【感想・ネタバレ】王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 15のレビュー

あらすじ

イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。悠を厳しく批判したベリーニ伯爵を納得させる為、伯爵のスーツ作りが始まった。様々な困難を経て完成した一着に対して伯爵が下した判決は!?

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Posted by ブクログ

 伯爵と織部の鎬の削り合いが見られた15巻である。忠臣蔵になぞらえた小題が目に付くところだが、こうした連作短編形式もまた達者なのだなと感心しながら読ませていただいた。
 話の半ばでどのような意図でしつらえられた衣装であるのかが明白となっていて、この辺が復讐劇という目的が明白であるところの忠臣蔵に仮託した由縁なのだろうと思えるが、なんにせよ、話のまとまりは美しく出来上がっている。
 連載当時は間延びしなかったかやや心配に思えるところもあるが、一冊としてのまとまりは大変よろしい代物であった。星五つで評価している

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2016年06月01日

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