高見浩のレビュー一覧
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ハードボイルドの王道、読んだことなかったので手に取る
ヨルシカの老人と海、聴き流してかけていたことがあったけど、これをオマージュしてたのか!と知らなかった…
ということでこれを読んだ後にもう一度聴いてみた
この本を読んで…
大魚と共に集落に戻ってくるまでのサンチアゴの孤独感とか、蓄積した身体の節々の疲労感とか、せっかく手にした大物がサメに喰われていって、苦労したものが水の泡みたいになる無力感みたいなものを感じたので、
うーん、キャッチーな曲調が個人的には響かなかった…
物語から受け取る音楽的なインスピレーションや色は、人それぞれなのだなと改めて感じる
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ネタバレ上巻でレクター博士がいよいよ本作の敵役であるヴァージャーとの対決に向かうのがこの下巻になる。
これまでのシリーズの中でレクター博士が読者の共感や魅力を集める要因の一つに、彼が抱える「理由(トラウマ)」の存在があるだろう。第二次大戦の戦時中、最愛の妹ミーシャを失ったという壮絶な過去は、彼が現在の怪物へと至る道程における一種の「免罪符」として機能しているのだ。
一方で、彼と対峙するポール・クレンドラーやメイスン・ヴァージャーといった人物からは、本作においては同情の余地が一切排除されている。特にメイスン・ヴァージャーの邪悪さは、レクターと出会う以前から完成されており、そこには酌量すべき背景が見当 -
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ネタバレジョディ・フォスターが降板してしまったために残念な結果になってしまった映画版を見たということもあり、一度小説を読んでみようと思って手に取った。上下巻に分かれている本作は、上巻では前作の最後に脱獄に成功したハンニバル・レクターがフィレンツェで事件を起こした後にアメリカに戻ってくるまでが描かれる。
先に映画を見ていることもあり、頭の中で映像と合わせながら作品を見ることができるという理由もあるが、翻訳ものとしてはかなり情景が日本人に優しいというか想像がしやすい作品となっていてスイスイと読んでいける。レクター博士が前作と比べてもよりやや人間らしいというか、クラリスに就寝なところがやや違和感があり、そ -
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ようやっと読み終わった、、、、!
元々外国の和訳を読むのが苦手(名前、地名、時代背景が分からない)なのと、上巻と比べて物語の描かれ方が違ったのに苦戦をした。上巻は主にクラリス視点で物語が進んでいたのに対して、下巻では一気に時が進んだのに加え、様々な人物の思惑や背景描写が描かれた群像のようになっていた。
上巻ではレクター博士が狂気の象徴として描かれていたのが下巻ではレクター博士の人間としての過去などの肉付け、それにメイスン、グレンドラーなど非常に現実感のある人間の中のいやらしい悪がレクター博士とは別の路線で描かれて交差していた。
最後まで進めば後は一気に読め終えた。面白い。 -
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本作はヘミングウェイの意気込みとは裏腹に発行当初から不評だったというが、確かにヘミングウェイにしては少し冗長的で、普段の力強さを感じなかった。
でもそれは、常に力強く生きてきたヘミングウェイが、戦争を経てヴェネツィアで18歳の美しい娘(アドリアーナイヴァンチッチ)と出会い、肩肘を張らず本来の不器用だが繊細なヘミングウェイに束の間戻れたからではないだろうか。本作発表と同年に「老人と海」に取り掛かったそうだ。やっと肩の力を抜いて生きようとしたヘミングウェイだったが、本作が不評だったこともあり、「俺はまだまだいけるんだぞ」と渾身の力を込めて描いた傑作が「老人と海」だったのではないか、などといったヘミ -
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植民地支配の醜悪さがきつい。
何度かヨーロッパに戻れる機会があったのに、思いとどまったクルツの心情を考えながら読む。
未開の地に西洋文明を教示、ついでに象牙で一儲けのつもりが、身も心も自らが軽蔑する蛮人以下になってしまう。身を守るために残忍にならざるを得ない、ジャングルの圧倒的な自然と、そこに住む人たちのわけのわからなさ。
多面的でいろんな読み方ができる本だと思うけれど、逐一、対比がはっきりしているのでストーリーや会話の意図はとりあえずは読み取りやすい。
例えば船に乗組員として乗せた食人族が、白人のマーロウ達を飢えていたとしても襲わなかったこと。それに比べてクルツが奥の駐在所の入り口に無数の生