あらすじ
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。彼が受け継いだ至巧の技と、イタリアの比類なき伝統が一着のスーツに蘇生した時、それを身に纏った者の人生に珠玉のドラマが生まれる。
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Posted by ブクログ
久々に再読。
「美味しんぼ」的な1話完結ウンチク漫画だけど,
テーマになっているのは主として服(しかもほぼスーツ。)。
この作品のいいところは,ほぼ全エピソードで,
主人公の織部悠が完璧超人であるということ。
こいつは,だいたいの問題が服で解決してしまうし,
どんな無茶な注文だってこなしてしまう。
ある種の予定調和ではあるんだけど,それでいい。
常にハッピーエンドで終わるし,読むと少しだけほっこりできるし,
寝る前とかにお布団で読むと凄くグッスリ眠れる。
ある種の癒し漫画だと思う。
色々なことが
スーツを仕立てるのにもドラマがあるのだなと、楽しめました。読み切りなので楽ですし、次の話に繋がっても丁度よいボリュームです。肩肘張らず入ってくる程度の蘊蓄も面白いです。
Posted by ブクログ
紳士服の仕立て屋の話です。スーツは制服と違って、その人の「人となり」が現れるものだと思うので、TPOや自分に相応しい一着を選べる「大人」になりたいですね。
Posted by ブクログ
文句なしにハマりました。本当におもしろいです。
性別柄、職業柄”スーツ”という物にまるで縁がなく、
また同時に興味もなかったのですが、
スーツとはこんなにも奥深い物だったんですね……。
私も来てみたくなりました。
イタリアとイギリスの事が本当にたくさん出てくるので勉強になります。
Posted by ブクログ
服は好きだけど、クラシックに興味を向けさせてくれた運命の一冊。前編に渡って香る江戸っ子な雰囲気に、満載な豆知識が自分の知識欲をそそる。30,40代になったらいいスーツを着ようと思った。
Posted by ブクログ
イタリア・ナポリで伝説の職人仕込みの技を使うのは異国の男…
舞い込むのはよそでは断られるような奇妙なものばかり。
しかし、その技は客を十二分に満足させる“幸服”。
連載当初というのもあるのか、日本ではそう意識もされないような…本場で要求されるスーツとは、みたいなものに迫るテーマが多いですね。
しかしそれがおもしろい!知る喜びを実感できる作品です。
これ読んでるとスーツをフルオーダーしてもらいたくなります…めったに着ぃへんし、お金はないんやけどね(笑)
●裸の王様
●親父の背中
●呪の燕尾服
●三十年目のシンデレラ
●得点王の脚(前・後編) の6話を収録。
Posted by ブクログ
間のあるギャグが面白いです。この作者が、まだ漫画を書いていたとは・・・感無量です。「人はどうしても第一印象で相手を判断する生き物なんだ」「シンデレラもドレスがなくちゃ舞踏会で門前払い食っちまうんだ」「王子様の目が届く所まで自分で歩いて行ってダンスの相手務めなきゃストーリーが進まねえんだよ!」・・・しびれましたよこのセリフ。
服好きの方はぜひ!
服の直しという職業柄、興味があって読み始めましたが…
すごいすごい!スーツってこんなに奥深いものなんですね。服でその人オンリーの魅力を引き出し、自信まで高めてしまうという、こんな服作れたら良いなぁと思いました。
Posted by ブクログ
イタリアはナポリで暮らす、名の知れた日本人仕立て屋オリベ・ユウの物語である。
仕立てを題材に人情噺を物語っているが、斜に構えている風な主人公像は、今の感覚で見てみるとやや鼻につくところもある。この辺は致し方ないところもあるだろう。
物語としてはシンプルなものが多いが、割合楽しませていただいた。星四つと評価しておく。
Posted by ブクログ
紳士服版「美味しんぼ」w
織部さんのキャラも初期の山岡さん並みにやさぐれています。(そして、だんだんと丸くなるのも一緒w)
1巻では高齢な有名指揮者に肩の軽い・よくまわる燕尾服を作った話が好きですね。織部さんの偏屈ぶりと技がさえてます。
そして巨匠の指揮するアニソンオーケストラが聴きたいw
Posted by ブクログ
服飾系の、いわゆる蘊蓄漫画。
イタリアの裏町に住む日本人の仕立て屋が、亡くなった師匠譲りの技術を駆使して一癖も二癖もある仕事をこなしていく話。
いつまでたっても感動的なまでに線の稚拙さが抜けない(何と三十巻を越しても変わらなかった)絵柄はどうかと思うが、キャラクターが立っているのと基本的にハッピーエンドの内容で(この絵で繊細なエレガンテを語るかと突っ込みたくなる蘊蓄部分の説得力以外は)あまり気にならない。
読後感はかなり良いので、疲れているときのお勧め。
Posted by ブクログ
長~い間お借りしてて、やっと登録です(^^ゞ
早くお返ししないと。
仕立て屋さんのお話で…よくこれだけ次々ストーリーを考えられるなぁ(@_@)
と、感心しました☆
お客さん一人一人のために洋服を仕立てるという仕事の奥深さが、少しは分かったかもしれません(^_-)
Posted by ブクログ
仕事とは何か、ファッションとは何かをイタリアの仕立て文化を舞台に描いた漫画。基本は無茶な注文をやってくる顧客を相手に、すご腕の仕立屋・織部がその技とお客の事情を第一に考える姿勢で次々と解決していく読み切りスタイル。「私はこれで、プロフェッショナルの心得、仕事への姿勢を学びました。もちろんスーツや時計、靴などビジネスファッションのうんちくも読み応えがあります。(libro)
