松田志乃ぶのレビュー一覧

  • 悪魔のような花婿8 薔薇の祭典

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    王妃との息詰まる争いもやっと決着に。
    みんなそれぞれがんばったけれど、今回はやはりイブニング・フェイスの独り舞台と言ってもいいほどの大活躍だった。

    オールド・ローズと国の盛衰にまつわる話が、意表を突いていてなかなかおもしろかった。

    宮廷の華麗な風俗の描写もこの作者ならではの表現力でとても魅力的だったけれど、そろそろジュリエットにはかぼちゃ畑でのんびりさせてあげたい気もする。

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    2013年04月08日
  • 悪魔のような花婿5 愛と誘惑の黄金宮

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    ネタバレ

    悪婿シリーズ5巻目。
    宮廷編はじまりました。
    王妃のいる王宮へ行くことになったバジル伯爵家一行の宮廷デビューはすさまじいものでした(笑)目立つことに重点を置いた彼らの登場は王宮の貴族たちの注目の的に。美形集団を前にした貴族のお嬢様たちの反応がとても面白かったです。テンション高いな(笑)と思いました。
    そんなバジル伯爵家一行たちに王妃がどんな企みをしてくるかと思いましたが、序盤はとても静か。でも、だんだんと本性見せてきましたね。入浴食・入浴宴会とかエロいってww退廃的な貴族の楽しみですね。このくだりでの貴族のお嬢様たちのテンションも高いです(笑)シリアスな展開の中にこういったお笑いの要素があるの

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    2013年03月23日
  • 悪魔のような花婿4 ダイヤモンドは淑女の親友

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    ネタバレ

    「悪婿」シリーズの短編集。

    ダイヤモンドは淑女の親友
    キスと薔薇の日々
    悪魔のレシピ
    これはかぼちゃ王国の鍵

    以上の4編が収録されています。
    この短編集から挿絵担当がCielさんに替わりました。美形がたくさん出てきます。以前よりイラストがキラキラしてます。

    本編が王宮編に入る前の短編集なのでどれも甘々な展開です。シリアスな部分もありますがちょこっとです。初代悪魔伯爵とレディ・ポムグラニットとの最初の関係ぐらいでしょうか。「キスと薔薇の日々」などは砂吐くぞ!ってぐらい甘いです(笑)「これはかぼちゃ王国の鍵」はウイリアムファンにはたまらない話かと。ちびジュリエットも可愛いです。ジュリエットの

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    2013年03月22日
  • 悪魔のような花婿3 薔薇の横恋慕

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    ネタバレ

    シリーズ第3巻。

    王妃の陰謀を阻止すべく始まった四海会談。王妃に加担している裏切り者は誰なのか分からないまま話し合いは進んでいく。そんな中、ジュリエットは三家の当主たちにまつわる陰惨な噂を耳にする。どの噂も度を超した信じがたいものばかりだったが、ある日、ヒューの紋章印が何者かに奪われてしまい、ジュリエットたちは窮地に立たされてしまう。無事に会談は終わるのか。そして、王妃と通じているのは一体誰なのか・・・。

    この巻で四海会談は終了します。次巻からは舞台は王宮へ。色々な謎が明かされて面白くなってきました。王妃はなんて狡猾なんだ。しかしヒューが不憫でなりません(笑)フラれ、操られ、彼にも救いの道

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    2013年03月17日
  • 悪魔のような花婿2 遅れてきた求婚者

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    ネタバレ

    悪魔のような花婿シリーズ2巻目。

    悪魔伯爵ウイリアムと結婚し、幸せな新婚生活を送るジュリエット。子どものままの体で成長しないという呪いを魔女カスタードにかけられたウイリアムだが、前巻でその呪いが半分だけ解除された。ジュリエットにむらむらした気持ちを抱くと途端に体が12歳の少年のものに変わってしまう、ということに・・・。けれどそんな状況にも嘆かず前向きに2人は愛を育んでいた。そんな中、王妃エヴァンジェリンがウイリアムたちの住むララバラードを手に入れるため、ある魔術をしかけてきた。自分たちの愛する土地を守るため、ララバラードの四海貴族が悪魔城に集結する。

