あらすじ
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。ナポリで代々伝統のパン作りを続ける職人親子が、トリノのパン屋の娘との縁談に備え、3世代に似合う2ボタンスーツを悠に依頼したのだが…!?
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Posted by ブクログ
ジラソーレ社ニューヨーク支店長のフェデリカが登場した20巻である。あっさり拉致された織部らは大西洋を越えてアメリカの地へと向かうことになる模様、次巻からはニューヨーク編となるのだろう。
それはさておき、今回も面白かった。特にorder119の「仮面の告白」はコメディとしてゲイを扱いながら、内容の濃いものとなっていて実に面白かった。勧めた担当編集の方はグッジョブである。クラシックにおける裾の短いジャケットがバッチコイ状態を意味している、というのはこのシリーズを読んできた中でも特に感心した薀蓄の類だった。
それ以外も含めて、今回も楽しませていただいた。星五つで評価している。