高見浩のレビュー一覧

  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    読みたいと思いながら、怖そうな雰囲気で今まで読んできませんでしたが、村上龍「オールド・テロリスト」で出てきたこともあり、読んで見ました。
    思っていたよりグロい描写もなく、登場人物たちに魅力があり、楽しめました。
    クライマックスのシーンが、どちらの人物を描いているのか分かりづらかったです。
    ケータイがあまり普及してなかった時代なんですね。

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    2016年05月12日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    下巻に突入。
    寝る間も惜しんでというぐらいの一気読み。
    悪役の悪役っぷりがこれまた凄い。映像化を意識した、というよりこれは映像では観たくないでしょ!と反駁を入れるほどのエグさ。映画観なくてよかった・・・としみじみ。

    ラスト、意外な展開。美しいから許せるか。

    全編にわたり、音楽や絵画などの芸術的なエッセンスに満たされ、ワインの想像だにできないふくよかな香りもするのだがどうしても食欲が削げてしまって。
    こういった効果はトマスハリスの狙いだったに違いない。
    催眠術にかかったようにうっとりとさせられる場面も。
    にしても、吐き気もするが。

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    2014年03月07日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ずっと読みたいと思いながらなかなか手を出さずにいたのをやっと読み始めました。
    映画は有名ですが、実は私は観たことがないのでまっさらな気持ちで読めました。
    今海外のドラマで『ハンニバル』がやってるようですね。
    時系列的には『レッドドラゴン』の少し前にあたるようですが。
    小説でシリーズ読み切ったら映画やドラマも観たいなと思える程面白かったです。
    レクター博士…連続殺人犯なのになぜこんなに魅力的なんでしょうか。
    バッファロウ・ビルを追い詰めていくのも楽しいですが、レクター博士とクラリスの会話がとても魅力的。

    博士の言動やソシオパスだということを聞いてついついBBCの『SHERLOCK』を思い出してしまった。
    なんか…似てるんだよなぁ…。
    二人ともソシオパスだからか…。

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    2014年03月06日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    レクター博士にまたお会いできました。相変わらずのパワフルさでたじろいでしまいます。下巻、また楽しみですが、食欲はなくなりそうです。

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    2014年03月06日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ラストにはビックリした。
    安いエロ本のような、なんなのか複雑です。レクター博士がこんな形で落ち着くとは‥。゚(゚^Д^゚)゚。
    そしてまとめということなのか、とても残酷な死に方をたくさーん。

    しかし秀逸なのはレクター博士は天才だけど、うまい塩梅で天才にさせすぎない加減が絶妙。そこにはまってしまう。

    最後まで飽くことなく楽しく読ませていただきました。モデルが気になるー

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    2013年10月03日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ゾッとするような描写があり得るはずのない光景を見せてくれるサイコホラー(?)
    シリーズが進むごとになぜかレクター博士を段々助かって欲しいと望む気持ちが強くなる自分の変化が一番怖かったりして。

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    2013年10月03日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    なぜか彼の心情が理解できるかもと思う瞬間があったり。。道徳的に間違ってると思いつつ、100%じゃないでしょ?とレクターから問いかけられるとそうだという気がする。
    変な達成感。
    すごい小説だった。

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    2013年09月26日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    映画を先に見ているため、ドレスに身を包んだクラリスの艶姿とレクター博士の息を呑む様シーンが脳裏にフラッシュバック。
    想像の幅を狭めるという意味では、小説のメディア化は善し悪しあると言える。

    それにしても、音楽に耳を傾け、絵画に目を潤し、人の心に憐れを想い…なんともゆったりとした気分になれる。

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    2013年07月13日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    デカダンです。音楽と美と歴史と教養を読んでる人間に求めてくる本です。その意味では哲学書のよう。聖書必読とかいうアレね。三大経典くらいは一般教養の範囲だろうなー…。
    と、読んでいるうちに自分の教養の範囲の狭さに気がつける。世界は広い。

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    2013年07月13日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    怪物の作り方。

    自分の家族を葬った輩を次々と復讐していく少年ハンニバル。
    復讐の方法にまだ雑さが拭えませんが、カニバリズムの趣向はすでに出てきてます。
    そしてハンニバルの成長に多大な影響を与えるのが、日本人の叔母「紫婦人」。彼女によりハンニバルは日本の文化を吸収していく。
    ハンニバルの世間、死にたいする達観した姿勢は、過去の記憶はもちろん、日本独特の無常観も影響しているんだろうか。

