あらすじ
傭兵団「鷹の団」はグリフィスの許、次々と武勲をあげていた。「不死のゾッド」との死闘で傷ついたガッツにねぎらいの言葉をかけるグリフィス。これまでの人生にはなかった信頼とやさしさにふれたガッツだが!?
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「ドラゴンころし」という大剣を持つ「黒の剣士」ガッツの壮大なる冒険。連載期間は30年を越え、アニメ化も何度もされているダークファンタジーの超大作です。
夜になるとあらゆる魔物や霊に命を狙われる宿命にあるガッツ、恐ろしい惨劇に襲われ、心を閉ざした最愛の女性キャスカ、そして、神々しいまでの美しさとカリスマ性を持った旧友にして最大の敵グリフィス。その3人が中心となって、騎士ありエルフあり魔女あり怪物ありというファンタジーの王道を描きながら、唯一無二の重厚な世界観で濃密な人間ドラマが展開します。
苦しみを背負いながらの闘いが続くシリアスな作品ですが、時折差しはさまれるコミカルなシーンも大きな魅力です。
感情タグBEST3
黄金時代編という名の通り話は勝利と栄光とに彩られ、眩しくて活気に満ち溢れ、その前へ前へと進んでいくエネルギーに魅了される。彼らの夢に同乗しているようなこの興奮はなかなか味わえないものです。
ウクライナの女兵士
この物語を読んで、今戦っているウクライナの女兵士のことを思った。ある製鉄所から投降した兵士の中に女兵士もいた。彼女らは捕虜となった後、どんな運命が待ち受けているのだろう。
匿名
この巻で「キャスカ」と「グリフィス」の出会いが描かれておりより一層作中に出てくるキャラクターたちの心情を感じやすくなった
宮廷内のゴタゴタとキャスカと
グリフィス一行の出世を妬むのも当然のように出てきて、暗殺未遂事件、そしてそれに対する暗殺司令事件(巻き込まれ死者も発生)等々の発生する巻でしたね。
グリフィス一行と共にしているキャスカの過去話も良かったですね。
月夜の晩に、仲間のことを思い描き為に戦おうと剣を手にして心に誓うガッツの姿、これはかなり決まっていました。
読むのが辛くなる
この巻でグリフィスが語る夢、人生、戦友。
それを立ち聞きして自分自身の夢や人生を考え始めるガッツ。そしてそりの合わないキャスカとともに戦場での遭難。鷹の団編中盤の重要な巻です。
Posted by ブクログ
「…でも男なら、その二つを手にする前に…もう一つの貴いものに…恐らく出会っているはずです。誰のためでもない、自分が、自分自身のために成す、夢です。」(6巻 p.125)