高見浩のレビュー一覧

  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    読み終わって、何故かあっさりしているなーと思った。前回が濃すぎたのかも。正直上巻を読んでいて、下巻にはきっとレクター博士らしいのが出てくるぞ、出てくるぞと期待しすぎたかな、ちょっと残念なところも。しかしながらここまで日本にこだわったのは、何故なんだろう?という疑問が始終つきまとってしまった一作。

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    2009年10月04日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    圧倒的な知性と洞察力、そしてまるで他者を自分の思考の駒のように動かすことを楽しんでいる殺人者・レクター博士。まるで彼の弟子のようなFBIのクラリス。2人の舌が痺れるようなピリピリした対話劇はとてもハラハラして面白かった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

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    2026年08月17日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    最後にやっと感動できたけど、それまでが長すぎた。一ヶ月はかかった。
    次に読む機会があれば短時間で読んで理解したいと思う、

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    2026年08月16日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    あらすじには「植民地主義の闇を凝視した」とあるが、現代の感覚としては、コンゴの"原始人"たちへの眼差しには十分に植民地主義的な上から目線を感じるように思う。ただ当時としては、野蛮人を「啓蒙」するのだという白人たちの酔いに同調せずにかなり引いた態度を取っているだけ、ニュートラルな姿勢だったとは言えるのだろう。

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    2026年08月08日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ヨルシカの同タイトルの楽曲をきっかけに興味を持ち、読み終えた。会話文が少なくその点の読み進めづらさはあったが、その分情景描写が細かく、読んでいる時はいつも大海の景色が浮かんでいた。一人の老人が孤独な海の上でどんな困難にも全身で立ち向かう姿、そしてその姿は誰にも見られることがない、さらに気付いてももらえないかもしれないというような残念さも秘めながら、それでも乗り越えてきたところに、現代社会に生きる人間の姿が映っているようにも思えた。すべて読み終えてからヨルシカの“老人と海”を聴くと、よくわからなかった歌詞を自分なりに解釈できるようになり、曲の理解をさらに深めることができ面白かった。

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    2026年08月03日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    「めっちゃジョジョっぽいから」と会社の同期に勧められて読み始めた。最初は、別ににジョジョっぽさは感じないけどな……と疑い半分で読んでいたのだが、カジキとの決着がついた後の描写を読み進めながら「なるほどね……」と納得してしまった。結果だけ見れば老人は敗者になるのかもしれない。でも、彼はその過程で最も意味のあることを獲得し、そして成し遂げたのだと思う。

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    2026年07月31日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    古典的作品にもチャレンジ。
    生活の糧としてカジキを獲るが、カジキを狙うサメとは闘う。どちらも命を奪うことに変わりはないが、老人の感じ方が全く違うわけで。
    大きな魚を揚げたいと、まだ捨てられない虚栄心、海での場面に応じた判断力と素早い対応、あの子がいてくれたらなぁ、と何度も呟いてしまう寂しさ。

    老人にとって海は人生そのものだっただろうし、それにしても、果てしない漁になってしまったよな、と思うなど。

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    2026年06月27日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    初ヘミングウェイ。
    勝手な思い込みでヘミングウェイってもっと堅苦しい教訓めいた話を書く人だと思ってました。(文豪と言われる人々に対する偏見)
    分かりやすくて読みやすいし、独りきりで舟にいる故に気持ちがカジキに向いたり鳥や海、風、過去、少年に向いたりと移ろい行く様が「独りあるある」で、予想以上に楽しめました。
    ずいぶん前に映画化されているとの事ですが、このほぼ老人の独白で成り立っている小説がどのように映像化されているのか気になります。

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    2026年06月22日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    若い頃に読んだ時は何度か挫折した作品。
    魚釣りの話じゃん!って笑
    でもある程度年齢を重ねると人生はうまく行かないことの繰り返しだけどどう闘うか、結果が伴わなくてもその繰り返しだっていうことがよくわかって、老人の思いに共感することができた。
    叩き潰されても這い上がるだけ。
    これが出来るかどうか。

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    2026年06月20日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    サンチアゴの気持ちの語りが魅力的。まだまだ諦めるなと自分に言って聞かせ、実際にどんな状況になっても諦めないところがかっこいい。
    一緒に漁に出ている気分になって楽しい。
    取りたての魚を捌いて食べるところがなんともおいしそう。塩やライムがなくてあんまりだと言ってるけど、それでもおいしそう。
    最後には大魚のカジキへの愛着を自分も感じていた。

    少年が本当にかわいくて彼が出てくるシーンは読んでてニコニコしてしまう。一緒にまた漁に出てほしいなあ。

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    2026年06月09日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    映画『地獄の黙示録』の原作といわれる。