    1巻が魔女との対決なら2巻は王家の陰謀

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    2013年03月17日
  • 悪魔のような花婿7 魔法使いの恋人

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    王妃との対決は命がけの戦いになるだろうなとは予想していたが、やはりそうなってしまった。
    しかし、一巻に収まらないためか、長さも短めでものすごくいいところで終わってしまい、残念なことこのうえない。
    早く続きを読まなくては。

    本編が短かった分、ウィリアムの両親の馴れ初めを描いた短編も収録されていて、こちらも大変おもしろかった。
    はかなげな美人のレディドーラが意外とたくましいのにびっくり。

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    2013年02月15日
  • 悪魔のような花婿 2

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    絵は相変わらず可愛いな(´∀`)原作本当読みたいです。いつか時間があるとき買いたいなあ。てかめっちゃいいとこで終わった…。続きどうなるんだろドキドキです!!アリス可愛いよお(≧▽≦)

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    2013年01月30日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 貴公子は恋の迷惑

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    後宮が幸せに満たされる中、有子姫はひとり、実らない恋を胸に秘めていた。お騒がせ乳姉妹を支え続けた、気が強くて毒舌で、でも本当は優しい有子姫の恋の行方は―。

    うぉおおお!有子さまよかったね。
    真幸とのお話がかなり胸キュンでした。本編は後宮メインの話だったので、京の外へ遠駆けとかも、新鮮でよかったです。
    最後の『蛍の宮日記』がかなりツボでした。童髪の宮さま、好きだ!
    あと、短編でやっぱり宮さまは宮子のことが少し気になっていたのね、と今さらながらに思いました。

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    2013年01月14日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 夢見るころを過ぎても

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    次郎君のそばで生きるため、身代わり姫から「本物の姫君」になる決意をした宮子。いよいよ、入内と初夜を迎えることになるが、またもや大騒動が巻き起こる。

    雅やかな香合わせが、いかにも平安!って感じでうっとりしました。
    鳩子さま、やっぱり最高。
    蛍の宮の短編はあの10倍くらいの分量を読みたかったです。蛍の宮さまのでれるところが見たかった。姫子さまに振り回されているところはかわいいけど。

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    2013年01月10日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 千年の恋人

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    四切刀をめぐる騒動が拡大する中、宮子と次郎君を庇い、深手の傷を負った真幸。これ以上、宮子に後宮で生きる重荷を負わせたくないと考えた次郎君は、宮子に別れを告げ、真幸の元に帰そうとするが。

    相変わらず真幸に涙!
    たぶん身代わり姫の話がなければ、この上なく幸せに二人で暮らしていったことが想像できるので泣けます。最後までいい男だ。

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    2013年01月09日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 寵愛の終焉

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    ついに、次郎君からはっきりと求婚された宮子。しかし、秘密を抱えた身代わり姫である自分が、東宮である彼の想いを受け入れることはできない。そんな状況に苦しむ宮子は、ある決意をする。

    五節の君と姫子さまが良い主従!
    姫子さま無敵の姫君でしょう。なんかこのまま成長したらと思うと末おそろしいです。
    それにしても有子さまがうわさに違わぬ可愛さでした。

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    2013年01月01日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 少年たちの恋戦

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    宮子の秘密に気づき、真相を究明しようとする次郎君と、宮子の帰りを待つ真幸。ふたりは偶然、文殊丸の住む邸で「名刀」をめぐる騒動に巻き込まれてしまう。初めて顔を合わせた二人だったが。

    真幸表紙だよ、表紙!と興奮した一冊。
    姫子さまにいやされつつも、恋戦にやられました。
    宮子に何もなかったら真幸と宮子が市井で慎ましやかに、でも穏やかに暮らすさまが想像できるので、切なくなります。

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    2013年01月01日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 初恋と挽歌

