高見浩のレビュー一覧

  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    ハンニバル・レクターシリーズ第四作。
    ハンニバルが、怪物に生まれ変わるまでを描いた本作。
    上巻は、これから始まる壮絶な復讐劇を匂わせて終了。
    下巻が楽しみ。

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    2012年01月29日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    人食いハンニバルの誕生秘話。並はずれて聡明で、家族の愛に育まれて育った彼が出会ったもの。そしてその変貌。いじめっこや愛する叔母を侮辱した男への冷ややかな鉄槌には背筋が寒くなると同時に爽快感が(笑)。そしてドイツ協力者たちへの復讐も始まるのか。楽しみになってきました。ハンニバルという存在は理解はできないですが畏敬を感じてしまいます。ほんと魅力的です。

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    2012年01月20日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    レッド・ドラゴン、羊たちの沈黙よりも内容が、濃密になり、膨大な情報によるダレもなく、大変興味深い内容。下巻への長大な前振りです。

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    2011年12月31日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    「お互いに、掛け値のない本音で話し合ってもいいですか?」「もちろん」「ポール・モマンが死んだこと、あなたは本当に残念に思っていますか?」 (P186)
    ココ、心の内にゾワっとくる。

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    2011年06月24日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    このシリーズは好きで全部読んでいます.
    ハンニバルの生い立ちがわかり面白いのですが,紫夫人が日本人がみるとちょっとアレですよね...
    その部分がとても惜しいです.

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    2011年04月02日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    このシリーズは好きで全部読んでいます.
    ハンニバルの生い立ちがわかり面白いのですが,紫夫人が日本人がみるとちょっとアレですよね...
    その部分がとても惜しいです.

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    2011年04月02日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    2010/4/17再読
    上巻は昔読んだ1回目の印象が強くて、さらさら読んでしまった。
    好きなことには変わりは無い。
    この作品で描かれるハンニバルの内面(の成長?)は映画では表現しようが無い。映画もかっこよかったけど。

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    2010年04月19日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    当時この本を深夜に読んでたのだが ハンニバル・レクター博士の子供時代のあまりに残酷な場面では思わずベッドで寝て読んでられなくてリビングに移動してしまった。カニバリズムはなにかの儀式で生まれてきたのだろうか。それとも飢餓の苦しみで人が狂気に陥ったために?この本の中では飢餓だけどレクターが狂気に堕ちてしまった瞬間が苦しかった。復讐劇の被害者にたいして心が全然痛まなかった。
    日本をそこまで重要視しなくってもと思うほど異国の変な日本が 時に情緒的に描かれている。映画の紫夫人は日本人に演じてほしかったなぁ。
    ひじょうに痛い1冊だがレクター・ファンは読まねばいけない。

    映画はいまだに観れない。
    主演のギ

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    2010年03月21日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    言わずと知れた『羊たちの沈黙』の続編。
    1988年に発表された『羊たちの沈黙』は、アメリカを騒がす連続猟奇殺人事件と犯人を追う新米FBI女性捜査官・クラリス、そして彼女に助言を与える天才心理学者にして食人鬼のレクター博士を描いた物語。現実世界でも増えつつあった猟奇殺人と当時としては珍しかったプロファイリングという手法を初めて本格的に扱ったこと、そして何よりレクター教授の強烈なキャラクター性によって、まさにサイコスリラー・ホラーの歴史を一変させた。ついでに言うと、優れた心理学者・臨床心理医は初見で相手の略歴を言い当てるもんだという誤解を流布させた。そんなことしません。


    題名の通り、およ

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    2009年10月04日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    前3作と比べると、ちょ〜っと規模が小さいかな〜って感じもしますが。
    『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』に比べると、犯行も華麗さを欠くところも見受けられますが、その分若いのでアクションもあったりします。

    子供の頃から並外れた知的成長をみせるハンニバル。
    何不自由なく幸せな生活を送っていたのに、戦争によって全てを失ってしまう。戦争さえなければ、必ず大物になっただろうと思わずにはいられません。まあ、“人喰いレクター”も大物ですけど。
    戦争によって、彼の中で何かが変わってしまったのは事実。叔母である紫夫人を侮辱した相手を、まだ13歳だというのに、淡々と殺してしまう。しかも罪悪感無し。

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    2009年10月07日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    読みやすかった。映画より丁寧な描写。…当たり前か。でも逆に映像を思い浮かべられないと面白くないかも。歌のメロディを忘れてしまっているのが残念。

