高見浩のレビュー一覧

  • 老人と海(新潮文庫)

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    再読。漁師の老人が大きなカジキマグロを仕留めるか仕留めないかの死闘を濃密に描かれた1冊。孤独もだが、それよりも死に物狂いで頑張ったのに何も得られない空虚とそれであっても志は捨てない男の心意気が重点のようだ。老いとの戦い

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    2026年05月10日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    有名だけど内容を全く知らないまま読み始めた。

    舞台は海、1人の老人vs大魚カジキの戦いが描かれる。長い間不漁が続くツイてない老人が漁に出ると、今まで見たことがないほど大きなカジキが食いついて、それを捕まえるために格闘する。

    三日三晩も1人で船にいる姿が孤独だった。
    あいつがいてくれたらなぁと元弟子の少年のことを度々思い出す場面が印象的。長丁場になる予定ではなかったこともあって食糧も水もほぼない状態が続いているところにも「生」を感じた。

    そんな限界状態でも大魚を絶対に捕まえることを決意しているのが老人ながらに漢らしかった。

    大魚との勝負に勝った帰り道、次々にサメに襲われる展開は無情だなと

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    2026年05月04日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    読んだ時の年齢によって、感じ方が変わりそう。
    20代後半の私が感じたことは、歳を重ねることで出る深みはとてもかっこいいこと、けれど終始読んでいて切ない気持ちは消えなかった。心は何も諦めていないけれど、少年がいればとか、老人の老いを感じるシーンが多いからかな。

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    2026年05月03日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    表紙買い。他の出版社の表紙もいいものばかり。

    ずっと場所が海から動かない。
    老人と少年の関係がとてもよかった。老人を尊敬もしてるし、心配もしてる。
    老人の海や生き物に対する考え方も好き。

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    2026年05月02日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    主人公は結構好きなタイプだったし、途中までの展開は悪対悪の感じでよかったけれど、レクター博士より魅力少ない殺人鬼が割と活躍せず最後さっくり退場したのがちょっと物足りない。もう少し長めな展開にしても良かったのでは。

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    2026年05月01日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    映画でみるとより楽しめそうなストーリーだと思った。アメリカって感じ。
    クラリスがかっこよくって応援したくなった。

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    2026年04月24日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    一人の男として尊敬できる老人だと思った。絶望で投げ出しそうな展開に飲まれても自分やるべき務めを自暴自棄になるでもなく果たし切った姿はかっこよかった。挑み続ける男の姿だった。

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    2026年04月19日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    面白くないわけではないがストーリーはやや単調。レクターの残忍さと瀟洒な知性は健在。翻訳は相変わらずクセがあり作品への没入感を妨げているとしか思えない。
    だってjaguarがジャグァーだよ笑

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    2026年04月10日
  • 老人と海(新潮文庫)

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     読み進めていっても、なかなかにページを捲る手のスピードが上がらなかった。今まで自分がどれだけ直接的な心理描写に依存していたのかがわかった。
     行動や状況を通して暗示的に表現している作品。私たち読者は描かれない部分を読み取ることで、より深い人物理解に到達できるのだろう。

     老人は人間存在そのものを体現し、海は人間を包み込む世界や運命を象徴している。カジキは人生を賭けて追い求める理想や誇りを示し、サメはその成果を容赦なく奪う現実の不可避性を表す。そして少年は、その経験や精神を未来へと継承する存在である。これらの関係性を通して、人間の生のあり方そのものを描いている。

     もう少し歳を重ねてから読

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    2026年04月03日
  • ワシントン・ブラック

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    カリブ海の島で生まれた奴隷の孤児が、島を脱出し、北米からヨーロッパ、アフリカまで数奇な運命に導かれ、自我の成長と差別の格差に苦しみながら、挑戦を続ける人生が描かれる。
    途中、時間の進みが速くなって、何となく物足りなく感じた。

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    2026年02月15日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    羊達の沈黙続編!

    クラスリは30を越えもう一人前の捜査官に成長に、レクター博士は行方をくらませ生活を送る。

    そんな中今なお残るクラリスの暗い過去がある中、レクター博士に対する復讐に巻き込まれるクラリス。
    クラリスはレクター博士に何かを魅せられているのか、クラリスを取り巻く環境に目が離せない。

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    2026年02月02日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    【2026年12冊目】
    彼は怪物になったのか、それとも最初から怪物だったのだろうか。医学生になったハンニバルは妹のため、そして自分自身のために、復讐を開始する――ハンニバル・レクターの過去後編。

    映画を予め観てあったので、下巻の描写はある程度頭の中に浮かんで上巻よりはまだ読みやすかったです。が、日本の要素を取り入れる確固たる理由あったんかな…なんかこうずっと違和感というか、日本である必要あったかなというのが最後までつきまといました。映画観た時も「なんか微妙やな〜」と思いましたが、原作も微妙だとは思ってませんでした、悲しい。

