あらすじ
【狙撃のGT】中国の統一戦線を裏切った情報責任者が亡命を企てた。CIAの完全護衛の中、走る車からゴルゴは長距離列車の標的を狙うが…!?!【駅馬車の通った町】ならず者の占拠によって無法地帯と化した町を通りかかったゴルゴ。保安官を処刑しゴルゴも襲おうとした時、その銃口が火を吹いた!!【メランコリー・夏】KGBに保護されていた元英国上級公務員のスパイが追放された。その狙撃を依頼されたゴルゴは捨てられた筈の女をマークするが…!【猟官・バニングス】国際刑事警察機構はゴルゴを逮捕すべく囮捜査を計画した。偽の狙撃依頼を受けたゴルゴの銃弾は防弾ガラスに弾き飛ばされた…!!【ベイルートVIA】停戦成立を前にパレスチナゲリラの指導グループの始末を依頼されたゴルゴは、報道記者に変装しグループに潜入、その殲滅を謀る!!!【最後の間諜-虫-】スイス銀行の頭取に呼び出されたゴルゴは間一髪、その罠から逃れる。命令した暗号名・虫なる影の人物に生きるための挑戦をする!!
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おほ、
出ましたな、『スイス銀行』。
ゴルゴさん御用達^_^
自らを好き勝手に動かそうとする
全てを敵と認識して戦う。
おぉ、怖い(・_・;)
Posted by ブクログ
収録作品
○「狙撃のGT」
「さよならは再会だが…もう会うこともないだろうな。」
中国の統一線工作部の実力者からCIAに保護され亡命しようとしている王徳明の暗殺を依頼されたゴルゴ。狙撃のチャンスは、王徳明が列車に移動するわずかな時間のみ。時速100kmで走る標的相手に、一瞬の狙撃の可能性を見出したゴルゴは…
○「駅馬車の通った町」
『前に…どこかで…、会ったかな若いの!?』
ネバタ州トノパーから南東へ70kmほどいったところにある町バレンス。この小さな町では、保安官に恨みをもつ親子を中心にゴロツキ連中が暴れまわっていた。そんな町に来たゴルゴは…
○「メランコリー・夏」
「終わったよ。俺の仕事はな…」
2年間に渡ってKGBにシークレットファイルを売っていたスパイが保護されていたソ連から国外追放された。MI6のヒューム部長からこのスパイの殺害を依頼されたゴルゴはスパイが亡命の隠れ蓑に使った女ステラがいるマルタへ飛んだ。MI6は捨てた女の前に現れるはずがないと言い張るが…
○「猟官・バニングス」
『お前に鈴を…手錠をかける手段はただひとつ…』
ICPOはバニングス刑事が3年間に渡って調査したゴルゴの資料を元に、ゴルゴを逮捕するための囮捜査を計画する。バニングスはこの無謀な計画に反対し、刑事を辞職しひとりゴルゴ13へと挑む。
○「ベイルートVIA」
『おれたちを殺して…一番とくをする…のは…』
ベスト4からパレスチナ解放機構ゲリラ軍の指導グループの抹殺を依頼されたゴルゴ。全ての任務を完了したゴルゴが聞いた標的の最後の言葉は…
○「最後の間諜―虫―」
「すべておれ自身が生きるための賭けだ…」
スイス銀行を訪れたゴルゴは、金庫内の異常に気付く。頭取を問い詰める,『虫』という人間が陰で動いていることを知ったゴルゴは…
○見所
・ゴルゴ13シリーズ第3巻。1巻に6話収録は中々ないボリュームです。
・今までは組織の高官しか知らない存在のゴルゴがだんだんと町のマフィアにも浸透してきています(駅馬車の通った町)
・ベスト4(ヒューム部長・フーバー長官・オマイリー部長・キニスキー大佐)が集合する珍しい場面。
・上記の初期ゴルゴを彩るメンバーの中で遅れて登場したヒューム部長の初登場(メランコリー・夏)。
・対『虫』戦で「おれの心に初めてともった火のようなもの」と自身の心情を人に話すシーンが印象的です。