高橋義孝のレビュー一覧

  • 変身

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    有名どころなので一度はと思い読破したが、どうだろう、そんなに名作といわれるほどの筆致かと言われるとちょっとわからない。もちろん奇抜な設定そのものは面白い案だと思うし、当時の文学界の常識に照らし合わせれば気を衒った話題作となるのも頷けるが、ありとあらゆるジャンルが次から次へと生まれている現代の視点から見ると、「そこまでか?」というのが正直なところ。

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    2026年06月27日
  • 変身

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    ネタバレ

    昔少し読んで内容に驚いた記憶。ちゃんと読めたのはじめて。変身してしまったグレーゴルへの態度の変わりよう。最初は良い方に進むかもしれないと僅かにも希望があったのに、最後には排除を願われる。家族の状況的にも仕方なかったのかもしれないけど、妹でさえもお世話しなくなったり、親は避けていたり、、態度の変わりようが悲しかった。

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    2026年06月19日
  • 精神分析入門(上)

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    翻訳の問題もあるが、かなり難しい本
    夢という側面から精神状態を考察するという手法は面白いが、説明が冗長的かつ組み立てられていないように思うので、理解が大変だった

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    2026年06月13日
  • 変身

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    ネタバレ

    色々と考察しがいのある小説だけど、そんな深いことは考えずに読むと、もはや一周回って笑えてくる。
    以下個人的面白ポイント↓
    ・朝起きたら虫になっているというのに、やけに冷静で、仕事の心配ばかりしている主人公
    ・息子(兄)は虫になってしまったと信じて疑わない家族
    ・母が虫の全貌を見て死にかけてしまう
    ・なぜかリンゴ(かわいい)で攻撃する父→そしてそれが後々の致命傷
    ・爽やかなハッピーエンド感
    ・この話を笑いながら朗読したらしいカフカ
    色々とツッコミたくなる場面が多すぎる。

    比喩として読んでも考えさせられることが多く面白いし、そのまんまの話として読んでもシュールなブラックコメディで面白い。いろんな楽しみ方ができる小説。

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    2026年06月05日
  • 魔の山(下)

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    長い、長い、と苦しみながら読んだ。最後に、次のようにあった。再読せねば、と思わせる大作だった。

    「私たちは君の物語を語り終えた。短くも長くもない、錬金術的な物語だった。私たちは物語のために話したのであって、君のために話したのではなかった。(中略)私たちはこんごもう君を見ることも聞くこともあるまいと考えると、眼がしらをそっと指先で押えたいような気がする。」

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    2026年05月16日
  • 若きウェルテルの悩み

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    若さゆえの情熱なのか、ウェルテルのひたむきなロッテへの愛情、狂気的になっていく心情。
    二人へのあてつけのような死はちょっと〜⁈って感じがします。
    出会ってしまった叶わぬ恋、ウェルテルよ!!

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    2026年05月14日
  • 変身

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    ネタバレ

    グ、グレーゴル、ずっとかわいそ〜〜〜〜、いいのぉ?こんなかわいそうで…
    面白さより可哀想さのほうが勝ってしまった……

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    2026年05月08日
  • 変身

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    有名な作品だったので、教養として。

    事務報告のように淡々と描写する乾いた文体。

    昨日まで一家の支柱だった主人公が虫になった途端に、家族は彼を「汚物」として扱い、最終的にその死を清々しく受け入れるが、そこに嫌悪感は感じなかった。
    主人公の境遇については理不尽だし哀れだと思うのだが、だからといって同情したり家族に怒ったりする気になれず、「人ってそんなものだよね」と納得してしまった。

    「人間の価値は、役に立つか立たないかで決まる」がテーマ?
    このテーマをどう受け取るか非常に悩ましい。そうだと言い切れるほどドライな世の中ではないと思うし、役に立たなくても全ての人間に価値があるなんて言えるほど私は優しくない。どちらかといえば同意する。特に金が絡めば、家族であろうとも役たたず=価値のない存在になると思うので。

    重い気分になりそうな話ではあるが、何かを学んだりするというより、理不尽な世界を覗き見てしまったな…という感覚が残る。

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    2026年05月03日
  • トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す

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    遠い昔、この本を原作にしたルキノ・ビィスコンテイ監督の映画を見ていて、いつか読みたいと思っていた。美少年ビョルン・アンデルセンがずっと印象に残っていた。改めて読んでみると、小説の少年とアンデルセンには全く違和感なく、彼だからこそ映画化が実現したのではないかと思う。なんて、映画中心の感想になってしまいました。

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    2025年12月09日
  • ファウスト(二)

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    え?なんで?の連続。
    ちゃんと解説を別で読まないとですね。1巻に比べて、さらに現実味がなく、比喩や風刺も減っているので純粋にストーリーを追いましたが、やっぱり、え?なんで?笑

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    2025年12月03日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ゲーテの中で最も気になっていた本。心理を言語化された内容は参考になる。人間の心の本質みたいなものが淡々と描かれている。

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    2025年10月11日
  • 若きウェルテルの悩み

