【感想・ネタバレ】王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 29のレビュー

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Posted by ブクログ

 29巻からは欧州の紳士服界に騒乱をもたらす腕時計編が始まっている。
 スイスの独立時計職人の嫁取りに端を発したジラソーレ社の腕時計を含めたトータルコーディネイトプランに各社が素早く反応、それぞれが温めていた企画を即座に立ち上げていく流れは、新雪に塗れた坂から転がり落ちる雪玉のように、徐々に事態を大きくしていっている。
 構成の巧みさがいかんなく発揮された、非常に楽しい一冊となっていた。イギリス編でのサヴィル・ロウの一件は、やや肩透かしの形で終結していたが、今回はどうなるのか注目したいところだ。

 この巻の評価は星五つとしている。物語が膨らんでいく展開はさすがの一言であるし、紳士服に比べると腕時計はモノクロでもよく映える。絵という面でも魅力的な一冊だった。

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2016年08月31日

Posted by ブクログ

客の人生を変えるお仕立て29冊目。

今回は時計。
現実的にはやりたくてもできないことを、漫画ならではのシチュエーションを使ってやってしまおうという、面白い試み。
面白そうだけど、なぜできないかというのが、実感を持って伝わるというのがなんといっても面白い。
時計に7千ユーロは、そもそも出せないしなあ

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2011年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1話目まさかの結末となり、ポカーン。しかし2話目で明かされるその結末に至った事情から「ああ、最終的にはクロードの許へとなってハッピーエンドか・・・」と思ったらどんどん思わぬ方向へ転がっていった。
その原因となった、鳶があぶらげ攫おうとするだけでなんの閃きも見せないアラン・リヴァルの言動を見るにつけ、既に彼のデザイナーとしての才能の泉は枯渇してしきっている印象しか持てず残念。

さて、久々の織部オンリーイベントで重かった前巻の反動のように、やはり華やぐジラソーレ祭りとなった今巻で織部は別に登場する必要は全くなかった。ただ、話が進むに連れどんどん事態が荒れてくるこの時計シリーズもまだ折り返し辺りなので次巻の結末パートで織部が必要となってくるのだろう。


そしてついにラウラたんが・・・・・(゜∀゜)

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2011年01月10日

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