高見浩のレビュー一覧

  • 老人と海(新潮文庫)

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    初ヘミングウェイ。
    勝手な思い込みでヘミングウェイってもっと堅苦しい教訓めいた話を書く人だと思ってました。(文豪と言われる人々に対する偏見)
    分かりやすくて読みやすいし、独りきりで舟にいる故に気持ちがカジキに向いたり鳥や海、風、過去、少年に向いたりと移ろい行く様が「独りあるある」で、予想以上に楽しめました。
    ずいぶん前に映画化されているとの事ですが、このほぼ老人の独白で成り立っている小説がどのように映像化されているのか気になります。

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    2026年06月22日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    若い頃に読んだ時は何度か挫折した作品。
    魚釣りの話じゃん!って笑
    でもある程度年齢を重ねると人生はうまく行かないことの繰り返しだけどどう闘うか、結果が伴わなくてもその繰り返しだっていうことがよくわかって、老人の思いに共感することができた。
    叩き潰されても這い上がるだけ。
    これが出来るかどうか。

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    2026年06月20日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    サンチアゴの気持ちの語りが魅力的。まだまだ諦めるなと自分に言って聞かせ、実際にどんな状況になっても諦めないところがかっこいい。
    一緒に漁に出ている気分になって楽しい。
    取りたての魚を捌いて食べるところがなんともおいしそう。塩やライムがなくてあんまりだと言ってるけど、それでもおいしそう。
    最後には大魚のカジキへの愛着を自分も感じていた。

    少年が本当にかわいくて彼が出てくるシーンは読んでてニコニコしてしまう。一緒にまた漁に出てほしいなあ。

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    2026年06月09日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    「毎日が新しい日だ。運が向けばいうことはない」という言葉が特に印象に残った。
    とてもシンプルな言葉なのに、不思議と前向きな力を持っていて、読んでいて心にすっと入ってきた。未来を悲観しすぎず、その日その日を生きていくことの大切さを感じさせられる、素敵な言葉だと思った。

    物語全体を通して、海の描写がとても美しかった。
    静かに広がる海や、空一面に広がる星空の情景が丁寧に描かれていて、読んでいると心が少しずつほぐれていくような感覚があった。一つ一つの文章が詩のようで、派手な表現ではないのに深く心に残る。自分自身もその海の上にいて、同じ景色を眺めているような気持ちになれた。

    終盤、老人がサメの群れと

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    2026年05月23日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    映画『地獄の黙示録』の原作といわれる。

    ある船乗りが過去に経験したアフリカ中央への旅を語るという形で冒頭が始まる。そして最後まで一人語りのままつづくとは。

    大航海時代の列強の植民地支配に関して学べるかと思って読んだがただの船員の一人称視点での探検記という中身なのであまり知識が深まることはなかった。

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    2026年05月21日
  • 移動祝祭日

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    作家ヘミングウェイが若き頃、1920年代に過ごしたパリの様子を後年書き記したもの。
    戦間期の当時のパリでは多方面の才能が集い、『ユリシーズ』のジョイスやピカソとも交流があったとか。

    この本のストーリーはそれほど強い印象を受けず、
    フィッツジェラルドとの旅の様子などは心地良く読んだが、
    色々と思うところが生じたのは、読後にヘミングウェイの生涯について知ったことだった。
    (以下、本著とは直接関係ない内容)

    ヘミングウェイはパリ生活中から評価を受け、後年ノーベル平和賞を得た、名実ともなう大作家だ。
    しかしながら、その生涯は猟銃自殺という非業の形で終えられている。

    ネットで簡単に検索した限りの情

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    2026年05月20日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    後書きがとても興味深い作品でした。
    訳者の文学に関する知識が深く、作品の前提知識や時代背景を理解していれば、より名作として評価される理由が分かるのだろうと感じました。

    一方、小説本編については、船内で起こっている出来事の臨場感はしっかり伝わってきましたが、個人的には次々とページをめくりたくなるような感覚はあまり湧きませんでした。

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    2026年05月20日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    こちらの訳が分かりやすそうなので読みました。読みやすかったですが私には刺さらなかったです。魚も老人も全力で闘うけど最終的に無力感がありました。名作なので主人公側が勝って終わるのかなと思っていたので意外でした。また色々経験したら面白みが増すのかもしれないです。
    名作と出会えたヨルシカに感謝です。

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    2026年05月10日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    再読。漁師の老人が大きなカジキマグロを仕留めるか仕留めないかの死闘を濃密に描かれた1冊。孤独もだが、それよりも死に物狂いで頑張ったのに何も得られない空虚とそれであっても志は捨てない男の心意気が重点のようだ。老いとの戦い

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    2026年05月10日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    主人公は結構好きなタイプだったし、途中までの展開は悪対悪の感じでよかったけれど、レクター博士より魅力少ない殺人鬼が割と活躍せず最後さっくり退場したのがちょっと物足りない。もう少し長めな展開にしても良かったのでは。