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    次郎君を支えるため、後宮に戻った宮子。しかし次郎君の失声の病はなかなか回復しない。市の聖の話を聞くことを薦められ、宮子と次郎君は一緒に市に向かう。だが、見知らぬ侍に襲われ、連れ去られてしまう。


    このシリーズを知らない頃、コバルトの新刊案内を見て綺麗な絵だなぁと思っていました。
    それはさておき、蛍の宮がどこまでもお世話役といいますか、そんな役回り。真幸は相変わらず頼もしく、切なく、やっぱり真幸派だなぁと再認識した一札でした。
    いや、中宮さま派かな(笑)

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    2013年01月01日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり ふたりの東宮妃

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    衝撃的な結末を迎えた百舌殿での事件。すべてが終わった今、大姫が九条家に戻ることを知る宮子。それはつまり、九条家の姫君がふたりになる事を意味していて。

    大姫が出てきてから、ハラハラしっぱなしなこのシリーズ。
    読みながら上手い展開だなぁとしみじみ思ってしまったり。
    大姫様と篝の恋が気になってしかたないです。最初のプロローグがすごく好きでした。

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    2012年12月24日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 姫盗賊と黄金の七人(後編)

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    盗賊の館である百舌殿で、連続殺人事件に巻き込まれてしまった宮子たち。一人だけ後宮に戻された宮子は、次郎君の協力を得て「五衰の鏡」探しに奮闘する。

    真幸ー!
    この巻であなたのことがもっと好きになりました。世話焼きで損な気質ですね。

    この前後編からぐっとこの物語の闇が深まり、骨太になった気がします。かなり読みごたえがありました。

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    2012年12月24日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 姫盗賊と黄金の七人(前編)

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    駆け落ちしたはずの大姫が、見つかったとの文を受け取り、真相を探るため市に出かける宮子。そこで美貌の女盗賊・竜田と再会。行動を共にするうち、想像を超えた大事件に巻き込まれて。

    真幸が今巻はけっこう活躍してくれてうれしかったです。彼の存在感が濃くなった感じがします。
    でも次郎君がいるということは………なんですよね。
    宮子がいない屋敷をきちんと手入れしているという話にほろりときましたので、それは切ないです。

    前後編だけあって、おどろおどろしさは今まででダントツでした。
    古き良きコバルトっぽさもありながら、それだけではないのがこの本です。

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    2012年12月11日
  • 悪魔のような花婿6 魔女たちの仮面舞踏会

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    副題にある仮面舞踏会は今回はなし。
    王妃との直接対決も次回へ。

    今巻では、真の敵の正体がおぼろげながらわかってきた。いかにも、強敵という感じで、ジュリエットに危険が迫るのではと心配。

    いつもよりシリアスな場面が多かったが、ウィリアムのタライの比喩が傑作だった。

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    2012年12月08日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 恋する後宮

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    後宮にあがった宮子。目立ちたくないという願いもむなしく、早速、東宮のお妃候補といわれる姫君に目をつけられる。その上、二人を囲んで、宮中全体を巻き込む一大イベントが行われることに。

    平安ものはあまり読まないのですが、このシリーズは好きです。古き良きコバルトっていう感じで。
    今回も安定して蛍の宮がかっこいい。東宮も好きですが、蛍の宮に食われている気が……。東宮のかっこいいところも見たいです!

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    2012年12月07日
  • 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 見習い姫の災難

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    身代わりの姫君となった宮子。姫君教育に悲鳴を上げていた折、“桐壺の更衣"と面会する役目を申しつけられる。…が、それは災難への入口だった。

    わりと物騒な2巻。蛍の宮がいいキャラクター。東宮との対比が好きです。

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    2012年12月07日
  • 悪魔のような花婿5 愛と誘惑の黄金宮

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    ついに、リングランド宮殿に乗り込むウィリアム一行。
    だが、敵の土俵でのけんかはやはり危険に満ちていて、とてもスリリング。
    そんな中にも、ほのぼのとしたシーンも盛り込まれていて、ファンの気持ちを和ませてくれるサービスもたっぷりある。
    王妃との対決は、ますます激化しそう。

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    2012年11月29日