滑川海彦のレビュー一覧
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本書はYコンビネータ−(以下「YC」)の門を叩いた創業者の卵たち(けれども金のがちょうの可能性が高い)のドキュメンタリーだ。グレアムのカリスマ性や鋭さが感じ取れる。
「ユーザーと向き合え」「コードを書け」「週次で目標を達成しろ」「右肩上がりは素晴らしい」、YCの掲げる標榜は極めてシンプルだ。
YCの特に取り組みの素晴らしい点はシリコンバレーの生態系を箱庭的かつ人為的に生み出そうとしている点だ。シリーズAにも満たないアイデアに少額を張って尻を叩いて成長させる。このYCの仕組みであれば全世界でシリコンバレーの生態系を生み出せるかもしれない。 -
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Posted by ブクログ
本書は、昨年に15億人を越えるアクティブユーザーを抱えるに至った最大のSNSであるFacebookを創り上げたマークザッカーバーグの実像に迫ったドキュメンタリーである。
同様に彼に迫った映画『ソーシャルネットワーク』とは異なり、彼を告訴した側でなく、本人を含めたフェイスブックを実際に運営している側の人間に取材している点で大きく異なっている。そのため内容は全くの別物だが、本作は”ソーシャル・ネットワーク”というサービスの歴史からフェイスブックの各ステージまでを克明に描いている点で評価できる。
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内容:★★★★★
価格:★★★★☆
平易性: -
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Posted by ブクログ
【Facebookの全てがわかる】
Facebookの始まりから成長、そしてこれからを学ぶことが出来る本。マーク・ザッカーバーグがどういう気持ち、思いでFacebookを始めたのかがわかって面白い。
映画『ソーシャルネットワーク』も面白かったが、こちらの方がより詳細でかつ客観的に書かれている。この本はただ単のマーク・ザッカーバーグの人生についての本ではなく、またFacebookの歴史本ではなく、社会にSNSがどのような変化を与えてきたのか、もしくは与えるであろうかを述べてもいる。
『世界中の人が繋がれば、争いがなくなる』というマーク・ザッカーバーグの考え方は、必ずそうなるとは言い切れないけ -
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Posted by ブクログ
マイクロソフトがOSで世界を席巻すると、IBMがPC製造部門を中国企業に売却し、yahooのウエブページがPC利用者の主流になるかと思いきや、グーグルが強力な検索サイトで市場を独占するに至る。グーグルの社是に「邪悪になるな」とあるが、これだけ巨大企業に成長すると反グーグルなるものを待望する向きもある。そこで名乗りを上げたのがSNSで世界をつなげるフェイスブックという企業である。
フェイスブック誕生から現在に至るまでの詳細は本書に譲るとして、そんなフェイスブックにも強敵があらわれた。140文字のコミュニケーションツールで利用者が急増するツイッターというサービスが新しい。成長し続けるIT業界