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    タイトル通り、悩むウェルテルの本。
    友人への手紙という形で、偶然出会ったシャルロッテに叶わぬ恋をし、何度も思いを断ち切ろうとするも断ち切れず次第に苦悩が深まっていく様子が綴られている。一度は思いを断ち切ったことを述べながら、次の手紙でまた思い焦がれるなど、理性と本音が揺れ動いている様子がよく伝わる。それにしてもここまでアプローチされてシャルロッテはもう少し何かできなかったのか、と思えるが、ウェルテルの一人称のみなのでシャルロッテの本音は分からない。

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    2025年09月09日
  • 若きウェルテルの悩み

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    本当に『若き』人の悩みという感じだった。
    私はここまで他人に対して熱烈な気持ちを持ったことがないので、恋心については読んでいて特に共感はできなかったけど、若いときにこういうことで憤慨したり悩んだりするよなぁとところどころ思ったりもした。

    この本のせいで当時自殺者が増えたとのことだけど、確かに引き込ませるものはあるかもしれない。似たような悩みを持っている人には特に。

    ゲーテの実体験をもとに書かれているらしいことにもびっくり。

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    2025年09月06日
  • 若きウェルテルの悩み

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    短い作品だが、終末へ向かう危険な高揚感は恐ろしい。感傷的に過ぎる主人公の、急き立てられるような最期の感情の昂りは、読者にも穏やかでない感情を抱かせるのに充分だろう。
    「文章の一つ一つを丁寧に読み返して、その内部に秘められた深い意味を探ろう」と、読んでいると嫌でもそんな心境になるのではないだろうか。

    主人公の死のきっかけは、現在ではよくありそうなことだ。その出来事に極度に戸惑ったりすることは、相手側としても比較的に減っていると思われる。
    だが当時の背景に基づく三人の複雑な感情の動きを鑑みると、この小説が描いているテーマはずっしりと重い。

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    2025年05月20日
  • 若きウェルテルの悩み

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    高尚で詩的なメンヘラ日記だった。

    ロッテに出会ってからウェルテルの頭が彼女に支配されていくスピード感と臨場感が面白かった。また彼女と結ばれることは無い事実と向き合えば向き合うほど、その愛の矛先を失い狂っていく様子が恐怖をも感じさせた。と同時に、本来の愛とはこれ程までに重く、諦めのつかないものなのかもしれないと思った。

    抽象的な表現が多く中々頭に入ってこない部分もあったので、自分の国語力と理解力を磨いてもう一度リベンジしたい。

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    2025年04月11日
  • 精神分析入門(下)

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     下巻では、これまで取り上げた内容を改めて考えてまとめた続精神分析入門も収録。また、最後のほうでは、科学と宗教、哲学の違いや当時流行していたマルクス主義の問題点を取り上げるなど、フロイトの哲学、思想が垣間見える。

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    2024年12月31日
  • 精神分析入門(上)

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     本書は心理学における古典的入門書である。夢の象徴的表現は、思った以上に多彩で、性と関連されることがわかる。上巻では「エディプスコンプレックス」の言及もあり、幼児の性行動について考察される。

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    2024年11月24日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    「まるで自分の心の中をのぞくような気がする」
    自身と他者との様々な相違を受けて自信を持って、あるいは、それを見失い、行きつ戻りつということの繰り返しに明け暮れるのが、すなわち人生なのだと、僕自身それなりの年齢になった今だからこそ気づくことができたわけで、そこは“若き”ウェルテル、彼の思い、悩みについて、こんな僕ですら身に覚えがあるというか、さらにいえば身につまされるというか。物語を通して、僕と彼らとの比較において、僕は僕自身を知るわけだ。それで納得できるかどうか、もしくは納得してしまってよいものなのかどうか、まったくわからないけれど、僕はそれ以外の方法を、たぶん知らない。知らない、わからない、理解しようがない、それはつまり僕の人生経験によるものだ。相対的に、僕は自信がない。きっと裏付けとなる人生経験に乏しいからなのだろう。

    「ぼく以前でも人間はこんなに哀れなものだったんだろうか」
    連綿と紡がれ続ける数多の人生、この先百年経とうが、つまり幾重もの“若き”何某かの人生もまた、きっと哀れなものに違いない。

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    2024年10月28日
  • 若きウェルテルの悩み

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    メンヘラの日記を読まされた挙句、最後に自殺すると言うもうなんか今の時代でガチで起きたらニュースになるんでは?な感じ、でも小説だから笑って済むけど。(モデルがいるのがちょっと怖い)
    最初は読むのこれ?つまんないと思ってたら、ウェルテルがいきなりわたしとは合わない恋愛観日記始めて、それがもうなんかよくわからないけど、今で言う裏垢を覗いてる感覚でおもしろくて。
    実はお互いに気持ちがあるとかもうわたしには完全に理解ができないし、挙げ句の果てには銃撃自殺してそのあとのことも事細かーく書いてあるのが、ゾッとするけどわたしにはいい刺激、、、笑





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    2024年10月28日
  • 魔の山(上)

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    北杜夫が好きで、北杜夫が松本高校時代に望月市恵先生に薫陶を受け、トーマスマンにのめり込んだ話を何かで読み、遂に読んでみた。難しいぞ
    100分で名著のテキストも買ったので、照らし合わせながら読んでみる。

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    2024年10月13日