高見浩のレビュー一覧

  • エスター、幸せを運ぶブタ

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    ネタバレ

    20160718リクエスト

    エスターのことを、あの子、と表現する辺り、エスターへの愛を感じる。

    P71
    食事の時間になると、エスターも、お裾分けにあやかりたいものだから、ブヒと鳴いたりフゴォと叫んだり ンゴーとわめいたりする。

    そんなある日、ベーコンを焼いていて、もしかしたらエスターのファミリーメンバーでないとは、言い切れないことに気づき、ヴィーガンになっていく。

    Facebook発、クラウドファンディングで
    エスター農場プロジェクト
    をはじめて40万ドルを集めた、という今どきのカップル。
    エスター農場は、永遠に。幸せは、伝染する。

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    2016年08月08日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    読みたいと思いながら、怖そうな雰囲気で今まで読んできませんでしたが、村上龍「オールド・テロリスト」で出てきたこともあり、読んで見ました。
    思っていたよりグロい描写もなく、登場人物たちに魅力があり、楽しめました。
    クライマックスのシーンが、どちらの人物を描いているのか分かりづらかったです。
    ケータイがあまり普及してなかった時代なんですね。

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    2016年05月12日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    下巻に突入。
    寝る間も惜しんでというぐらいの一気読み。
    悪役の悪役っぷりがこれまた凄い。映像化を意識した、というよりこれは映像では観たくないでしょ!と反駁を入れるほどのエグさ。映画観なくてよかった・・・としみじみ。

    ラスト、意外な展開。美しいから許せるか。

    全編にわたり、音楽や絵画などの芸術的なエッセンスに満たされ、ワインの想像だにできないふくよかな香りもするのだがどうしても食欲が削げてしまって。
    こういった効果はトマスハリスの狙いだったに違いない。
    催眠術にかかったようにうっとりとさせられる場面も。
    にしても、吐き気もするが。

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    2014年03月07日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ずっと読みたいと思いながらなかなか手を出さずにいたのをやっと読み始めました。
    映画は有名ですが、実は私は観たことがないのでまっさらな気持ちで読めました。
    今海外のドラマで『ハンニバル』がやってるようですね。
    時系列的には『レッドドラゴン』の少し前にあたるようですが。
    小説でシリーズ読み切ったら映画やドラマも観たいなと思える程面白かったです。
    レクター博士…連続殺人犯なのになぜこんなに魅力的なんでしょうか。
    バッファロウ・ビルを追い詰めていくのも楽しいですが、レクター博士とクラリスの会話がとても魅力的。

    博士の言動やソシオパスだということを聞いてついついBBCの『SHERLOCK』を思い出して

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    2014年03月06日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    レクター博士にまたお会いできました。相変わらずのパワフルさでたじろいでしまいます。下巻、また楽しみですが、食欲はなくなりそうです。

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    2014年03月06日
  • 移動祝祭日

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    アーネスト・ヘミングウェイ22歳。新妻ハドリーを伴い、文学修業のためパリに渡ってからの思い出の日々を綴った青春回想エッセイです。ヘミングウェイの死後、発表されたものとのことです。

    「もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこですごそうとも、パリはついてくる。パリはどこへでもついてくる魂の饗宴=移動祝祭日だからだ。」

    1920年代パリ。第一次世界大戦が終わった後のパリは、次世代の新しい芸術を志す者が集まり、様々な才能が競い合う芸術の都であった!パブロ・ピカソ、ジャン・コクトー、ガートルート・スタイン、ジェイムズ・ジョイス、エズラ・パウンド、フォード・マドックス・

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    2013年11月24日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ラストにはビックリした。
    安いエロ本のような、なんなのか複雑です。レクター博士がこんな形で落ち着くとは‥。゚(゚^Д^゚)゚。
    そしてまとめということなのか、とても残酷な死に方をたくさーん。

