【感想・ネタバレ】ヴィンランド・サガ(4)のレビュー

あらすじ

山に火を放ち、トルケルに捕らわれたデンマークのクヌート王子を奪取することに成功したアシェラッド兵団。このまま王子を護衛しながら軍の本陣へ向かうにはイングランドを北上しなければならないが、すぐ背後からはトルケルの兵団が迫っている! 敵地のド真ん中でこの圧倒的な劣勢を切り抜けるアシェラッドの策とは……!?

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北欧を舞台にしたヴァイキングの物語。主人公・トルフィンの少年時代は、殺された父親の仇を取ることだけが生きがいでした。少年ながらに、侵略・略奪・戦争を繰り返し、その過程で人を傷つけることを平気に感じてしまう。そんな彼が、戦って、成長して、失望して、希望を見つける過程が、ゆっくりと描かれていくマンガです。
「世の中から……戦争と奴隷を失くすことは、できないもんかな…」
いつしかトルフィンは、そんな夢を口にします。
ヴァイキングとしての過去の過ちを悔いながら、殺してしまった多くの人の魂を背負って夢に進むトルフィン。彼を通じて「本当の強さとは何だろう」という問いに対する答えが、あるいは願いが、丁寧に丁寧に描かれている傑作です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

イングランド西部セヴァーン川で、ウェールズ方面に親書を送るアシェラッド。
トルケルからの追っ手をかいくぐり、アシェラッドの軍はウェールズへと入る。
ここでアシェラッドの出自が明らかになる。
島国でありながら海の向こうからの侵略を受け続けたイングランドの歴史は、日本のそれとは全く異なる。
そして、ヴァイキングもまた、残虐な侵略者に他ならないのだった。
スヴェン王の息子クヌート、キリスト教の神父ヴィリバルドなど、新しいキャラクターも定着しつつある。

1
2015年03月29日

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