【感想・ネタバレ】ゴルゴ13 (200)のレビュー

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ついに200巻に到達…

2021年04月28日

ゴルゴ13は、何百巻出ようがやるべきことはひとつ。任務を遂行すること。
今回、ゴルゴとし、命の恩人とはいえ、非常手厚いなと思えるエピソードあり。
しかし、ネームが多くて(笑)読みごたえあります。

#深い #カッコいい #シュール

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Posted by ブクログ 2021年05月01日

ゴルゴ13の200巻は2021年4月19日に発売された。第1巻から見ると、48年立つ。長い年月。ゴルゴ13は活躍している。ゴルゴ13は、1968年11月からビッグコミックで、連載が始まった。
ゴルゴ13が、SPコミックとしての第一巻が昭和48(1973)年。1973年は、ベトナム戦争が終結し、日航機...続きを読むが日本赤軍にハイジャックされ、ブルースリーが32歳で死んだ。とにかく、騒がしい時代が終わりに近ずいていた。SPコミックという小さな漫画雑誌は読みやすかった。総発行数は3億冊を超えている。暇なときに、ゴルゴ13をよく読む。とにかく、世界の裏ごとがよくわかる。
今回も、「亡者と死臭の大地」は、中国の一帯一路の重要なターゲット アフリカなのだ。
アフリカーナ国ベアム大統領と中国農業省の幹部 郭との1000万m2(1000ヘクタール、国がやるにはあまり大きくないなぁ。)の農地の貸与の調印から始まる。収穫した穀物の80%をアフリカーナ国におさめるという。小麦を100万トン(日本は2018年小麦生産量76万トン、作付面積27万ヘクタール)と言っているが、1ヘクタールで小麦5トンとったとしても、5000トンしか取れない。つまり、契約する1000万m2が少ないのだ。20万ヘクタール(2億万㎡)いる。まぁ。漫画だから、重箱の隅をつついてもしょうがない。とにかく、契約する面積がしょぼいのだ。100万トン収穫できれば、小麦相場が200ドル/トンなので、2億ドルの売り上げとなる。大統領への500万ドル+ベンツ5台の賄賂は妥当だ。中国農業省の幹部は、16ケ国との契約を結んだと言っている。鉱物資源のことも言っているが、ちょっと担当が違う。鉱物資源の方が利権は大きいと思う。中国人の多くの農業者がその国でコロニーを作っているが、クワを持って野菜を作っている。小麦も手刈りである。それもしょぼすぎるなぁ。トラックだけは多い。ゴルゴ13の農業は、まだ古いのだ。もっとコンバインなど大型化でないと100万トンはとれないよ。
反政府軍に対して、スーダンで見つけたリーシュマニア症を感染させるサシチョウバエをふりまく。サシチョウバエは蚊の約1/3の大きさと小さく羽音もしない、そして刺されると痛みを伴う。治療薬は、ペントスタム。それをゴルゴ13は持っていたが、壊れてしまう。
郭は、毛沢東の大躍進運動で、両親を飢餓でなくしていた。ゴルゴ13をやっつければ、名を上げることができると目論む。なぜアフリカに農業進出してきているのかといえば、中国の農業は危機的な状況で、①森林伐採と砂漠化②土壌の塩分障害③無許可農薬の使い過ぎ④違法な遺伝子組換えコメの普及があって食料危機を迎えるという。なるほど。うまい説明だ。
ゴルゴ13は、リーシュマニア症を抑えるために薬草を使うシャーマンを探す。ブロンニャドゥ(?)という薬草とウコン、インドセンダン、ノウクレアラティフォリアを煎じる。なるほど。寄生虫だから、インドセンダンが効きそうだ。結局、ベアム大統領と郭はゴルゴ13にやられてしまうのだ。
中国のアフリカの悪行が垣間見れるだけでも、いいが。中国のアフリカ進出を阻止するのは、ゴルゴ13だけでは足りない感じがする。まぁ、50年近く年取らずにゴルゴ13は頑張ってくいるので、なんとかなるだろう。やはり、アフリカで末端を狙うよりは、北京に派遣した方が解決は早いと思う。
パソナが、ゴルゴ13を北京に臨時派遣職員として送り、中抜きするということか。そんなアホな。
竹中平蔵、ゴルゴ13に気をつけることだ。

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