高見浩のレビュー一覧

  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クラリスが地道な捜査でレクター博士を追うが、メイスンが横槍を入れて、レクター博士を拉致する。クラリスの突入により、レクター博士は難を逃れ、麻痺したクラリスを催眠療法でいじりつつ、人肉ディナーを行う。ラストは、オペラ観劇をする、レクター博士とクラリスで締め。
    メイスンがレクター博士を豚に食べさせようとするくだりは、どこまで本気なんだかと思うが、その後の展開から人肉ディナーのくだりは、ゾッとして良い。

    0
    2015年11月13日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作の7年後。クラリスが犯人の逮捕に失敗し射殺するところから始まり、過去にレクター博士に顔を削がれた狂人の金持ちの登場、イタリアで潜伏するレクター博士の追跡まで。
    前作に比べ、周辺キャラクターが良い。

    0
    2015年11月08日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本当にろくでもないことしかしないなチルトン。何故こんな無能をレクターを収監してる病院の院長にさせておくんだ

    0
    2015年06月07日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今回の訳者さんは読みやすかったです!
    作品の大部分を忘れていたにも関わらず、情景を思い描くことができました。

    レクター博士が逃げてから10年?後くらいの話。
    彼の被害者であるメイスンという富豪が、彼を残虐に殺すために懸賞金をかけており、その懸賞金を巡って密告者との話が進んでいく、というストーリー。
    レクター博士とイタリアというのがとてもしっくり来て、美しささえ感じました。

    不思議なことに、レクターには無事に逃げおおせて欲しいと思ってしまう。
    下巻が楽しみです。

    0
    2015年02月05日
  • 移動祝祭日

    Posted by ブクログ

    最初の数編は偏屈なパリの芸術家たちのエピソードとして無類の面白さだが、後半に差し掛かると反省の色が濃く、自尊心の塊に対峙するこちら側の体力が試され、読み進めるのが辛かった。しかしながら、エズラ・パウンドやガートルード・スタインとの会話は面白く、このような簡素な文章に凝縮させる作家の力量に驚かされた。(死後出版ゆえ、文章に他人の手が入っているようですが。)

    0
    2015年01月12日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ミーシャが死ぬまでは気が重くて重くて中々読み進められなかったけど、紫夫人と出会ってからはハンニバルの成長に惹きつけられるようにページを捲る手が軽くなった

    0
    2014年11月29日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映画「羊たちの沈黙」からの小説「ハンニバル」。ハンニバルの映画はジョディ・フォスターではない結末が違うらしいけれど、ぜひ見ねばと思わせられた。羊の方の原作も読みたいが、如何せん翻訳が厄介だからな…。
    フィレンツェにいた時と違いレクター博士の底深い恐ろしさというものが若干薄れたような気がしないでもない。

    0
    2014年11月02日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    和訳が読みづらいと言って触れなかった時間がもったいない。映画よりほっそりした印象のレクター博士、かっこよくて食べられたくなります。

    0
    2014年10月19日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    有名な映画の原作。映画版は未見で、前作は既読だが内容をあまり憶えていない。そもそも、海外ミステリイにふだんあまり馴染がない。そんなわたしでも、本書がもつ魅力にはすぐに圧倒されてしまった。なにより、ハンニバル・レクター博士が凄い。犯罪者としても博士としても究極的な存在で、クラリス・スターリングとの会話にはとにかく唸らされてしまう。クラリスをじっさいに動かしているのはレクター博士といえるわけだし、その博士の作中での最後といい、どうもわれわれ読者も博士の手の上で踊らされているに過ぎないのではないだろうか。こういう人物像ひとつとっても、並大抵の小説ではないと思う。また、一般的にレクター博士はサイコ的な

    0
    2014年06月15日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    有名な映画の原作。映画版は未見で、前作は既読だが内容をあまり憶えていない。そもそも、海外ミステリイにふだんあまり馴染がない。そんなわたしでも、本書がもつ魅力にはすぐに圧倒されてしまった。なにより、ハンニバル・レクター博士が凄い。犯罪者としても博士としても究極的な存在で、クラリス・スターリングとの会話にはとにかく唸らされてしまう。クラリスをじっさいに動かしているのはレクター博士といえるわけだし、その博士の作中での最後といい、どうもわれわれ読者も博士の手の上で踊らされているに過ぎないのではないだろうか。こういう人物像ひとつとっても、並大抵の小説ではないと思う。また、一般的にレクター博士はサイコ的な