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    2009年10月04日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    愛がほしかったはずなんだけど…そこが”怪物”としてのライジングなのかしら?年をとると愛が無くても一人で生きて行ける気もしてくるけど、やっぱどこか淋しさが残るものです。ハンニバルは本当に一人で生きて行っちゃうのね。紫婦人との関係が美しくて素敵。

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    2009年10月19日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    読み終わってしまった。もういちど、羊達の沈黙、レッドドラゴンが読みたくなった。レクター博士が出来上がる過程、悲しかったです。

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    2009年10月04日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    もう、私が評価とかできるものではないので…。そんな恐れ多い。
    レクター博士の物語が読めただけで満足です。

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    2009年10月04日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    大自然の伊吹を感じられる一冊。
    まるで海と一体化するような感覚に包まれた。
    訳のおかげで読みやすく、思わず手に取りたくなるような素敵な装丁も素晴らしい。この薄い一冊の中に、ここまでのドラマを組み込めるものなのかと関心した。決して色褪せることの無い作品だと思った。

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    2026年10月25日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    巨大な美しい魚とみすぼらしい船。ダンディズムなど色々あるようですが、そんなことはさておき、老いた男の維持、過去の勇ましいエピソードからまだまだ老いてないという維持が伝わった。

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    2026年10月24日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    海や魚の描写が美しい
    読んでいてスッと入ってきた
    老人が肉体的にも精神的にも強い
    結局捕らえた獲物はサメに食べられてしまったけど、村の人達が残った頭から闘いを推定したり、少年が「あれにやられたんじゃないよね」と"分かっている"あたりが救われるなと思った
    少年すごく好き
    老人と一緒に漁に出てたくさんのことを教えてもらって欲しい
    老人と少年の絡みも温かくて好きだった

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    2026年10月19日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    老人サンチアゴの生き様、漁や海洋の描写、カジキマグロとの対決、サメどもとの死闘……。淡々とした語り口が自然の中に生きる「人間」を実に活き活きと捉えている。

    本文からの印象、また作品全体の漠然としたイメージから、サンチアゴを慕う少年マノーリンは日本の小学校低学年以下と思っていた。しかし野球選手シスラーについての台詞や、サンチアゴと共にビールを飲む場面から考えるに彼はティーンエイジャーぐらいなのだろうか? ……あれ、未成年のくせに飲んでるの?

    全体的に福田恆存訳よりも読みやすかったが、解らない箇所が一つ。——「魚を炊き込んだ黄色いめし」って何?!(福田訳では「魚のまぜ御飯」)

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    2026年10月06日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    巨大カジキとの死闘を乗り越えた結果、最終的にはそれを売ることはできなかったし、物質的に残るものはほぼ何もなかったかもしれないけれど、
    帰ってきた姿とカジキの骨から、仲間の漁師に届いた何かがきっとあったし、少年にも受け継がれる何かがあったと思う。
    こうやって、漁、農業、伝統文化など、様々なものが、生き様と共に、後世に受け継がれていくのかなと感じた。

    読み終わって、なぜか自分の鼻の奥の方に海の匂いを感じるのは、この作品の素晴らしさのひとつなのかもしれない。

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    2026年09月22日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    最近流行りの作品の言い回しには少し疲れてきていたのでひさしぶりに小説とはこのことだと思える作品に出会えた。
    根性と粘り強さは見習いたいものがあった。
    老人が少年から好かれている様子や、誰からものけ者にされてないところがよかった

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    2026年09月09日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ついに大物のカジキを釣り上げたと思った矢先、幾度もサメの襲撃に見舞われる老人。怪我を負いながらも決して諦めず、できることをやり抜こうとするその姿に心を打たれた。困難に直面しても立ち向かい続ける姿勢は、見習うべきものがある。サメと対峙するたびに、老人の胸中にある思いが少しずつ変化していく描写も印象的だった。老人の独り言が多く綴られており、その心の内側が丁寧に伝わってくる。見送ってくれた少年への「一緒にいてくれたら」という思いから、二人の間にある深い信頼関係を感じると同時に、共に行けなかった寂しさも滲み出ていた。
    たとえ思うような成果を得られなくても、最後まで自分にできることを続ける。その大切さを教えてくれる作品だった。

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    2026年08月30日