高見浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
当時この本を深夜に読んでたのだが ハンニバル・レクター博士の子供時代のあまりに残酷な場面では思わずベッドで寝て読んでられなくてリビングに移動してしまった。カニバリズムはなにかの儀式で生まれてきたのだろうか。それとも飢餓の苦しみで人が狂気に陥ったために?この本の中では飢餓だけどレクターが狂気に堕ちてしまった瞬間が苦しかった。復讐劇の被害者にたいして心が全然痛まなかった。
日本をそこまで重要視しなくってもと思うほど異国の変な日本が 時に情緒的に描かれている。映画の紫夫人は日本人に演じてほしかったなぁ。
ひじょうに痛い1冊だがレクター・ファンは読まねばいけない。
映画はいまだに観れない。
主演のギ -
Posted by ブクログ
前3作と比べると、ちょ〜っと規模が小さいかな〜って感じもしますが。
『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』に比べると、犯行も華麗さを欠くところも見受けられますが、その分若いのでアクションもあったりします。
子供の頃から並外れた知的成長をみせるハンニバル。
何不自由なく幸せな生活を送っていたのに、戦争によって全てを失ってしまう。戦争さえなければ、必ず大物になっただろうと思わずにはいられません。まあ、“人喰いレクター”も大物ですけど。
戦争によって、彼の中で何かが変わってしまったのは事実。叔母である紫夫人を侮辱した相手を、まだ13歳だというのに、淡々と殺してしまう。しかも罪悪感無し。 -
Posted by ブクログ
読み進めていっても、なかなかにページを捲る手のスピードが上がらなかった。今まで自分がどれだけ直接的な心理描写に依存していたのかがわかった。
行動や状況を通して暗示的に表現している作品。私たち読者は描かれない部分を読み取ることで、より深い人物理解に到達できるのだろう。
老人は人間存在そのものを体現し、海は人間を包み込む世界や運命を象徴している。カジキは人生を賭けて追い求める理想や誇りを示し、サメはその成果を容赦なく奪う現実の不可避性を表す。そして少年は、その経験や精神を未来へと継承する存在である。これらの関係性を通して、人間の生のあり方そのものを描いている。
もう少し歳を重ねてから読