滑川海彦のレビュー一覧
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効率を度外視しとにかくスピードを出す。歩留まりよりも前進。それがブリッツスケーリングだ、という話だが、読み進めていくと「あれ?」という瞬間が出てくる。
例えばAppleの戦略、あれは選択と集中ではないのだろうか、と。
効率うんぬんというより「直感に反する、スケーリングにおいて重要な意思決定と行動」、それがブリッツスケーリングの骨子なのかもしれないと自分なりに腹落ちさせた。
カルチャーを大事にする。evilにならない。
意思決定プロセスの周辺領域は驚くほどオーソドックスだ。
Nokiaの例に顕著だが、ブリッツスケーリングしたスタートアップに凋落させられるというのは現実に起こりうることだ。
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教科書的なものではなく、ブログ風に実践、現場的に業界について著したもの。
やや漠としたところがあるが、実践的なノウハウを知ることができるのは興味深い。
結局は、「人が重要なのではない、人がすべてなのだ」
創業者をどう評価できるか、ということなのだろう。
創業者への4つの質問
1.あなたは今どんな仕事をしていますか?
2.あなたはなぜこれをやっているのですか?
3.なぜ今なのか?
4・あなたの不当なまでの優位性はなにか?
投資家への4つの質問
1.この創業者はなぜこのビジネスを選んだのか?
2.この創業者はどこまで本気なのか?
3.この創業者がこのビジネスで成功するチャンスはどのくらいかー人 -
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シリコンバレーでのエンジェル投資は儲かるのでお勧めする。だが、初心者が始めるのは少々難しい。
最近は、実績あるエンジェル投資家が投資組合(シンジケート)を組成している。
まずはそこに加入し、先輩の投資を勉強しながら適度なリターンをもらう。
成功する企業は結局は創業者。重要ではなく創業者が全て。を見つけるために、以下の4つの問いかけをしている。
・あなたは今どんな仕事をしていますか?
・あなたはなぜこれをやっているのですか?
・なぜ今なら、このアイデアが成功すると思いますか?
・あなたの不当なまでの優勢は何ですか?
どのスタートアップが大成功を納めるかは誰にも分からないが、成功の見込みがない -
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ペイパルマフィアの一人、ピーターティールが創り出した奨学金プログラム、20under20。20歳未満の学生20人に「大学をやめて起業する」ための資金10万ドルを与える。
本書では、ティールフェローやシリコンバレーならではの魅力的なカウンターカルチャーを紹介している。
ー以下、メモー
高校→大学→社会人とごく平凡な人生を送ってきた私にとって、本書のそれはチャレンジングでキラキラしたものに映った。会社でのうのうと生きていると、このような突き抜けた挑戦はなかなか難しい。リスクに過敏になり、新しいことや突き抜けたことをできなくなる。たまにはこういう本を読み、刺激とエネルギーをもらうのが肝要だ。 -
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著者、ジェイソン・カラカニスは、ウーバーがまだ500万ドルぐらいの企業価値しかなかった頃に2万5000円を投資し、3億6000万ドルのリターンを得たエンジェル投資家。
本書は、80〜90%が失敗するというスタートアップ企業への投資スタンスを自身の経験から余すところなく伝えている。
一方で、起業家にとっては、投資家の思考回路や判断基準を理解することができ、資金調達時の参考にもなる。
エンジェル投資家のエンジェル投資家たるゆえんとなる貴重な本音にも触れられており、その人間臭さに良い意味でのギャップを感じた。
▼私の会ったエンジェル投資家のほとんどは、戦場に留まりたいがもはや戦うスタミナもエ -
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ネタバレ(シリコンバレーにおける)起業についての本は多く存在するが、本書はエンジェル投資家の視点で語られているという点でそれらとは一線を画している。
エンジェル投資で「稼げる」理由、エンジェル投資家として成功するための心構え、成功する創業者の見抜き方、投資〜利益確定までのプロセス、という順で本書は構成されており、どの箇所も著者の具体的な経験に裏打ちされた著者なりの見解/エピソードで(かつ、著者らしい歯に衣着せぬ物言いで)埋め尽くされている。
著者の主張の多くは実際にエンジェル投資家を目指す(可能性のある)読者を想定したものだが、そうでなくても日常の仕事で役立つような考え方もあった(機会損失、シンジケー -
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【老舗シードVCのYCに迫る!】
創業者ポール・グレアムが「アクセラレーションプログラム」と言われるのを嫌がっているので、シードVCと記述するが、このYCの登竜門をくぐり抜けた卒業生のエリートさは半端ない。
ドロップボックスやAirbnbなどのユニコーン企業が生まれているのである。一方で、ポール・グレアムが言っているように必ずしも成功するわけではないということで、実際YCの通った人の話を直に聞いたことあるが、やはりビジネスとは一筋縄にはいかないというのが見て取れる。
ある意味、ネット上で拾ってこられる情報ばかりではあるが、YCの流れやYCが求めているチームなどがわかるので、YCに応募しよう -
- カート
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試し読み
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題名を見て大体言いたいことはわかっていながら、それでも読んでみた。また読む前に目次を読んでみて、ほぼ内容も把握できた。
いきなり大きなゴールを設けて、それに向けて詳細な筋道を作って、それに沿って進めるような方法ではなく、まず思ったことを考えたことをやってみて、実際の経験や失敗を素早く体験して、素早く学習し、修正や改善、時には中止している。それをどんどん繰り返して結果的に良いものを完成させるという方式を採用して成功しているケースを紹介している。
小さなかけの原則
1.実験する
2.遊ぶ
3.没頭する
4.明確化する
5.出直す
6.繰り返す
とはいえ、やはり失敗することは基本的に嫌だという