あらすじ
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。悠の下で修業中のセルジュが、かつての仲間からナポリで培った腕を試される事態に。悠に本格指導を懇願したセルジュへ課せられる特訓とは!?
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Posted by ブクログ
セルジュ修行編。
お坊ちゃんなので甘いところも多いのだけれど、それでも成長してるんだよ。とアピールできました。
織部さんって、いったい何歳設定なんだろう…。30代前半?
さすがに20代はない、と思ってますが。
Posted by ブクログ
人生の背中を押してくれる紳士服マンガ31冊目。
この巻はセルジュ。父との確執の種ともなったブランド立ち上げに絡んで、修行の成果を披露するハメになる。
もはや織部が苦労するというのは並大抵のことではないので、セルジュが苦心する。まだ途上の技術の底上げと、特定の人物だけを見るのでなく、ブランドの顔となるデザインの構築。ちと15巻あたりの葛藤を思い出す。
仕事の腕をあげるのはまあ長い道のりで、簡単に到達点を示せるものではないが、だからといって未だ続けている苦労を否定されたくもない。それは一緒に苦労している仲間を否定されることでもあるような気がする。
というところか。もとの持ち物が良すぎるセルジュは共感対象にはなりにくいけれど、元が恵まれているがゆえに自分で培ったものを認められない苦悩ってのも王道だ。
織部も喜んでいるし、成長してくれれば良いと思う。
ラウラの一進一退もお約束だけど、今回は触発されるモニカが可愛かったな。
次回はエスコート編とのことで。エレナの出番もないもんかな。