高見浩のレビュー一覧

  • 老人と海(新潮文庫)

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    若い頃読んだ時の感動が、残念ながら湧き上がってくる事はなかった。老人がさまざまな困難に直面しても決して諦めず、立ち向かって行く姿は確かに勇気をもらえる。サメに魚の肉をすべて食われてしまって金になるものは何も残らなかったのに、少年に再び一緒に漁に出たいと言われるとすぐに必要な道具などの事を考える件はグッときたが、。
    なんでしょう。分かりませんが。

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    2026年05月06日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ハードボイルドの王道、読んだことなかったので手に取る
    ヨルシカの老人と海、聴き流してかけていたことがあったけど、これをオマージュしてたのか!と知らなかった…

    ということでこれを読んだ後にもう一度聴いてみた

    この本を読んで…
    大魚と共に集落に戻ってくるまでのサンチアゴの孤独感とか、蓄積した身体の節々の疲労感とか、せっかく手にした大物がサメに喰われていって、苦労したものが水の泡みたいになる無力感みたいなものを感じたので、
    うーん、キャッチーな曲調が個人的には響かなかった…
    物語から受け取る音楽的なインスピレーションや色は、人それぞれなのだなと改めて感じる

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    2026年05月05日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    下巻になりようやく展開が出てきて面白くなる。レクターの捕縛に執念を燃やすメイスンとの対決も面白い。そしてなんと言っても物語の終幕、そんな展開になるか〜といった終わり方。このモヤモヤも含めてサスペンス。

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    2026年04月23日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    自身の老いを受け入れつつ自然と闘う姿、決して言い訳をせず目の前の状況に向き合い力を出し切る様に心を揺さぶられた。

    諦めずに続けることで、「運」が向いてくるということにも気付かされた。

    ただ、この作品ならではの深みをいまいち感じ取れていないようにも思うし、時間を置いてまた読みたい作品。

    また、他のヘミングウェイ作品も読んでみたいと思わされた。

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    2026年04月22日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    タイトル通り、老人が海で巨大なカジキと格闘する話

    頑固で最近は全然釣れてない漁師のおじいさんの千載一遇の大チャンスとの我慢比べを描いた物語

    カジキに振り回されているだけではあるが、
    手に汗握る展開と目に浮かぶような海の描写で引き込まれた

    「この本を読んで洋書にハマった」と紹介されたので手に取ってみたのだけど、読んでよかった

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    2026年04月09日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    題から静謐な作品を予想していたが、良い意味で予想を裏切られた。
    ほぼ1つの舞台、1人の登場人物の構成ながら、手に汗握る物語と普遍的なメッセージが込められている。
    映画版も鑑賞してみたいが、本作を映像作品として楽しませることは難しいと思う。

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    2026年04月08日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    「老人と海」「ヘミングウェイ」
    お恥ずかしながら一度も読まずにここまで生きてきた自分にとっては、この単語の語感からはもっと穏やかな内容を想像していた。与謝蕪村の、春の海…みたいな。まさかこんなに始終むさ苦しいバトルものの内容だったなんて。別に希望を与えるようなラストじゃなかったのもまたいい。でも、人の闘志は生半可なものでは消えない、いや消しちゃいけないんだっていうのを教えられたような気持ちになりました。私もこの老人のように、自分の信念を貫く生き様にしたい。

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    2026年04月03日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    野球の話や魚の話など事細かに記してあることによって、より描写が細かくリアルさがましている。
    少年の描写においては会話の場面が多くあり、固有名詞が多くあることで知識不足の私からすると少しわかりづらいものであった。
    少年がどういう人物であるのかもう少し理解を深めたく思う。
    おじいさんは物腰が低く周りからの評価を理解している、釣りの時も自分の技量や経験をしっかり把握しきれている。
    周りに流されず自己理解が高い人物であると感じた。
    解説はまだ読めていないので、まだ分かりきっていないことがあり、解説によってまた変わっていくと思う。
    以上

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    2026年04月02日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    上巻でレクター博士がいよいよ本作の敵役であるヴァージャーとの対決に向かうのがこの下巻になる。

    これまでのシリーズの中でレクター博士が読者の共感や魅力を集める要因の一つに、彼が抱える「理由(トラウマ)」の存在があるだろう。第二次大戦の戦時中、最愛の妹ミーシャを失ったという壮絶な過去は、彼が現在の怪物へと至る道程における一種の「免罪符」として機能しているのだ。

    一方で、彼と対峙するポール・クレンドラーやメイスン・ヴァージャーといった人物からは、本作においては同情の余地が一切排除されている。特にメイスン・ヴァージャーの邪悪さは、レクターと出会う以前から完成されており、そこには酌量すべき背景が見当

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    2026年03月25日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ジョディ・フォスターが降板してしまったために残念な結果になってしまった映画版を見たということもあり、一度小説を読んでみようと思って手に取った。上下巻に分かれている本作は、上巻では前作の最後に脱獄に成功したハンニバル・レクターがフィレンツェで事件を起こした後にアメリカに戻ってくるまでが描かれる。

    先に映画を見ていることもあり、頭の中で映像と合わせながら作品を見ることができるという理由もあるが、翻訳ものとしてはかなり情景が日本人に優しいというか想像がしやすい作品となっていてスイスイと読んでいける。レクター博士が前作と比べてもよりやや人間らしいというか、クラリスに就寝なところがやや違和感があり、そ