    ある船乗りが過去に経験したアフリカ中央への旅を語るという形で冒頭が始まる。そして最後まで一人語りのままつづくとは。

    大航海時代の列強の植民地支配に関して学べるかと思って読んだがただの船員の一人称視点での探検記という中身なのであまり知識が深まることはなかった。

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    2026年05月21日
  • 移動祝祭日

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    作家ヘミングウェイが若き頃、1920年代に過ごしたパリの様子を後年書き記したもの。
    戦間期の当時のパリでは多方面の才能が集い、『ユリシーズ』のジョイスやピカソとも交流があったとか。

    この本のストーリーはそれほど強い印象を受けず、
    フィッツジェラルドとの旅の様子などは心地良く読んだが、
    色々と思うところが生じたのは、読後にヘミングウェイの生涯について知ったことだった。
    (以下、本著とは直接関係ない内容)

    ヘミングウェイはパリ生活中から評価を受け、後年ノーベル平和賞を得た、名実ともなう大作家だ。
    しかしながら、その生涯は猟銃自殺という非業の形で終えられている。

    ネットで簡単に検索した限りの情

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    2026年05月20日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    主人公は結構好きなタイプだったし、途中までの展開は悪対悪の感じでよかったけれど、レクター博士より魅力少ない殺人鬼が割と活躍せず最後さっくり退場したのがちょっと物足りない。もう少し長めな展開にしても良かったのでは。

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    2026年05月01日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    映画でみるとより楽しめそうなストーリーだと思った。アメリカって感じ。
    クラリスがかっこよくって応援したくなった。

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    2026年04月24日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    面白くないわけではないがストーリーはやや単調。レクターの残忍さと瀟洒な知性は健在。翻訳は相変わらずクセがあり作品への没入感を妨げているとしか思えない。
    だってjaguarがジャグァーだよ笑

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    2026年04月10日
  • ワシントン・ブラック

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    カリブ海の島で生まれた奴隷の孤児が、島を脱出し、北米からヨーロッパ、アフリカまで数奇な運命に導かれ、自我の成長と差別の格差に苦しみながら、挑戦を続ける人生が描かれる。
    途中、時間の進みが速くなって、何となく物足りなく感じた。

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    2026年02月15日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    羊達の沈黙続編!

    クラスリは30を越えもう一人前の捜査官に成長に、レクター博士は行方をくらませ生活を送る。

    そんな中今なお残るクラリスの暗い過去がある中、レクター博士に対する復讐に巻き込まれるクラリス。
    クラリスはレクター博士に何かを魅せられているのか、クラリスを取り巻く環境に目が離せない。

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    2026年02月02日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    【2026年12冊目】
    彼は怪物になったのか、それとも最初から怪物だったのだろうか。医学生になったハンニバルは妹のため、そして自分自身のために、復讐を開始する――ハンニバル・レクターの過去後編。

    映画を予め観てあったので、下巻の描写はある程度頭の中に浮かんで上巻よりはまだ読みやすかったです。が、日本の要素を取り入れる確固たる理由あったんかな…なんかこうずっと違和感というか、日本である必要あったかなというのが最後までつきまといました。映画観た時も「なんか微妙やな〜」と思いましたが、原作も微妙だとは思ってませんでした、悲しい。

    翻訳者代わったのかな?と思ったんですが、「羊たちの沈黙」から変化が

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    2026年01月20日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    新潮の帯には「幻の長編」と書かれているがなんのことはない。出版当時、残念ながら好評を得られなかった作品で、このタイミングまで邦訳がなされていなかっただけである。
    第二次大戦直後の敗戦国イタリア(ヴェネチア)を舞台に、戦勝国側でありながらもヴェネチアをこよなく愛する50すぎのアメリカ陸軍大佐キャントウェルと、彼の地の若く美しい伯爵令嬢レナータの恋物語を軸にして、大佐の戦争の傷跡ひいてはこの戦争の悲惨さそのものを語ろうとする。
    大佐は心臓を患っており先がもう長くない中、ヴェネチアを訪れる。レナータも大佐の状態を承知しており、今回の逢瀬が最後になるという暗黙の了解のもとで愛を確かめ合う二人。
    彼を忘

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    2025年12月23日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    ネタバレ

    脚注25 "十九世紀の世界地図では、諸大国の領土を赤(イギリス)、青(フランス)、オレンジ(ポルトガル)、緑(イタリア)、紫(ドイツ)、黄色(ベルギー)の各色で色分けしていた。" p.204

    "油のようにねっとりとした波が大儀そうに艦をもち上げては下ろし、細いマストを揺らしている。" p.35
     これぞ目の当たりにしたものの描写と思える。想像では、こうはいかない。

    " この黒人たちが緩慢な死をとげつつあるのは、ひと目でわかった。彼らは敵でもなければ犯罪者でもなく、もはやこの世の者でもない――病いと飢えにからみとられ、緑がかった薄暗闇のなかに

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    2025年12月20日