勝間和代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リスクについて知りたくて読書。
5月最後は勝間本で。『お金は銀行に預けるな』の続編的な位置づけとのこと。
寡頭制という言葉を初めて知る。日本は中間層が多く、平等な社会といわれる。確かに中間層の中では動きやすいのかもしれない。しかし、日本の世襲議員の多さは異常だと思う。衆議院で約25%はアメリカの約5%と比べてしまうと問題があると思わざるをえない。数字は2009年以前の数字で、政権交代でどの程度変化したのかも知りたい(p30~)。
議院内閣制の仕組み上、知事や市長経験者が首相になることはほとんどなく、議員歴も長いので政治家ではなく、政治屋と揶揄される日本。
戦後に誕生した終身雇用制度は長すぎて、神話にようになっていると感じる。20、30代の成功する機会や報酬を奪っている点は事実だと思われる。堀江貴文氏が終身雇用制はネズミ講だと発言していたことを思い出す。
私は新卒1社目の会社以外は外資系だったので、終身雇用なんて意識は非常に低く、そのため著書の本は参考になると感じることが多いのかもしれない。
デフレ不況で経済が悪化しリストラが増え、不満や不安を感じる人間が犯罪を起こすなんてニュースも見かける。デフレが将来の見通しをぼんやりとさせて人の心を暗くするのであろう。転職がしやすい制度、社会人になってからも学ぶことや訓練を受けることが当たり前の社会、セーフティネットを含めた再挑戦できる支援の充実が必要だと思う。
年齢による幸福度の推移(p61~)は初めて見る統計だが、非常にに興味深い傾向を示していると思う。他国の状況も知りたい。
いったい日本はどこから変えていけばいいのであろうか。本書の趣旨からすると大阪維新の会の目指す政策に近いようなという印象。
読書時間:約55分 -
Posted by ブクログ
成功する人は、知的好奇心が強く、自分で理論的に考える習慣のある人で学歴とは関係ないことを説明しています。
したがって、学歴がよくても、勉強することを止め、自分で情報を確かめることなく決め付けたり、過去の成功に執着している人は成功することはないということになります。
単に学歴が優秀ということを、「アカデミック・スマート」といい、人の気持ちの機敏がよくわかり、状況を的確に把握して臨機応変に判断でき、自立心が旺盛だが独りよがりではない人のことを「ストリート・スマート」いい、前者は短期間で養成が可能ですが、後者は育成に長時間かかります。
そのため、自分で継続的に興味を持つもので勉強を続け、知的好奇心をもっていろんな情報を鵜呑みにせず自分で考え、調べる習慣をどうやって付けていけばよいかをわかりやすく書かれているのでお勧めです。
ともすれば、年をとるにつれ、常識とかわかりきっていることとして考えることを止めてしまっていがちになっていることが多くなっているような気がするので、この本の視点には大いに気をつけていきたいものです。 -
Posted by ブクログ
本書をわりと熱心に読んでいたところ、身内から「カツマー」との揶揄。
一人の発言を盲信するのと同じくらい、誰彼の言うことは眉唾と除外してしまうことも、大いに見識を狭めると思うけれど、この人はそういう扱いを受けることが多いなあ。
主たる学びは
・世の中にはこういった内容の本を真剣に、そうだったのか!と読む層がいる
・そんな風にそもそも人間が異なる相手に、仕事術、という全体的なノウハウを伝える技術
特に後者に関してかなり勉強させられました。
他人と共有するのは難しい、考え方・発想、レベルの話を分かりやすく伝える技術。
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この本を読んでいたときの、象徴的なエピソードを一点。
私の鞄から覗いた本書のタイトルを見て、社会人の知人たち
「(まだ就職もしていないのに)そんな本を読むのは早いよ」
「就職三年目までは、がむしゃらに働いた方がいいらしいよ」
自分はそういう印象を受けなかったので意外だったが、
「ズルい仕事術」=「なんだか効率よく仕事を終わらせ、その分コーヒーブレイクなど取って悠々自適に暮らす方法」というイメージを抱かれるのか。「ズルい」という単語のネガティブイメージに気づいた。
ズルく働くことと、がむしゃらに働くことが一致しないのは
愚直に「まじめに」働くことが美徳、という日本人的な発想かしらん。
私が教科書やら学校の授業やらにひたすら無縁で生きてきたのは、上述のような世の中との擦り合わせを怠った結果に依るが、
そういう他者と共生する価値・方法みたいなものに、最も気付かされた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
著者は、慶応義塾大学在学中に当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得し在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上等、幅広い分野で発言をしており、SNS等で積極的にインタラクティブなコミュニケーションをとっている。
著書に「ズルい仕事術」「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」「断る力」等多数。
2006年「インディでいこう!」2008年「インディペンデントな生き方実践ガイド」では「自立」という言葉をキーワードとしてその方法を説明している。
本書は「自立」の次に必要なテーマである「相互依存」について、著書の集大成の意味を込めて記されている。