Posted by ブクログ
☆4:最近オーダーメイドのスーツ10万以下で買えるらしいよ!あ、俺ニートだから関係ねぇや。
27巻続刊
感想:サルト・フィニートと読みます。イタリア語で王様の仕立て屋です。内容はスーツに特化したウンチクマンガです。まず、こう言ったらなんですが、絵が下手です。でも、慣れてくると味のある、いい絵に感じます。なぜなら、毎回悩みや問題を服を仕立てて気分を変えさせる事で解決するのだが、そこで、痛烈に誰かを批判したり皮肉ったりして、結構な爽快感を感じます。だって、性格の良い人がカッコ良く見えたりしないですか?…関係無いかもかも(笑)後は、デフォルメを多用してるのでギャップ作戦か。なにはともあれ、内容重視です。服を好きな人、スーツを多用する人、社会人、欧州の文化に興味がある人、スーツフェチの女性と幅広くオススメです。
紹介文:ミケランジェロと評されたナポリの仕立て屋マリオは巨額の借金を残して死んでしまった。唯一の弟子であった日本人の織部悠は、その借金を肩代わりして、その腕一つで返済に当たる。しかし、時代の波に乗り、仕立ての街ナポリに新興大型ブランドの手が伸びる。これを、きっかけに一匹狼の織部は伝統や自分のプライド守りながらも、より深く人との関わり持ち、成長しつつ、周囲の人間に影響を与えて行く。仕立てを極めるには人の人生は短すぎる。
Posted by ブクログ
父が購入。個人的に苦手な絵柄だけど内容に惹かれて読むうちになれた。スーツとかに詳しくなくても読めるしいろいろ豆知識として覚えられるし、登場人物が個性的で面白いと思う。
Posted by ブクログ
いいスーツを作るとなんでも解決するよ。という美味しんぼ的な話。
絵はちょっと古い感じだけど、中身はナポリの粋が詰まっているよ。
イタリアに行きたくなってきた。
Posted by ブクログ
全巻揃えました。旦那のスーツもちゃんとしたのを着させたいと新しい巻を読むたびに思います・・・が、実際ちゃんとした所で作ると正直高そうで・・・ね。
Posted by ブクログ
「シンデレラだってドレスがなきゃ門前払い」
こんなエレガントな奴らホントにいんのか!?と諸々の登場人物にツッコミたくはなるが、オーダーメイドのスーツが確かに欲しくなった自分がいたのも事実。無論、俺には手が届かないが。
Posted by ブクログ
型が「美味しんぼ型」な感じ。
主人公は仕立てに関しちゃ凄腕を持っているのだけれど普段は冴えない感じとか。基本が黒服だしな。
「中身で勝負!」とは言え、中身の反映されるスーツ無しじゃ一人前の男とは言えねぇよ的な爽快感はある。
Posted by ブクログ
■好きなセリフ
良くできた仕立て服は
着ていることを感じさせない
受け継がれた技で仕立て屋が作るのは
人間の皮膚そのものなんだ
違いがわかる人になりたい
汚い裏社会を仕切っちゃいたが
男を下げるような
仕事は一切やらなかった
洒落者で
いつも最高の物を身に付けていた
誇り高い男の生きざまを身をもって教えてくれた
みんな
今日ここで見たことは
すべて忘れろ
あの歳で
あんな仕事ができる職人がいるなんて
認めてみろ
イタリア中の仕立て屋が失業するぞ
イタリアの男気
ゴッドファーザー
男のプライド
職人の
この気分を女の香水で濁したくない
■感想
一流のものにはお金を惜しまない。コンテンツには投資する。
最大限に研究する
写真を撮る 料理
美術、映画、最高の状態で楽しむ
酒をだらだら呑んで、スマホいじって、同期とぐちぐちつるむのは面白くない。
Posted by ブクログ
イタリアでスーツを作る日本人の話。衒学趣味的で落語チックな乗り。
日本ではスーツといえば黒い礼服みたいなイメージがあって画一的だが、スーツを着る他の国ではそうでもない。イギリスやイタリアなど、スーツを常に着ている国では、その着用方法も多様で、スーツの着こなし自体が人格を表すほど文化として定着しているようだ。個人的に「スーツとは鎧のようなもの」というイメージを持っていたのだが、必ずしもそうではなく、ファッションの一部として愛されるものなのだというのが、結構衝撃的だった。
衒学趣味は嫌らしさはなく、痛快に軽快に語られるのが比較的好印象。スーツの立体裁断は日本では足袋職人しかやっていなかったというのはなかなかびっくりした。確かに和服はペラペラだもんな。
俺は休日であっても会社に行くときは必ずスーツを着ていく。気持ちの切り替えアイテムのようなものと考えていたので、スーツを常に着ているというのはどういう感性なのか非常に気になって、この本を手に取ったのだが、簡単には得られない情報を提供してくれた。変わったマンガだw
Posted by ブクログ
ナポリで伝説の仕立て屋の弟子という日本人が、様々な状況で様々な人びとにスーツを仕立てていくというお話。
スーツが題材なんて珍しいなーということで読んでみました。
まだ1巻しか読んでいないので何とも言えませんが、スーツに関してちょっとは詳しくなれるんじゃないでしょうか。
Posted by ブクログ
イタリアにすむ日本人の仕立て屋
ナポリの伝説のマエストロに弟子入りしたオリベ
金銭感覚の無い師匠が亡くなったときに、マフィアの借金を肩代わりして
細々と借金を返している
伝えられた技術で、さまざまな人間関係のもつれた糸を解きほぐす
タイトルはそのクライアントを最上の王様に仕立て上げるという意味か!
内容の地味さをカバーして余りある、登場人物・・・人気出すために美女は出すぎですね