あらすじ
ミッドランドとチューダーとの戦いは、鷹の団5千騎がドルドレイ城の守備軍を城より離れた場所におびきだし、キャスカ率いる一隊が城塞に潜入することに成功する。そして、時間との戦いが始まった。
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「ドラゴンころし」という大剣を持つ「黒の剣士」ガッツの壮大なる冒険。連載期間は30年を越え、アニメ化も何度もされているダークファンタジーの超大作です。
夜になるとあらゆる魔物や霊に命を狙われる宿命にあるガッツ、恐ろしい惨劇に襲われ、心を閉ざした最愛の女性キャスカ、そして、神々しいまでの美しさとカリスマ性を持った旧友にして最大の敵グリフィス。その3人が中心となって、騎士ありエルフあり魔女あり怪物ありというファンタジーの王道を描きながら、唯一無二の重厚な世界観で濃密な人間ドラマが展開します。
苦しみを背負いながらの闘いが続くシリアスな作品ですが、時折差しはさまれるコミカルなシーンも大きな魅力です。
感情タグBEST3
ガッツの旅立ち
ガッツの鷹の団を去るという決断で、キャスカやグリフィスの感情が揺さぶられる様子が珍しい。特に超然としていたグリフィスが感情的になる様は彼らしくなく、ガッツの存在がいかにグリフィスの中で特別かが分かる。
悲しくて美しい
ダークファンタジーとしてここまで完成された作品はないのではないかと思ってしまいます。ハッピーエンドになってほしいです。
決して人の夢にすがったりはしない 誰にも強いられることなく自分の生きる理由は自らが定め進んでいくもの
対等の者として友でありたかったガッツの決意と行動。そしてその結果。逃れられない運命が大きく動き出す。
読み返すならこの巻。
8,9と怒涛の展開が続くけれど。戦いの終結、宮廷と権謀術数、それぞれの思惑、見どころ多し。見逃せない場面・台詞のつまった巻でした。
凱旋と陰謀と旅立ちと
凱旋後は休戦も達成できて、100年戦争も一定、決着はついたようです。この辺は英仏の歴史などをモデルにしているのでしょうね。
宮廷内の陰謀も出てきますが、まぁあまり敵ではなくて、ガンツ・グリフィスは安泰といったところですが、ガンツはグリフィスは予定通り、グリフィスの許を去りますね。
グリフィスは信長や秀吉みたいな感じでしょうか。
三浦健太郎さん、割と少女漫画もお好きなのでしょうね、とふと思った8巻でした。
夢
「夢を持たないものは、絶望などありえない」これは現在再放送をしている連続テレビ小説「ひまわり」の中の奥田瑛二演じる弁護士の赤松が呟いた言葉。「ベルセルク」では グリフィスが夢を砕かれ絶望したのか?
Posted by ブクログ
キャスカ…色っぽくなった…(´-`)
ガッツが鷹の団を抜けるまで
ガッツとグリフィス様の勝負はすげーよかった!グリフィス様の気迫が(°Д°)すごすぎィ…!!!!
内容が詰まってる
戦いのシーンもあるし、宮廷内の陰謀の話もあるし、ガッツとグリフィスの相克の戦闘シーンもあるし。内容ギッシリだな!黄金時代編の中でもこの1巻は最高!
匿名
グリフィスの狂気が少しずつ見え隠れしていて予兆があったんだなと思いました。グリフィスにとってガッツの存在はすごく大きくなっていたからここでの別れが大きく影響したのか。
Posted by ブクログ
ドルドレイ攻略戦5,6、凱旋、栄光の瞬間、炎の墓標1,2、ある雪の夜に、旅立ちの朝1~3収録。権謀術数うずまく展開で、すっかり普通の戦記ものになって、それは面白いのだが、やはりもっとむちゃくちゃが見たい読者のため、次の巻から展開がかわるよ、という予告編つき。グリフィスとガッツの一騎打ちでしめくくり。