ステップとして「自立」そして「相互依存」
自立は社会活動への参加権であり、自立してこそはじめて、人も助けられるし、社会にも貢献することができる。
得意なことを中心に自立して、得意でないことについては相互依存して行けばいいという考えを示している。
相互依存とは、「共通の価値観に基づき、同一の目標の実現を目指して、複数の自立人が共生する関係」と定義している。
その「相互依存」にたどり着くまでについての実践方法を以下の2部に分けて説明がなされている。
①わたしたちはひとりで生きているのではなく、まわりの人と生かしあっている!ー自立から相互依存ー
②インターディペンデントのためのスキルを身につけよう!ー想像力を土台に、よりじょうぶな心ともっと学び続ける力をー
カツマーブームと共にアンチカツマーが存在する不思議な著者。
私は、カツマーではないものの、著者の考えから学んだことも多く、著書についてもすべてではないものの数冊読み多くの気付きを与えられた。
著者の本に限らず、書いてあることをそのまま実践しようとするとやはりそれは無理がある。各自の環境や自分のゴールを見ながら出来るところから取り入れていくということがビジネス書を活かす上の鉄則である。
多くの批判を受けながらもまだまだ活躍し続けることができているのは本書の「相互依存」がうまく機能している表れであると感じた。
本書からももちろん学ぶべきことも多かった。次のステップに進もうと思う気持ちをくれただけでも読む価値があったように思う。 -
Posted by ブクログ
【感想】
勝間独特の見方「まじめの罠」でまとめている。
小学校のときから「まじめだけが取り得」といわれつづけた自分。ふぅー。
【マインドマップ推薦→読むべき人7パターン】
?受験戦争を勝ち抜いてきた人
?ルーティンワークに疑問を持たない人
?完璧主義にこだわる人
?長時間労働に疑問を持たない人
?人気企業で働いている人
?転職や離婚に偏見がある人
?「決まり」を疑わない人
【ポイント】
42/「お上」(政府や大企業)に責任転嫁する「国民」と
そのために「無謬」を求められる「お上」の相互依存関係
↑↓
完璧主義 無謬だからこそ存在しない「PDCAサイクル」
↑↓
「PDCAサイクル」で結果を評価したがらないこそ、「まじめ」というプロセス重視になる罠
↑↓
54/減点法に支配される日本
・「クレームと過剰品質の相互依存関係」
・マスコミの漢字間違い→過剰品質(無謬性)とクレームとの変な均衡関係
56/「想定外」が繰り返された理由
・「想定外」とは、「決められたことは守っています」「平時の際に行うべき対応は
全てやりました」とアピールしているに過ぎない。
・「言い訳中心主義 = 減点法」で組み立てられている。
59/「無駄な努力」が評価される日本
・「この仕事、このやり方は意味ないよな」と感じていても、
「みんながやっているから」「これまでそうだったから」という理由で
誰も何も言わず、黙々とおこなう。
60/会議が仕事??
・会議で話し合いするのも「免責」を求める行為の一種。事前の責任のなすりあい。
71/「まじめ」に特化したことによる大局観不足
?ランク主義に染まり、価値観、視野に「多様な視点」がない。
TKK問題。人気企業には行くな。異質を排除する社会(84)。
転職・離婚への偏見。大企業信仰と持ち家信仰
?「決まり」を疑うような、問題設定能力がない
?自分自身を客観視できるようなメタ認識能力がない
世界の中心は自分」の罠(92)無駄な頑張りを見抜け
99/「まじめの罠」が当事者に与える毒害
?どんなに真面目に努力しても、努力が成果に結びつかない
→ 被害者意識の肥大化
?常に被害者意識を持つため、周りに攻撃的になる。
→ 自分を正当化する習慣
?自己欺瞞に陥り、自己を満たすために他者を差別するようになる。
122/「まじめの罠」が社会に与える毒害
?間違った努力は評価されるが、根本的な問題は全く解決しない。
→ いつもでも問題は先送りされる。
?「お上」は永遠に崇拝と批判の対象であり、持ち上げられ、叩き落される
→ リーダーシップが継続しない
?社会システム全体の自己修復力を毀損する。
140/「まじめの罠」に対する処方箋
141/「まじめ教」から抜け出した時に得られるご利益
?労働時間が短くなる
?お金が儲かるようになる
?人を非難しなくなる
?人生に満足できるようになる
143/「まじめの罠」から抜け出すためのソリューション
?失敗を恐れるな ←枠組みは自分で作れ。
?問題設定そのものを疑え
?動物的な勘、身体感覚を養え
?独立した経済力を持て
?自分のまじめさや常識を疑え
?正しい自己認識を持て
167/運をよくする方法
?チャンスを最大限に広げる
?虫の知らせを聞き逃さない
?幸運を期待する
?不幸を幸運にかえる
173/まじめ教の信者チェック
?初対面の人と10分以上会話を続けることができない。
?知らない価値観、意見をついつい批判してしまう
?努力する自分に酔う
?まじめでないのに結果を出しているひとに対して敵意を持っている
?やたらとメモをとる。話が長い
180/知恵は力
181/正しい自己認識
?私もあなたの能力も大した事ない
?完璧なんてありえない
?記録をつけよう(記憶を都合よく書き換えないために)
?対等な人間関係(アサーティブ)を心がけよう
?知識を馬鹿にしない
【目次】
はじめに
第1章 「まじめの罠」とは何か、そして、なぜ「まじめの罠」はあなたにとって危険なのか
第2章 あなたが「まじめの罠」にハマってしまうメカニズムを理解しよう
第3章 「まじめの罠」の害毒
第4章 「まじめの罠」に対する処方箋
おわりに