あらすじ
西暦1003年以降、デンマーク・ヴァイキングによるイングランド攻撃は激化の一途をたどる。そんななかトルフィンは父の仇であるアシェラッドと行動を共にしながら進軍に参加していた。だが堅固な守備を誇るロンドンでトルフィンたちの前に立ちはだかったのは、一騎当千の戦士・トルケルだった! 知将アシェラッドと猛将トルケル。ヴァイキング最強戦士の人生が激動のうちに交錯する!!
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北欧を舞台にしたヴァイキングの物語。主人公・トルフィンの少年時代は、殺された父親の仇を取ることだけが生きがいでした。少年ながらに、侵略・略奪・戦争を繰り返し、その過程で人を傷つけることを平気に感じてしまう。そんな彼が、戦って、成長して、失望して、希望を見つける過程が、ゆっくりと描かれていくマンガです。
「世の中から……戦争と奴隷を失くすことは、できないもんかな…」
いつしかトルフィンは、そんな夢を口にします。
ヴァイキングとしての過去の過ちを悔いながら、殺してしまった多くの人の魂を背負って夢に進むトルフィン。彼を通じて「本当の強さとは何だろう」という問いに対する答えが、あるいは願いが、丁寧に丁寧に描かれている傑作です。
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Posted by ブクログ
1013年のスヴェン王によるイングランド侵攻。
ロンドン橋を護るのはシグヴァルディの弟トルケル。
トルフィンはアシェラッドの命を受け、トルケルを討つために単騎で懐に飛び込む。
攻め倦んだスヴェン王は、息子クヌートに後を任せて退いていく。
匿名
騙されたことに対してなのか、それともこんな子供がヴァイキングと一緒に人を殺していることに対してか、お母さんの悲しそうな姿が印象に残りました