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    2009年10月19日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    読み終わって、何故かあっさりしているなーと思った。前回が濃すぎたのかも。正直上巻を読んでいて、下巻にはきっとレクター博士らしいのが出てくるぞ、出てくるぞと期待しすぎたかな、ちょっと残念なところも。しかしながらここまで日本にこだわったのは、何故なんだろう?という疑問が始終つきまとってしまった一作。

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    2009年10月04日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    とても壮大な冒険記のように感じた。実際には3日間の死闘の漁なのだが、老人の心の中での変化や人間らしさが美しく描かれていた。正直まだわたしはこの物語を面白いと言い切れるほど育っていないなとも思ったが、読み終わったあとの遥けさというような余韻は心地よいものだった。分かりやすくいうと寂しい悲しい気持ちになった。この本を読んだ大半の時間はヨルシカの『 老人と海』を聞いていた。漁で、カジキと進んでいるときには当てはまらないような穏やかな音楽が、読み終わったあとの余韻にマッチしているような気がした。もう一度、大人になって読みたいと思った。

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    2025年11月21日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    上巻としての前後半が完全に分離した構成で、下巻への期待値(レクター博士の恐怖値)がエスカレーター式に上がっていく感じが楽しめた。

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    2025年10月14日
  • 移動祝祭日

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    文豪と言われるような人の自伝みたいなのを読むと、まぁ自由よなぁと感じたりもする。もちろんどこまで本音かとか事実を述べているかは本人しか分からんけど。
    例えば子育てなんか、放置して毎日スキーしてみたり、猫が見てくれてるから大丈夫と言ってみたり。いや昔はそんなもんだなのか、奥さんからは苦情が来るのか。やっぱ後者かな。。
    とりあえずヘミングウェイに個人的な思い入れがなくても往時のパリの雰囲気がわかって面白い。概ね飲んでるわけね。
    そしていつも思うに、西洋人は便所の扱いが適度よな。。

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    2025年10月12日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    名作と名高い本書を、人生の秋に初めて読んだ。
    なるほど主人公との老人の、巨大カジキとの死闘の描写は圧巻だ。少年マノーリンとの友情も温かく描かれており、もっと早くに読んでいたらどうだったろうと思う。
    とにかく今読んでしまったので、ストーリーを追いながらも主人公が自分の老父に重なってしまい、心配するやら、可哀想やら…
    でも無事帰ってきてくれて良かった。
    ゆっくり休んで元気になったら、マノーリンと楽しく野球の話をしてほしい。

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    2025年10月06日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    薄くて読みやすそうな本を適当に読み始めたら、読み応えのある名著だった。
    思ったより読むのに時間がかかった。
    1週間くらい。
    この期間、無性にお刺身が食べたくなった。
    お刺身ばかり食べていたから、ずっとお腹の調子が悪かった。
    読み終えたら、お腹の調子は良くなった。
    お腹の調子さえ悪くなければ星5つ。

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    2025年10月04日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    老人と少年の会話が心地よかった。もう少し少年との話を見ていたかった気もするけど、あれくらいの文量が良いのかもしれない。解釈や考察を読んでから再読すると、違う小説のように読めるかもしれないので、解説などを読んでいこうと思います。サメは怖い

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    2025年09月23日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    海の様子やそこに生きる魚たち、そして老人が体力の限界と闘いながら大魚と格闘する様子が表現されている。困難な状況にあっても今まで積み重ねてきた経験と知識で冷静に対処する老人がかっこいい。そしてラスト、必死に釣り上げたカジキをサメたちに奪われた老人の哀愁が切ない。訳が新しいのもあるけど、70年前の作品とはとても思えない。

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    2025年09月20日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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     日本縦断サイクリングに持ち込んだ本のうちの1冊が本書だ。面白く、かつ、サクサク読み進められない、というのが選択基準だ。結果、本書と『ホモ・デウス』を持ち込んだが、サイクリング中は主に『ホモ・デウス』を読んでいたので、本書は帰宅後読み進めることになった。

     映画『地獄の黙示録』の原案として知られる本書だが、私も中学生の時に観た『地獄の黙示録』が忘れられず、いつか本書『闇の奥』を読みたいと思っていた。新潮社のStar Classicsシリーズの新訳が発刊されたので、手に取ってみた。

     1800年代の欧州とアフリカの象牙交易の様子がよくわかる。なんと命の価値の低いことかと感じ入る。

     コンゴ

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    2025年09月15日