    しかし秀逸なのはレクター博士は天才だけど、うまい塩梅で天才にさせすぎない加減が絶妙。そこにはまってしまう。

    最後まで飽くことなく楽しく読ませていただきました。モデルが気になるー

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    2013年10月03日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ゾッとするような描写があり得るはずのない光景を見せてくれるサイコホラー(?)
    シリーズが進むごとになぜかレクター博士を段々助かって欲しいと望む気持ちが強くなる自分の変化が一番怖かったりして。

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    2013年10月03日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    なぜか彼の心情が理解できるかもと思う瞬間があったり。。道徳的に間違ってると思いつつ、100%じゃないでしょ?とレクターから問いかけられるとそうだという気がする。
    変な達成感。
    すごい小説だった。

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    2013年09月26日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    映画よりもずっと物語が理解しやすく、面白かった。
    人間のドロドロとした欲望がむき出しになっていて、
    その衝突を高みの見物と洒落込んだレクター博士が
    最も利を得ていたのはさすが。

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    2014年06月12日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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     発売日を待っていました。   レクター博士大好きです。

     映画は ジョディ・フォスターでないのが がっかりです。(映画自体にも)

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    2013年01月29日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    映画を先に見ているため、ドレスに身を包んだクラリスの艶姿とレクター博士の息を呑む様シーンが脳裏にフラッシュバック。
    想像の幅を狭めるという意味では、小説のメディア化は善し悪しあると言える。

    それにしても、音楽に耳を傾け、絵画に目を潤し、人の心に憐れを想い…なんともゆったりとした気分になれる。

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    2013年07月13日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    デカダンです。音楽と美と歴史と教養を読んでる人間に求めてくる本です。その意味では哲学書のよう。聖書必読とかいうアレね。三大経典くらいは一般教養の範囲だろうなー…。
    と、読んでいるうちに自分の教養の範囲の狭さに気がつける。世界は広い。

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    2013年07月13日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    怪物の作り方。

    自分の家族を葬った輩を次々と復讐していく少年ハンニバル。
    復讐の方法にまだ雑さが拭えませんが、カニバリズムの趣向はすでに出てきてます。
    そしてハンニバルの成長に多大な影響を与えるのが、日本人の叔母「紫婦人」。彼女によりハンニバルは日本の文化を吸収していく。
    ハンニバルの世間、死にたいする達観した姿勢は、過去の記憶はもちろん、日本独特の無常観も影響しているんだろうか。

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    2009年10月04日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    愛がほしかったはずなんだけど…そこが”怪物”としてのライジングなのかしら?年をとると愛が無くても一人で生きて行ける気もしてくるけど、やっぱどこか淋しさが残るものです。ハンニバルは本当に一人で生きて行っちゃうのね。紫婦人との関係が美しくて素敵。

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    2009年10月19日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    読み終わってしまった。もういちど、羊達の沈黙、レッドドラゴンが読みたくなった。レクター博士が出来上がる過程、悲しかったです。

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    2009年10月04日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    もう、私が評価とかできるものではないので…。そんな恐れ多い。
    レクター博士の物語が読めただけで満足です。

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    2009年10月04日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ストーリーはタイトル通りのシンプルなものなのに、筆者(翻訳者?)の書き方でこうも面白い物語になるとは、と感心。潮の香りが感じられるような臨場感、自分も漁をしているかのような没入感、とにかくリアリティというか、映像が頭に浮かんでくるような文体がとてもよかった。海の母としての優しさも、自然としての厳しさも味わえる読書体験ができた。「このシーンはこの隠喩で…」など深読みせず、ただストーリーそのままを楽しむべし。

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    2025年12月01日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    予想以上に読み易く面白かった。小説の形を取りながらも著者の実体験に基づくことを註釈が補強し、コンゴの大密林への冒険記としても楽しめる。130年前のリアルな密林や植民地支配の空気感が伝わる素晴らしい本でした。

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    2025年11月26日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    思ったより読みやすかった。アフリカの未開の地を航行したのが実体験に基づいていると知り驚いた。道理で。
    もう一回読みたい。

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    2025年11月13日