高見浩のレビュー一覧

  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    舞台はマイアミ、船や海辺のシーンが多く、明るい情景の中に、陰惨な場面が対比され、強調される。
    犯人はレクター博士にくらべて小物感が。
    しかし、主人公のカリ・モーラは魅力的。
    この主人公でシリーズ化して、強力な敵と戦ってもらいたい。

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    2019年09月23日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    トマス・ハリスの映画は見たけど読むのは初めて。トラウマの過去を持つ主人公が、犯罪者の隠し金を狙う悪党たちの抗争に巻き込まれ、偏執狂の対象にされてしまう。そして…。出だしは淡々と読ませる感じでいたが、後半から映画にある臨場感と緊迫感を感じた。
    映画化の可能性あるかも。

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    2019年08月28日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    骨太コロンビア系サスペンスと言うべきか、コロンビアから移民してきた悲しい過去を持つカリモーラを主人公にしたサスペンス。周りを囲むドンや、異常殺人者のキャラクターがよい。ただ主役級がボンボン死んでしまうのは、びっくり。コロンビアの内戦の話や、移民の話なんてのは、あまり知らなかったので興味は持てたし、アメリカの小説といいながらも、コロンビアについてとても勉強になった。サスペンスとしては、一様な感じで取り立てて楽しめなかったのが、残念。また、よくわからないところで主体が入れ替わったり、太字になったりと、少し意味不明な翻訳もあった。

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    2019年08月26日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    うーん、ワニやエスカルゴの描写はなんで必要?
    カリのその後どうなる?中途半端な気が。
    TH作品としては緻密性な荒書きな感。

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    2019年08月18日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    マイアミに暮らす美貌のカリ・モーラは25歳。
    故国のコロンビアでの凄惨な過去を背負い、移民として働きながら、獣医になることを夢見ている。彼女は麻薬王の邸宅管理のバイトがきっかけで、屋敷に隠された金塊を狙う犯罪集団の作戦に巻き込まれ、彼らと対立する臓器密売商の猟奇殺人者シュナイダーの妄執の的になってしまう。
    極色彩の恐怖と波乱の展開に震える傑作サイコ・スリラー。
    (あらすじより)

    羊たちの沈黙で有名なトマス・ハリスの13年ぶりの新作サイコ・スリラー。

    女版ランボーの爆誕といった感じ。
    故国コロンビアの内戦中に反政府ゲリラに拉致され、ゲリラ兵として過ごした暗い過去を持つ主人公兼ヒロイン。
    ゆえ

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    2019年08月15日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    ふらふらっと立ち寄った大型書店で見かけた。えっ!トマス・ハリスの新刊?これは当然買いでしょう。

    「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」は学生時代に貪るように読んだ。ホントに懐かしくて嬉しくなる。
    トマス・ハリス御大はもう80近い。なのに、こんなテンポのよいポップなスリラー小説を書いたことに感動を覚える。

    主人公カリがとても魅力的。
    カミラ・カベロのイメージでずっと読んでました。

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    2019年08月04日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    「ハンニバル」で終わったと思ったが、続編が出ていたとは。続編というか、少年時代というパターン。
    あのレクター博士がどのように出来上がったのかと興味津々で読み終えた。
    もっとページ数があってもいいのに。

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    2019年02月09日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    このシリーズにまさかの日本文化が描かれていて驚き。最初は親近感がわいて読み進めるが、これはレクター博士の独特な性質を印象付けるためかなと思われる。

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    2019年02月09日
  • 移動祝祭日

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    みんなロストジェネレーションよ、という言葉をヘミングウェイに送った女史など、パリで出会ったアーティスト達との交流記。

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    2018年12月03日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    The Silence of The Lambs

    有名はハンニバル・レクター博士が登場する。彼とクラリスの会話シーンは面白い。

    文章が読みやすく、スラスラと読めるが推理小説ではないので注意が必要。

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    2018年10月20日
  • 移動祝祭日

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    過去の読書会課題本。著者が晩年にパリで過ごした若き日の思い出を書き溜めていたものを、その死後、妻が中心となって編集・出版したというモノ。ヘミングウェイの人柄などが見え隠れする部分が多く、そこは面白く読めた。

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    2018年04月25日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

     うむむ。上巻の熱情に比べると、個人的には地味なように思う。というか、クラリスが都合のいい女になりすぎじゃないか? 男のロマンというか、マイ・フェア・レディというか。そうして作り出された彼女に私は魅力を感じなかった。
     マーゴの方が興味深い。

    (以下若干のネタバレあり)

     しかし、概説を読むと、レクター博士シリーズとして、これまでと同じように、猟奇連続殺人事件を主軸として、レクター博士を絡ませて続けていく手法もあったはずだ。けれども、それをやめ、新たな方向性へ舵を切ったのは、確かに英断だしすごい。

     あと、この物語が私にとって物足りないのは、私の心の中に抱いていた格好いいレクター博士から

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    2018年03月10日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    クラリス…、そのラストはないだろう。
    こうなったら、もう一度グレアムに出張ってもらうしかないんじゃないの。

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    2017年11月27日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    難しい文章じゃなくてほっとしている。
    レクターが難しそうな話をしているイメージがあったので。

    レクターの周りの人間が不気味。レクターの人を壊す方の力が、立ち直らせる力になったら近くの牢の人が救われただろうに。

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    2017年08月29日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    食人(カニバリズム)を連想させる名前の通り、この作品の終盤にはハンニバル・レクターによるグルメショーがある。そこに至るまでにも様々な活劇がある。それは多くの読者が期待したものでもあるだろうし、見たくなかったものでもあると思う。厳戒房に囚われた危険でミステリアスなカリスマは、この作品で正体を晒し、ただのダークヒーローになってしまった感がある。
    ラストは映画版の方が多くの人に受け入れられるだろうが、衝撃的で革新的なのは小説のラストだろう。想像の外にあった終わり方だ。好き嫌いはあれど、この結末はすごいと思う。

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    2017年04月09日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    名作「羊たちの沈黙」の続編。トマスハリスは寡作の作家で、この続編が出るまで何年も待たなければならなかった。

    これも緊張感があって面白い作品ではあったが、ただ、期待が高すぎて少々アレだったかなというのが正直な感想。
    やはり、囚われの身でありながらその頭脳で外に影響を与えるという構図がレクターのカリスマ的魅力を生んでいたのであって、普通に動けちゃうとなるとちょっとね。その点を補うためのいくつかの新しい設定も、あまりうまくはいっていなかったような。前作と比べてしまうせいか、どうしても少し陳腐に思えた。

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    2017年04月09日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    バッファロウビル事件の終結と、静かに次に繋がる余韻。ここからハンニバルに話がとぶと思うと、もう少し間を埋める描写があってもよかったのでは。

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    2017年03月06日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    クラリスとハンニバルの邂逅。なぜハンニバルがクラリスに結果としてあれほど執着するのかはここではまだ分からず。バッファロウビルの捜査を通じて事態は走り出す。

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    2017年03月06日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    クラリスとレクター博士の関係性の終着点。メイスンの最期はショッキングなかたちだったけど、これがカルマなのか。決してハッピーエンドではない。

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    2017年03月02日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    サイコサスペンス。ミステリ。
    クラリスとレクター博士の会話が面白い。
    『森博嗣のミステリィ工作室』によると、『すべてがFになる』の冒頭は、この作品に影響を受けているらしい。
    森博嗣ファンとしても興味深い作品。下巻にも期待。

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    2017年01月18日