【感想・ネタバレ】王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 11のレビュー

あらすじ

イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。ナポリにウォームビス用のアイテムを仕入れに来たものの思案に暮れる日本のバイヤー。悠に出会いナポリ流の寒さ対策を知り、光明を見いだし!?

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Posted by ブクログ

 ジラソーレ社とペッツオーリ社の提携話がひと段落ついた前回から引き続き、その後始末をさらりと書いて11巻は始められている。舞台はまたナポリへと移っている。
 一つ一つ質が高く、読ませるエピソードが詰まった、安定した面白さである。最後の二編などはやや説教じみた色合いが強いが、元からこの作品はそうしたカラーであるから、これは別段おかしなことでもないだろう。
 既存のキャラを上手く使って幅広くネタを取り扱っているところはさすがの一言。ボタンや腕時計のような小物の話かと思いきや、最後に「ナポリ仕立てとはなんたるものや」と描く手並みなどもお見事である。

 今回は星五つで評価したい。しかし、本当に安定して物語を書いてくれている。本当にお見事としかいえないところだ。

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2016年02月03日

購入済み

オーダーメイドは奥深い

職業柄、服の仕立てには興味があって読み始めましたが、毎回大変勉強になります!
今回は67話”鰻の作法” ナポリ仕立ての魅力がすごく伝わって来ました。効率だけではない、丁寧な仕立てを楽しみに待つという心の贅沢、素敵ですね。

#アツい #深い #タメになる

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2022年12月18日

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