家さんがすごいと思います。
壬氏が好きなので壬氏ばかり語ってますが、猫猫のシュールなツッコミも可愛くて、本当に全てが可愛いです。
個人的には小説も読みましたが、ストーリーも更に盛り上が方がすごくて、より素晴らしい話になってます。
あと、猫猫の前では表情崩される壬氏の描き方が好きすぎて、もう新刊待ちが待ち遠しい作品です。
当初のキラキラ美人だけの壬氏の雰囲気がこの巻中盤辺りから変わってきます。そして終盤の妓楼の場面…猫猫が壬氏にこの様な表情を見せるのはこれが初めてではないでしょうか。猫猫も自覚は無いものの彼の持つ新しい面構えに戸惑い、照れ笑いをし(!!!!!)、そして、いいかもしれませんね、と答える時の表情は優しげで...続きを読むどこか喜びが伺えます。美しいです。美しいんだから普段もこんな優しい顔で接してあげてね、猫猫…笑
あと個人的に、原作の挿し絵とガンガン版と色々読み比べていますが、阿多のデザインはこの漫画のが1番好きです!!!!彼女の絶妙な中性的美!!!
匿名 2024年01月14日
3巻では本人の意に反して、猫猫が後宮をクビにされてしまいます。
はたして猫猫は、後宮勤務に復帰することができるのか…?
小猫とじんし様、2人が美人すぎる…。小猫が解雇された後の花街でのシーンは何ですか!?魅せ方が上手くてドキドキしました!これからの展開も楽しみです。
人攫いにあい後宮に売り込まれ、毒と薬の知識で後宮の事件を解決したら今度は後宮追放。この猫猫はなかなか波乱に満ちた人生送ってます。その猫猫を解雇した壬氏サマ、憔悴ぶりが半端じゃありません。猫猫への感情は只ならぬものがありますね。
帝の寵愛が自分にだけ向くように、妃たちのドロドロした争いが無くて気持ち良く読めます。
阿多妃の誰も恨まず、運命を受け入れる潔さに胸が熱くなりました。
おもしろい!
匿名 2022年11月23日
3巻もおもしろいですね。
里樹妃事件の解決、阿多妃の隠居?、猫猫後宮を去る、と盛りだくさんです。
阿多妃が美しい!
私は玉葉妃も好きですが阿多妃が大好きです。
でも、あまり出てこないのですよね~。
たまに出てくる時の魅力がすごい!
壬氏も色気駄々漏れ感ありますが、阿多妃も負けてません。
...続きを読む
壬氏と阿多の関係性を匂わせる描写もあり、余韻を残しての後宮を去る形になりますね。
阿多は羅門(猫猫の義父)の後宮を去る原因にも関わってきますし、登場回数は少ないですが、この話のキーパーソンとも言える人物です。
なので、今巻はけっこう重要度が高いかも。
壬氏もますます表情豊かになり、それに伴い猫猫も少しずつ壬氏に対しての態度が変わってくのがまた良いです。
ひとまず、区切りが良い終わり方ですが、これからどう展開していくのか楽しみです。
阿多さまかっこいい…!
全てを白日の元に晒す必要はない。ほんとうにそうの通り。うやむやにしていた方がいいこともある。
猫猫解雇からの再雇用早かったですね。笑
阿多妃のお話がメインでした!
阿多妃カッコ良すぎます!!
猫猫の妄想が当たっていたらと考えるとなんとも言えない気持ちになりました……。
読み進めていくうちにどんどんこの漫画が好きになっていきます。3巻ということでそろそろ沼にハマりそうです。女の世界のギスギスした雰囲気と壬氏と猫猫のほのぼのするやり取りのバランスが完璧で読んでいて飽きない、面白いです。さすが人気なだけあるなってかんじです。
猫猫の推理が繋がっていく面白さ。義父の過去に繋がる驚き。
同じ命も、立場で変わる。色々な伏せんが交錯してますます面白い。
二人の関係は、今後、どうなっていくのだろう
今回は切ないお話が多かったですが、酔った壬氏さまの場面、両方ともキュンとさせられました♡ 今後の展開がマスまし楽しみです!
後宮の暗殺未遂の事件解決の3巻。
みんな良かれと思ったことが大切な人を裏切り悲しませることになって、隠そうとすればするほど深みにはまる闇、なんともせ 切ない結末。
阿多さま素敵な人だった…
壬氏さまの正体も薄々…ね。
クビにした猫猫を金子で所望するほどお気に入りになっているとは!
