あらすじ
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。引退を決めたサヴィル・ロウの重鎮に腕前を見せる為、元・警部にタータン柄のコートを仕立てた悠。その一着に込められた想いとは!? 風雲イギリス編!!
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Posted by ブクログ
イギリス編が一歩一歩進行している17巻である。リヴァルの父と兄弟の因縁はまだまだくすぶりながら、巻末でようやく対決姿勢が明らかになろうとしている程度であり、かなり腰を据えて物語っている感触だ。
本筋の腰はやや重いが、内容そのものはいつものように粒ぞろいである。パパラッチネタ、ゴルフネタ、スコッチウィスキーネタなど、英国が舞台であることを活かしたネタが展開されており、おそらくは今回のために温めてあったネタなのだろう。一話一話が実に濃い。
今回も楽しく読ませていただいた。星は四つ半相当と評価している。