松田志乃ぶのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ1作目から楽しめた作品だった。
地の文も会話文も軽めだし、
いまどきな文体で読みやすい。
テンションもオバカなんだけど、
ウィリアムもジュリエットもみんな一生懸命まじめなのが
かわいらしくて、
馬鹿にできない、憎めない。
正直、この二人のもっと進展したところを観たかった・・・!!
けど、一巻からあんまりやりすぎちゃうと、
恋愛重視の感の強いこの作品じゃ、続かないよね。。。
カボチャのバルバロッサをとても美しいものとして表現しているんだけど
カボチャのフォルムが好きな私は少しツボ。
農業好きな女の子っていいね。
バルバロッさどんなのだろう。
観てみたい。 -
Posted by ブクログ
優しくて穏やかな愛情しか知らなかった宮子が、初めて身の内に覚えた激しい感情に戸惑い、翻弄される様が、今までいかに真幸に大切に愛されてきたのかを物語っているようで、真幸の立場を思うとより切ない。
この巻でも真幸と有子姫が絡むシーンがあって、有子姫はどんどん可愛い面を真幸に見せているというのに、真幸は宮子一筋で、真幸と有子姫の仲に期待している身としては喜ぶべきか悲しむべきか迷うところだ。
宮子が次郎君とのことを悩むように、宮子のことがなかったとしても身分差から考えて、真幸にとっては有子姫との恋なんて考えもつかないことだろうとは思う。そして、有子姫が本当に真幸に惹かれているのだとしたら、(平安貴族としては当たり前の範囲内だとしても、父親達の女性遍歴に関してはあまり良くは思っていないことから見て)それは真幸が宮子を一途に想っていることによる部分も大きいと思っているので、簡単に発展しても戸惑うだろうとも思う。しかも、今くらいの描写だと、私が勝手に希望しているだけで本当は伏線じゃなかったとしても別におかしくないくらい控え目な表現なので、実際問題どうなんだ!?と余計にヤキモキしてしまう。
「そうね、冗談だといって、わたしが顔もろくにおぼえていない男を暗示の力でばかみたいに好きになってしまうのを、笑ってながめていればいいわ。見世物ね。面白いわよ、きっと」
「いいわよ……わたしの初恋がどうこうなんてしょせんあなたには無関係なことなんだもの。わたしが誰を好きになろうが、結婚しようが、あなたにはどうでもいいことなのでしょう」
このあたりなんか、(自覚してるかどうかは怪しいけど)有子姫が真幸に恋情を持っているんじゃないかと思って読むと、切なさと萌えで身もだえてしまう。ちょっとだけ希望していたけど、難しいんじゃないかと思っていた蛍の宮の参戦が素晴らしく理想的な形で叶ったので、真幸と有子姫の仲の発展も同じように叶うんじゃないかと、ついつい希望的観測をしてしまうのを止められない。
史実から見ると、かなり難しそうだけど、そこは何とか曲げてどうにかなって欲しいところだ。
宮子に話を戻すと、恋心を自覚してなお、秘密を明かして傷付く次郎君を思い、気持ちを打ち明け求婚に応えられないのが切ない。そう考えるに至った経緯の構成が絶妙で、宮子の気持ちが理解できるから尚更だ。特に、次郎君の気持ちに応えられない理由に真幸を利用している、真幸の気持ちを汚していると述懐する様は、次郎君と真幸の双方に対する想いが汲み取れて心揺すぶられた。
でも、感情移入から距離をとって読者の立場から考えると、次郎君って、実は宮子の正体を何となく判ってるんじゃないかなあとか思っている。次郎君が宮子を名前――馨子で呼ばないのも、宮子の姉が全然でてきていないのも、実は伏線だったりしないのだろうか?
引きの展開は、思っていたより早く起こったのでびっくりした。一時的なものなのか、このまま床についてしまうのか、どっちだろう?
いずれにせよ、非常に先の気になる引きで、続刊が出るのが待ち遠しい。 -
Posted by ブクログ
ヒロインとヒーロー(名目上も実質も)が割と常識的なキャラなので気が付かなかったけど、このシリーズには変人キャラが沢山いたんだなとわかった一作。
今までは、どのキャラもキャラクターとして筋が通っているため、変わり者というより個性の強いキャラが多いと認識していた。だから、変人と言ってしまうと、ちょっと語弊があるかもしれない。
謎解き部分は珍しく宮子も真実にたどり着いたのに、いい所は全て馨子がもっていってしまうのが笑いを誘ったが、その部分の描写がちょっと慌ただしい感じだった。わざとなのか、ページ数が足りなかったのか、ちょっと判断がつかないバタバタ感があった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ有栖や要の口調、漂う雰囲気、各章にタイトルがついてるあたりが横溝正史や江戸川乱歩のジュブナイル作品を彷彿とさせた。
読んでいて、どこか懐かしい雰囲気。
それでいて、ちゃんとミステリ。
特に美女人形の話は犯人は何となく想像つきつつも目的や動機が気になって一気に読み切った。
難あるとすれば、やはり要お兄さまの性格か。
あの性格を許容できるかどうかで作品に対する印象は変わりそう。
自分は終盤まで好きになれず、ちょっと苦労した。
何度殴りたくなったか分からないという。
どちらかというと、彼に困らされていた父親の方に感情移入できた気がする。
まあ浮気癖のある父親なので、その点は信用できないけれども。 -
購入済み
アンソロジーなので
アンソロジーなので、短編としてまとまっているものは、はじめての夜のタイトルに合っていたかな?というお話で、短編というよりは物語の一部なお話は、タイトルには合っていたけれど、物足りないという感じです。