あらすじ
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。悠の友達であるヒモ男のルイージは大富豪の御曹司だった。後継者選びのため恋人と引き離された彼のために、悠が渾身の一着を仕立てる!!
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Posted by ブクログ
●ティレニア海の指輪●サンタ・ルチアの羽衣●カプリの追憶●兄貴の一番長い日●威厳の垣根●出会いの靴下 の6話を収録/
靴職人を目指す少年・マルコが話に加わり、うんちくの説明が多くなりがちなストーリー展開にメリハリがついてエエ感じに柔らかくなってます。
Posted by ブクログ
因果応報を描いたような、服飾をめぐる物語の二巻である。靴磨きのマルコが物語に加わり、その幅は広がってきているところだろうか。
物語としてはきちんとした定型があり、そのために語れる部分は少ない。マルコの登場回などは非常に気持ちのいい物語であるが、おおむねどの回にもそうした楽しみが提供されているのだ。
その意味で、星四つという評価はこれからも変わらない気がする。だが、程よい物語である。