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    2026年03月08日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ようやっと読み終わった、、、、!
    元々外国の和訳を読むのが苦手(名前、地名、時代背景が分からない)なのと、上巻と比べて物語の描かれ方が違ったのに苦戦をした。上巻は主にクラリス視点で物語が進んでいたのに対して、下巻では一気に時が進んだのに加え、様々な人物の思惑や背景描写が描かれた群像のようになっていた。
    上巻ではレクター博士が狂気の象徴として描かれていたのが下巻ではレクター博士の人間としての過去などの肉付け、それにメイスン、グレンドラーなど非常に現実感のある人間の中のいやらしい悪がレクター博士とは別の路線で描かれて交差していた。

    最後まで進めば後は一気に読め終えた。面白い。

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    2026年02月23日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    ドラマや映画は未視聴のままだけど気になってるので、とりあえず原作から。
    ハンニバル・レクター博士がやはり素晴らしい。主人公と面会するところなんかは、彼がどういう人物かあらかじめ聞いているので注意はするものの、会話がスムーズなので親しみやすく感じてしまう瞬間にはふと彼が殺人犯だったことを思い出して恐ろしくなる。

    その他の登場人物もキャラが立っているように思う。
    展開も面白かった。また読み返そう。

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    2026年02月22日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    本作はヘミングウェイの意気込みとは裏腹に発行当初から不評だったというが、確かにヘミングウェイにしては少し冗長的で、普段の力強さを感じなかった。
    でもそれは、常に力強く生きてきたヘミングウェイが、戦争を経てヴェネツィアで18歳の美しい娘(アドリアーナイヴァンチッチ)と出会い、肩肘を張らず本来の不器用だが繊細なヘミングウェイに束の間戻れたからではないだろうか。本作発表と同年に「老人と海」に取り掛かったそうだ。やっと肩の力を抜いて生きようとしたヘミングウェイだったが、本作が不評だったこともあり、「俺はまだまだいけるんだぞ」と渾身の力を込めて描いた傑作が「老人と海」だったのではないか、などといったヘミ

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    2026年02月14日
  • ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々

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    これは凄い本をよんでしまったなあ。
    エボラ出血熱についてのノンフィクションというけど、下手なホラー小説よりよっぽどこわい。
    症状が劇的で恐ろしすぎる。
    立ち向かって調査する人々に心から尊敬する。

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    2026年01月12日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    予想以上に読み易く面白かった。小説の形を取りながらも著者の実体験に基づくことを註釈が補強し、コンゴの大密林への冒険記としても楽しめる。130年前のリアルな密林や植民地支配の空気感が伝わる素晴らしい本でした。

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    2025年11月26日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    思ったより読みやすかった。アフリカの未開の地を航行したのが実体験に基づいていると知り驚いた。道理で。
    もう一回読みたい。

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    2025年11月13日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    トマスハリスの最新作。ハンニバルから離れた新たなヒロインの登場。相変わらずの猟奇性は持続しているがヒロインの爽快感が特徴か。この先も続きそうな作品。

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    2025年11月09日
  • ワシントン・ブラック

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    ブッカー賞最終候補の傑作歴史冒険ロマン。
    もう、すごかった!
    奴隷として過酷な日々を生きていた11歳の黒人少年ワッシュが、科学者ティッチと作った気球で島から抜け出し、北極を目指す。
    彼らの運命は…と、冒険小説であり、ワッシュの成長譚であり、自分自身を探す旅でもあるのだけど、奴隷制度の差別問題が終始根底にあって、ずっしり重め。
    人としての幸せとは…というのを、ずっと考えてしまう話だった。
    ドラマ化もされているみたいで、結末が違うみたいなので、そっちも気になる!

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    2025年10月26日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    植民地支配の醜悪さがきつい。
    何度かヨーロッパに戻れる機会があったのに、思いとどまったクルツの心情を考えながら読む。
    未開の地に西洋文明を教示、ついでに象牙で一儲けのつもりが、身も心も自らが軽蔑する蛮人以下になってしまう。身を守るために残忍にならざるを得ない、ジャングルの圧倒的な自然と、そこに住む人たちのわけのわからなさ。
    多面的でいろんな読み方ができる本だと思うけれど、逐一、対比がはっきりしているのでストーリーや会話の意図はとりあえずは読み取りやすい。
    例えば船に乗組員として乗せた食人族が、白人のマーロウ達を飢えていたとしても襲わなかったこと。それに比べてクルツが奥の駐在所の入り口に無数の生

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    2025年10月16日
  • 移動祝祭日

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    ネタバレ

    若き駆け出し作家になろうとする頃のパリ在住の日々。晩年、死を目前に完成したヘミングウェイが思い出を綴ったもの。
    移動祝祭日というタイトルの印象に比べると、内容は純粋で真面目で慎ましい暮らしぶりである。当時は1920年代の華やかな戦間期であって、文人や画家のきらめく才能たちと交流できたのは確かなのだが。その退廃的な気分に毒されるまでの、素朴で幸福な時代を綴ったのだろう。

    解説に種明かしがあり、実際とはいささか違うとの指摘もある。それを読んでもなお、ヘミングウェイという若者の純粋さ素朴さに感じるところのある作品だった。

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    2025年08月01日