あらすじ
魔物との戦いに突入したガッツ達。無数のトロールを相手にしたガッツは大剣を思う存分振るい、霊樹の森で出会った魔女・シールケは“魔術”で仲間を救う。魔術を目にしたガッツはその効果に驚嘆するが、それでも魔物達の攻勢は凄まじくて…。
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「ドラゴンころし」という大剣を持つ「黒の剣士」ガッツの壮大なる冒険。連載期間は30年を越え、アニメ化も何度もされているダークファンタジーの超大作です。
夜になるとあらゆる魔物や霊に命を狙われる宿命にあるガッツ、恐ろしい惨劇に襲われ、心を閉ざした最愛の女性キャスカ、そして、神々しいまでの美しさとカリスマ性を持った旧友にして最大の敵グリフィス。その3人が中心となって、騎士ありエルフあり魔女あり怪物ありというファンタジーの王道を描きながら、唯一無二の重厚な世界観で濃密な人間ドラマが展開します。
苦しみを背負いながらの闘いが続くシリアスな作品ですが、時折差しはさまれるコミカルなシーンも大きな魅力です。
感情タグBEST3
魔法大活躍
これまではガッツの大剣での戦いがメインだったが、シールケの魔法でこれまでのベルセルクとはかなり趣の異なる戦闘が繰り広げられ新鮮。ガッツは目立たず、シールケの魔法とファルネーゼの心の成長がメインの巻。
Posted by ブクログ
ファルネーゼは元々献身の精神の持ち主なんだろうね。お仕着せの権威と狭い世界の教義の中では、彼女の自由意志は常に押しつぶされて、力のはけ口が歪んでしまっていた。
生きる為に力を存分に振るうガッツには、共感を大いに含んだ憧れを抱いているように見える。流れで読んだら、この後の展開は自然に感じられました。
当時は宗旨替えも甚だしいな、くらいにしか読んでなかった気が(´д`)