...続きを読むその好意は遊び心か友情か恋慕か…楽しみだな。
切れ者だったり腹黒かった壬氏のキャラが3巻ではえらく可愛らしい感じになってました(笑)事件はいったん解決?でも色んな謎はまだまだハッキリしません。壬氏の正体は気になるところ。あと猫猫との関係もこの先どうなるのやら。
三巻にして物語が大きく動き出した。しん官様は実は東宮の息子?ということは皇室の血筋?なぜそれで官職についているのか、良くわからず謎が多い。歴史モノはややこしくて苦手なのだが、この漫画はすいすい読めてしまう。主人公としん官様の距離も少し近づいたかに見えて?次巻が楽しみです。
真実を明らかにすることで誰かを不幸にすることもある、メッセージ性のあるストーリーが相変わらず素敵です。
今回は恋愛要素もほんのりあるので、前回までとまた違った面白さがありました。
壬氏さまを応援したくなります!時折見せる子どもみたいな表情が可愛くて、どうして猫猫は絆されないんだろう!と思います!
簡単に惚れたりしない猫猫だからこそ面白いんですが、壬氏さまを応援したいです笑
ますます面白さが加速。
実際の中国の後宮では西太后みたいなドロドロがあったはずだけどそういう描写はなく比較的四夫人たちの関係は良好。
古参の夫人の過去のお話は涙なしには読めない。
そして相変わらず言葉足らずからの誤解による解雇。からのラストシーン!
わくわくドキドキです♪
今回は阿多妃の周り中心の巻でしたね。
まず中にも書かれていますが、阿多妃がカッコいい!姿だけでなく、男っぽい口調も素敵です。
また、園遊会での毒殺未遂事件の実行役、最初に出てきた時から、笑顔の中にも不気味さが見てとれ、倉田さんの描き方は凄いなと思いました。
でも逆に、壬氏様が20代半ば...続きを読むより幼く少年のように見える、と主人公は時々思いますが、私には20代半ばより子供っぽく見えるというのは伝わってきませんでした。
阿多妃は素敵だったな、容姿だけでなく内面もすごく素敵でした。素敵だからこそ、息子さんのことが悲しかったけれど、取替えていたのか気になるところです
匿名 2021年02月21日
みんなができるだけ穏やかになれるよう解決してくれる猫猫の優しさにほっこりします。
また壬氏と今後どうなるのか、早く続きが見たいです。終盤は少しドキッとしてしまいました
自粛中にハマった作品。
何度も読んでます。新刊が出ることも楽しみ。
身分の低い猫猫の活躍と、美しい壬士さまとの焦ったいやり取りが楽しみ。特に一度クビになって、妓楼で再開した2人のやり取りがお気に入りです。
直接絡むシーンはほとんど描かれていませんでしたが、阿多妃と里樹妃の関係がとても素敵で胸が熱くなりました。
また、あの時の台詞はこういう事だったのか!という驚きや、謎が解けた時の快感が堪らないです。
阿多妃はなんだか彼のお母さんっぽい…?
その辺りの話が明らかになるのも楽しみにしつつ、猫猫と壬氏さまの関係が可愛くてキュンとする!壬氏さまかわいいなぁ
本気で素っ気ない猫猫もかわいい。
一つの事件を解決に、しかも少しでも穏やかに、傷つく人が減るように導いた猫猫のやり方が素敵でした。普段、覇気があまり感じられないけれど、大切なことは義父の教えからしっかりと根付いていると感じました。
阿多妃と壬氏の関係が少し見えたのでの、今後も気になります。そして壬氏から猫猫への好意がどんどん膨らんで...続きを読むいるのが分かる一冊でした。
妃同士の関係や、侍女による幼い妃へのいじめなど様々なことを目にするようになったマオマオ。
ようやく家に帰ることができたのだが、マオマオを失ったことを悲しむジンシ様。
そこで、宴に参加したジンシ様に遭遇し、マオマオは後宮に戻る決心をする!
Posted by ブクログ 2021年07月31日
後宮の暗殺未遂の事件解決の3巻。
みんな良かれと思ったことが大切な人を裏切り悲しませることになって、隠そうとすればするほど深みにはまる闇、なんともせ 切ない結末。
阿多さま素敵な人だった…
壬氏さまの正体も薄々…ね。
クビにした猫猫を金子で所望するほどお気に入りになっているとは!