    0
    2014年06月15日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「いいえ。レクター博士は仮説には関心を持っとらんのです。“三段論法”も哲学的な“総合”もいかなる意味での”絶対”も信じとらんのです博士は」

    0
    2014年06月12日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映画のハンニバルも大好きです。原作を読んで映画の脚本家さんはすごいなあと感嘆した思い出。
    原作のラストが悪い訳ではないのですが、そのままの内容で映画化したらあそこまでの人気は出なかっただろうと思います。映画はとにかく綺麗に上手く作ってる。
    どちらのラストも大好きです。
    原作はレクター博士&クラリス好きには嬉しいエンディングでした。

    0
    2014年01月26日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    絶対悪とはなぜこんなにも魅力的なのか?僕は一般的に悪事とされるようなこともさも当然のように、平然とやってのける圧倒的自由な様に憧れました。

    本書の魅力はなんといってもハンニバル・レクター。彼が登場すると思わずこちらも姿勢を律しなければならない程の緊張感が漂います。脱出劇に関しては天晴れの一言。まるで音楽を奏でるように華麗に滑らかに行う残虐非道な行動には爽快感さえ覚えました。

    絶対的な悪でありながら、知的で紳士的な彼の魅力を知るたことができるだけで読む価値は十分にあると思います。

    0
    2014年01月09日
  • 移動祝祭日

    Posted by ブクログ

    若き日のパリ。そこに集まる人々。
    名声を確立しても、二度と手に入れることはできない、眩しい思い出。
    それは、時間が経つほど、自分の中でさらに美しくなる。
    少しせつなくなった。

    0
    2013年09月15日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「羊たちの沈黙」の続編。そして下巻への壮大な序章。上巻は登場人物の説明にほとんどのページが割かれている。ただ、レクター博士が潜伏するフィレンツェ編は面白かった。どうしても映画のイメージがあるので、レクター博士の顔があの俳優と重なってしまう。

    0
    2013年03月18日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    紫夫人が日本人っていう設定がいまいちよくわからない。
    ハンニバル自信には日本的な話がでてこないし。。。外人特有の「ワビサビ」好きってやつ?

    話的にはダレもなく面白いです。

    0
    2012年10月10日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    話は概ね予想通りに進行していくので、せっかちな自分としてはもう少しテンポよく展開して欲しかったかな。この小説の評価はレクター博士の(知性と残虐性を秘めた)キャラに共感できるかにかかっている感じがするのだけど、個人的にはそこまで入れ込めなかった。クラリスと博士の関係性についても少々腑に落ちないもやもや感が...。前作、「羊たちの沈黙」を読んでないせいかも。

    0
    2012年05月10日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最初のアクションシーンの後はやや登場人物紹介的な話が続く。丁寧な描写に自然な翻訳で読みやすくはあるけど、もう少し展開にスピード感とミステリー的意外性が欲しかったかも。後半、フィレンツェ編でのレクター博士の逃亡劇から再び話は動き出す。

    0
    2012年05月10日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    レクター博士とクラリス、運命の邂逅。
    “悪の金字塔”がいま、鮮烈によみがえる 新訳

    獲物の皮を剥ぐことから“バッファロウ・ビル“と呼ばれる連続女性誘拐殺人犯が跳梁する。要員不足に悩まされるFBIが白羽の矢を立てたのは訓練生クラリス・スターリング。
    彼女は捜査に助言を得るべく、患者を次々に殺害して精神異常犯罪者用病院に拘禁されている医学博士ハンニバル・レクターと対面するが――。

    作品名は映画などで知っていましたが、初めて読んでみて、
    「主人公が犯罪者に助言を求める」といった形をはじめ、
    現在までのサイコスリラーあるいはシリアルキラーの先駆となった作品だとのことを、なるほどと考えさせられました

    0
    2012年03月19日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    もう、ハンニバル博士になりたい。
    これを読むと、自分の奥底にある感情の蓋を外される様な気がして、ならない。今も思い出すたびに、人に噛み付きたい衝動に駆られる。
    素晴らしくも、恐ろしい作品です。

    0
    2012年01月29日