松田志乃ぶのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ1作目から楽しめた作品だった。
地の文も会話文も軽めだし、
いまどきな文体で読みやすい。
テンションもオバカなんだけど、
ウィリアムもジュリエットもみんな一生懸命まじめなのが
かわいらしくて、
馬鹿にできない、憎めない。
正直、この二人のもっと進展したところを観たかった・・・!!
けど、一巻からあんまりやりすぎちゃうと、
恋愛重視の感の強いこの作品じゃ、続かないよね。。。
カボチャのバルバロッサをとても美しいものとして表現しているんだけど
カボチャのフォルムが好きな私は少しツボ。
農業好きな女の子っていいね。
バルバロッさどんなのだろう。
観てみたい。 -
Posted by ブクログ
優しくて穏やかな愛情しか知らなかった宮子が、初めて身の内に覚えた激しい感情に戸惑い、翻弄される様が、今までいかに真幸に大切に愛されてきたのかを物語っているようで、真幸の立場を思うとより切ない。
この巻でも真幸と有子姫が絡むシーンがあって、有子姫はどんどん可愛い面を真幸に見せているというのに、真幸は宮子一筋で、真幸と有子姫の仲に期待している身としては喜ぶべきか悲しむべきか迷うところだ。
宮子が次郎君とのことを悩むように、宮子のことがなかったとしても身分差から考えて、真幸にとっては有子姫との恋なんて考えもつかないことだろうとは思う。そして、有子姫が本当に真幸に惹かれているのだとしたら、(平安 -
Posted by ブクログ
ヒロインとヒーロー(名目上も実質も)が割と常識的なキャラなので気が付かなかったけど、このシリーズには変人キャラが沢山いたんだなとわかった一作。
今までは、どのキャラもキャラクターとして筋が通っているため、変わり者というより個性の強いキャラが多いと認識していた。だから、変人と言ってしまうと、ちょっと語弊があるかもしれない。
謎解き部分は珍しく宮子も真実にたどり着いたのに、いい所は全て馨子がもっていってしまうのが笑いを誘ったが、その部分の描写がちょっと慌ただしい感じだった。わざとなのか、ページ数が足りなかったのか、ちょっと判断がつかないバタバタ感があった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ有栖や要の口調、漂う雰囲気、各章にタイトルがついてるあたりが横溝正史や江戸川乱歩のジュブナイル作品を彷彿とさせた。
読んでいて、どこか懐かしい雰囲気。
それでいて、ちゃんとミステリ。
特に美女人形の話は犯人は何となく想像つきつつも目的や動機が気になって一気に読み切った。
難あるとすれば、やはり要お兄さまの性格か。
あの性格を許容できるかどうかで作品に対する印象は変わりそう。
自分は終盤まで好きになれず、ちょっと苦労した。
何度殴りたくなったか分からないという。
どちらかというと、彼に困らされていた父親の方に感情移入できた気がする。
まあ浮気癖のある父親なので、その点は信用できないけれども。 -
購入済み
アンソロジーなので
アンソロジーなので、短編としてまとまっているものは、はじめての夜のタイトルに合っていたかな?というお話で、短編というよりは物語の一部なお話は、タイトルには合っていたけれど、物足りないという感じです。
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