高見浩のレビュー一覧

  • ハンニバル(上)(新潮文庫)
    雰囲気が似通ったダン・ブラウンさんの小説はコロコロ場面が変わるけれど、こちらは1つ1つのシーンがじっくりなので、なんだか間が持たないような気分。
    通勤・通学の合間の読書には向かないかも…。

    レクター博士がどうして易々と脱獄したり、人を殺したり、別人を演じたりできるのかの説明が「レクター博士だから!...続きを読む
  • 移動祝祭日
    虚実ないまぜの回顧録。小説としておもしろいかというと微妙なところ。事前情報がない方がいいです。なんか事実ねじ曲げてる感が強くなってしまう。でも、ウッデイ・アレンの映画「ミッドナイト・イン・パリ」はちょうどこの頃のヘミングウェイを模写していると思うのでイメージの助けにはなりました。
  • 移動祝祭日
    1920年代のパリの雰囲気を感じられた。もっとヘミングウェイを読んでから、この本を読んだ方が楽しめるのかもしれない。フィッツジェラルドとのやり取りは映画になりそうだなと楽しく読んだ。
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)
    大まかな内容は私でも理解出来たし、面白い!
    しかし!クラリスもレクター博士もクロフォードも頭が良すぎて絶妙な駆け引きとか言葉の意味とか細かいところに理解が及ばなかった!
    クラリス頭の回転早すぎだろ( ˙-˙ )
    また、話の舞台がFBIなだけあってアメリカの行政に関する専門的?な言葉が多いように感...続きを読む
  • ワシントン・ブラック
    ページ数のぶ厚さは関係なく、最初から最後まで、重苦しい気分だった。

    そう思ったのは、主人公の「ジョージ・ワシントン・ブラック」の設定が少年奴隷であるのも、そうなのだが、なぜか、自由の立場になったように見える後半の方が、より重苦しさが増したように感じられて、私もワシントンの心中に入り込んだようで、憂...続きを読む
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)
    レクター博士はなにゆえ怪異な人物になったか、の興味だけでは終わらない意表をついた小説だった。

     そのひとつ、前半のヨーロッパ戦線における少年時代のハンニバルの経験は、ミーシャという妹ともに『火垂るの墓』を髣髴させる、戦争のいたましさ。これはおぞましさも加わって。

     トマス・ハリスも1940年生ま...続きを読む
  • ワシントン・ブラック
    カナダで生まれ育ったガーナ人女性が描いた作品。過酷な奴隷生活を送る少年が、雇い主の家族の一人に目をかけられて、色々と経験し、社会のあり方、仕組み、人間を知っていく内容。重々しく過激な描写は少なめで、新しい世界への、これまた過度ではない、描写が丁寧に書かれていて、とても読みやすかった。確かに黒人に生ま...続きを読む
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)
    面白い。
    間違いなく面白いんだけど、『羊たちの沈黙』に比べると、登場人物全員の魅力が下がっちゃってるかなぁ。
    レクター博士が超人的なのはいいとして、そんなら超然さを貫くか、あるいは逆にもっと俗さを出してほしい。
    クロフォードやバーニーもそれぞれが魅力減。
    挙句の果ての主人公たちの結末は、結局レクター...続きを読む
  • 移動祝祭日
    前半は余り面白く無かったですが、フィッツジェラルドの辺りは楽しく読めました☆ただ、二番目の嫁さんを完全に悪者に仕立て上げていた点は若干どうかなと思いましたが(^^;)。

    アメリカのドルが急速に価値を高めていく中、アメリカ出身の芸術家たちがこぞって物価の安い(でも文化レベルは非常に高い)フランスに集...続きを読む
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール
    生きていくことに自信を深める50のルールが記されている。
    例えば、快眠のための投資を忘れない…
    SNSには距離をおく…
    親子関係を見直してみる…などシンプルでよく聞くフレーズが書かれていました。
    大切なことは当たり前のことが多く、何も特別なことができなくても当たり前の積み重ねが成功に繋がってるんだ...続きを読む
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール
    学びポイント(本文抜粋)
    「他人に何を期待するか」ではなく、「自分に何を期待するか」なのだから。
    100%の力を出し切っていなければ、自身を偽り、傷付けていることになる。そして全力を出し切っているかどうかは、自分にしかわからない。周囲の人がなまけていても関係ない。
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)
    クレンドラーの脳を食べる(食べさせる)シーンはゾッとした。
    上流の暮らしを描くシーンにはうっとりさせられた。
    しかし結末がふに落ちない。薬の影響なのか?あと、クラリスの「ヘルメットのような髪型」はどんなものなのだろうか…笑
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)
    博士の過去

    悲しすぎる…が、今のところ、殺してはいるものの、誰も食べていないので、どこでそういう影響を受けるのかが気になる。
  • カリ・モーラ(新潮文庫)
    トマス・ハリスの新作。
    レクター博士シリーズを読んだ身としては少し刺激が足りなかった。
    もう少し、サイコパスな登場人物が居たりとハラハラするような展開にして欲しかった。
  • カリ・モーラ(新潮文庫)
    なんとトマス・ハリスの新作。しかもレクター以外の新作はデビュー作以来なので期待が大きかったが…。

    麻薬王エスコバルがマイアミの別荘に隠したとされる金を巡る悪党たちの争奪戦。

    さすがにハリスが作ったキャラだけにブラック・ユーモアと言えるほどアニメっぽい異常振りは半端ではないし、随所に描かれるガジェ...続きを読む
  • カリ・モーラ(新潮文庫)
    内容にしたら少し短すぎる印象。
    おかげでテンポはいいものの、登場人物に対するイメージが出来上がる前に物語が進んでしまう。そこが残念。
    映画にして映像があればテンポはいいのかもしれませんが。
    映画化するのかな?
  • カリ・モーラ(新潮文庫)
    トマス・ハリスのレクター無しの新作。過去の大作に比べてちょっとページ少な目ですぐに読み終わってしまうのが残念。
    しかし、テンポよくマイアミの美しい自然を舞台に犯罪組織の抗争と美女の活躍が微妙なバランスで展開され読みやすい。
    続編があっても驚かない。
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール
    ・肉体を鍛えれば、メンタルも強くなる
     トレーニングで苦難を乗りこえることで、精神力も強くなる

    ・自信は移ろいやすいから、一瞬で最高レベルにもなる

    ・嫉妬は原動力
     自分にないものが気になったら注意

    ・笑いは成功を近づける

    ・ポジティブな人生は、ポジティブな仲間がつくってくれる
     陽気で明る...続きを読む
  • カリ・モーラ(新潮文庫)
    トマス・ハリス!と飛びついて買ってしまったけど。
    期待しすぎたかもしれない。
    メインである部分はそこまで盛り上がらず最後だけやっと面白かったかなあ・・最後は特に映像にしたらドキドキ怖そう。
  • 移動祝祭日
    ミッドナイトインパリを観返したくなる。猛烈にって程ではないんだけど、パリの街でヘミングウェイとハドリーに想いを馳せながら時を過ごしてみたいと思う。