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    2026年05月01日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    映画でみるとより楽しめそうなストーリーだと思った。アメリカって感じ。
    クラリスがかっこよくって応援したくなった。

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    2026年04月24日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    面白くないわけではないがストーリーはやや単調。レクターの残忍さと瀟洒な知性は健在。翻訳は相変わらずクセがあり作品への没入感を妨げているとしか思えない。
    だってjaguarがジャグァーだよ笑

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    2026年04月10日
  • ワシントン・ブラック

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    カリブ海の島で生まれた奴隷の孤児が、島を脱出し、北米からヨーロッパ、アフリカまで数奇な運命に導かれ、自我の成長と差別の格差に苦しみながら、挑戦を続ける人生が描かれる。
    途中、時間の進みが速くなって、何となく物足りなく感じた。

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    2026年02月15日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    羊達の沈黙続編!

    クラスリは30を越えもう一人前の捜査官に成長に、レクター博士は行方をくらませ生活を送る。

    そんな中今なお残るクラリスの暗い過去がある中、レクター博士に対する復讐に巻き込まれるクラリス。
    クラリスはレクター博士に何かを魅せられているのか、クラリスを取り巻く環境に目が離せない。

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    2026年02月02日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    【2026年12冊目】
    彼は怪物になったのか、それとも最初から怪物だったのだろうか。医学生になったハンニバルは妹のため、そして自分自身のために、復讐を開始する――ハンニバル・レクターの過去後編。

    映画を予め観てあったので、下巻の描写はある程度頭の中に浮かんで上巻よりはまだ読みやすかったです。が、日本の要素を取り入れる確固たる理由あったんかな…なんかこうずっと違和感というか、日本である必要あったかなというのが最後までつきまといました。映画観た時も「なんか微妙やな〜」と思いましたが、原作も微妙だとは思ってませんでした、悲しい。

    翻訳者代わったのかな?と思ったんですが、「羊たちの沈黙」から変化が

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    2026年01月20日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    新潮の帯には「幻の長編」と書かれているがなんのことはない。出版当時、残念ながら好評を得られなかった作品で、このタイミングまで邦訳がなされていなかっただけである。
    第二次大戦直後の敗戦国イタリア(ヴェネチア)を舞台に、戦勝国側でありながらもヴェネチアをこよなく愛する50すぎのアメリカ陸軍大佐キャントウェルと、彼の地の若く美しい伯爵令嬢レナータの恋物語を軸にして、大佐の戦争の傷跡ひいてはこの戦争の悲惨さそのものを語ろうとする。
    大佐は心臓を患っており先がもう長くない中、ヴェネチアを訪れる。レナータも大佐の状態を承知しており、今回の逢瀬が最後になるという暗黙の了解のもとで愛を確かめ合う二人。
    彼を忘

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    2025年12月23日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    ネタバレ

    脚注25 "十九世紀の世界地図では、諸大国の領土を赤(イギリス)、青(フランス)、オレンジ(ポルトガル)、緑(イタリア)、紫(ドイツ)、黄色(ベルギー)の各色で色分けしていた。" p.204

    "油のようにねっとりとした波が大儀そうに艦をもち上げては下ろし、細いマストを揺らしている。" p.35
     これぞ目の当たりにしたものの描写と思える。想像では、こうはいかない。

    " この黒人たちが緩慢な死をとげつつあるのは、ひと目でわかった。彼らは敵でもなければ犯罪者でもなく、もはやこの世の者でもない――病いと飢えにからみとられ、緑がかった薄暗闇のなかに

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    2025年12月20日
  • 河を渡って木立の中へ(新潮文庫)

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    風景描写が細かくて、まるで自分もヴェネツィアにいふかのようだった。
    登場人物がやや多く、メインはあんまりいないけどちょい役が多いので名前を覚えるのが大変だった。内容的には好きでした。

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    2025年12月10日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    上巻としての前後半が完全に分離した構成で、下巻への期待値(レクター博士の恐怖値)がエスカレーター式に上がっていく感じが楽しめた。

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    2025年10月14日
  • 移動祝祭日

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    文豪と言われるような人の自伝みたいなのを読むと、まぁ自由よなぁと感じたりもする。もちろんどこまで本音かとか事実を述べているかは本人しか分からんけど。
    例えば子育てなんか、放置して毎日スキーしてみたり、猫が見てくれてるから大丈夫と言ってみたり。いや昔はそんなもんだなのか、奥さんからは苦情が来るのか。やっぱ後者かな。。
    とりあえずヘミングウェイに個人的な思い入れがなくても往時のパリの雰囲気がわかって面白い。概ね飲んでるわけね。
    そしていつも思うに、西洋人は便所の扱いが適度よな。。

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    2025年10月12日