    翻訳者代わったのかな?と思ったんですが、「羊たちの沈黙」から変化が

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    2026年01月20日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    新潮の帯には「幻の長編」と書かれているがなんのことはない。出版当時、残念ながら好評を得られなかった作品で、このタイミングまで邦訳がなされていなかっただけである。
    第二次大戦直後の敗戦国イタリア(ヴェネチア)を舞台に、戦勝国側でありながらもヴェネチアをこよなく愛する50すぎのアメリカ陸軍大佐キャントウェルと、彼の地の若く美しい伯爵令嬢レナータの恋物語を軸にして、大佐の戦争の傷跡ひいてはこの戦争の悲惨さそのものを語ろうとする。
    大佐は心臓を患っており先がもう長くない中、ヴェネチアを訪れる。レナータも大佐の状態を承知しており、今回の逢瀬が最後になるという暗黙の了解のもとで愛を確かめ合う二人。
    彼を忘

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    2025年12月23日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    ネタバレ

    脚注25 "十九世紀の世界地図では、諸大国の領土を赤(イギリス)、青(フランス)、オレンジ(ポルトガル)、緑(イタリア)、紫(ドイツ)、黄色(ベルギー)の各色で色分けしていた。" p.204

    "油のようにねっとりとした波が大儀そうに艦をもち上げては下ろし、細いマストを揺らしている。" p.35
     これぞ目の当たりにしたものの描写と思える。想像では、こうはいかない。

    " この黒人たちが緩慢な死をとげつつあるのは、ひと目でわかった。彼らは敵でもなければ犯罪者でもなく、もはやこの世の者でもない――病いと飢えにからみとられ、緑がかった薄暗闇のなかに

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    2025年12月20日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    風景描写が細かくて、まるで自分もヴェネツィアにいふかのようだった。
    登場人物がやや多く、メインはあんまりいないけどちょい役が多いので名前を覚えるのが大変だった。内容的には好きでした。

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    2025年12月10日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    上巻としての前後半が完全に分離した構成で、下巻への期待値(レクター博士の恐怖値)がエスカレーター式に上がっていく感じが楽しめた。

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    2025年10月14日
  • 移動祝祭日

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    文豪と言われるような人の自伝みたいなのを読むと、まぁ自由よなぁと感じたりもする。もちろんどこまで本音かとか事実を述べているかは本人しか分からんけど。
    例えば子育てなんか、放置して毎日スキーしてみたり、猫が見てくれてるから大丈夫と言ってみたり。いや昔はそんなもんだなのか、奥さんからは苦情が来るのか。やっぱ後者かな。。
    とりあえずヘミングウェイに個人的な思い入れがなくても往時のパリの雰囲気がわかって面白い。概ね飲んでるわけね。
    そしていつも思うに、西洋人は便所の扱いが適度よな。。

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    2025年10月12日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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     日本縦断サイクリングに持ち込んだ本のうちの1冊が本書だ。面白く、かつ、サクサク読み進められない、というのが選択基準だ。結果、本書と『ホモ・デウス』を持ち込んだが、サイクリング中は主に『ホモ・デウス』を読んでいたので、本書は帰宅後読み進めることになった。

     映画『地獄の黙示録』の原案として知られる本書だが、私も中学生の時に観た『地獄の黙示録』が忘れられず、いつか本書『闇の奥』を読みたいと思っていた。新潮社のStar Classicsシリーズの新訳が発刊されたので、手に取ってみた。

     1800年代の欧州とアフリカの象牙交易の様子がよくわかる。なんと命の価値の低いことかと感じ入る。

     コンゴ

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    2025年09月15日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    ずっと積読にさていたけど、やっと読めた!

    やっぱり洋書?は地名や、名前に馴染みがない分内容を読み取るのに少し慣れない所が多かった。

    FBI候補生のクラリスが人の皮を剥ぐ凶悪殺人事件に元精神科医でサイコパス?危険な人物と関わりあって殺人犯を追い求める内容。

    サスペンスにホラー?スリラーの要素が含まれていて慣れないながらも面白く読み進めることができた。更に様々な人物も絡み合って上巻が終わったのでどのような展開になっていくのか楽しみ。

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    2025年08月09日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    読んだ本 ハンニバル・ライジング トマス・ハリス 20250728

     妹の復讐とハンニバルがなぜ食人を伴うサイコパスとなったのかを紐解くお話ですが、「羊たちの沈黙」を裏付けするような面白さには欠けてるな。
     そもそも復讐の仕方が普通で、なんかのスパイものみたい。殺人紳士的な不気味さに欠けるし、残虐性、嗜好性みたいなものもみられない。後のハンニバル・レクターにつながってないよな。
     なんか、食人もちょっとだし、なんだかんだ言って、豊かな愛情を受けてるってのもどうだか。結局敵はナチの協力者で、ゆがんだ人格を育てるにはひねりがありませんよ。書き直してほしいな。
     お口なしに、最後に残しといた「レッ

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    2025年07月29日