その好意は遊び...続きを読む心か友情か恋慕か…楽しみだな。
蜂蜜で大切な皇弟の息子を死なせてしまった。その秘密を守る為、また、主を護る為に一人の妃の命を狙うが失敗。
何だかこの時代の女性はどの国でも苛烈だな。
蜂蜜話から阿多妃の男前話を経てクビまで。
倉田版はストーリィの流れがシンプルに整理されてる分、機微と情感は少し足りない。阿多妃の亡児周りは原作でもネコクラゲ版でも情のもつれをかき込んでいるからえらく複雑になっているのだが、倉田版はわかりやすくなっている。
シンプルにした分が次巻でどう響くか?
次巻へ...続きを読む進む。
匿名 2024年01月08日
玉葉妃がとても魅力的な人格者。親しみやすくてでもしっかり立場を弁えていて、人の上に立つ器を持ってる人だ。下女になるなら玉葉妃がいいな。
ジンシ様がいつの間にか猫猫に夢中になっていた。ジンシ様の正体がいつ明かされるのか気になります。
ハチミツによるアナフィラキシーショック死もあったようで……猫猫のお父さんも実はそこに関わっていたりで、実際は乳児、確かに……猫猫が想像していたこと、あながち妄想でもなかったような気はします。
入水自殺した彼女も、惚れていたのでしょうか。(百合というか)
猫猫、いったん退職させられてしまいますが、どう...続きを読むやら戻れそうで、そこは良かったです。冬虫夏草は今でも貴重ですし、猫猫、なんだかんだ、かなり有能ですし。
匿名 2023年03月08日
猫猫のそばかす、あれが実は病気かなんて結構気になってたんですけど、実は自分でやったただの化粧だったんですね。
原作の1巻が終了。壬氏がこどもっぽく見えてきて、年相応な表情がみえる。こちらのコミカライズのやりて婆は、むかし美女だった感じが見える……ちょっと若い?
絵も美しく、コマ割りも演出も好きです。
が、壬氏→猫猫の蜂蜜セクハラのくだりが長くて、嫌な気持ちになったので星−1。
あ、最後の方の録青館の宴で触れてたのは読んでてドキドキしました。
白鈴と梅梅もその場面を温かく見守ってて嬉しい。翡翠宮でも猫猫が居なくなって憔悴する壬氏を玉葉妃と紅娘と高順...続きを読むが心配する辺り、すでに後宮の一部では公認なのでは?という感じが好きです。
猫猫の仮説が正しければ、息子?を亡くした阿多妃が毎夜泣いていたのは、自分が入れ替えをしたせいで人様の子しかも帝の御子を死なせたという罪悪感かなと思って読みました。
阿多妃は離宮暮らしで少し安心だけど、今後の里樹妃が心配。心の支えの阿多妃が居なくなり、侍女も意地悪で里樹妃本人も14歳にして人前で強かに転ぶほど幼いというか頼もしくないから。
阿多妃はかっこいいなって思ってしまいました。でも、皇帝のこと入れ替えるなんて冷静に考えてみればひどいことそしているなって思います。
ちょくちょく恋愛要素っぽいのが入ってきますが、主人公も含め登場人物の性格が悪いことが多くて、ドキドキは出来ませんでした。問題を解決していくのは面白かったです。
何巡もするうちに、いろいろ紐解けてきてしまったかもです!憶測の話はあまり良くないとは言われていますが。笑
猫猫と任氏様のやりとり好きだなーー。
想いあっている様な上部の感じと、すれ違っている心の中が面白い!コントを見ているようです。
真実を暴くことだけが正しいことではない。
それは、普段の生活でも言えることだと思う。
ただ、できる限り正しくあろうとすることはできると思う。
猫猫は真実と曖昧な現実を少しずつ見出しているように見えた。
Posted by ブクログ 2018年09月24日
原作1巻終わりまで。原作より流れがわかりやすくなっている(原作1巻ぱらぱらし直した)。ラストのあれ、やっぱり冬虫夏草だよね。身請けに金子と冬虫夏草。壬氏様表情が結構豊かよね。
女官の死はすごく悲しい結末、守りたいと思った気持ち、すごく切ないです。その後の解雇からのエピソードは笑えました。