【感想・ネタバレ】ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

なぜか彼の心情が理解できるかもと思う瞬間があったり。。道徳的に間違ってると思いつつ、100%じゃないでしょ?とレクターから問いかけられるとそうだという気がする。
変な達成感。
すごい小説だった。

0
2013年09月26日

Posted by ブクログ

愛がほしかったはずなんだけど…そこが”怪物”としてのライジングなのかしら?年をとると愛が無くても一人で生きて行ける気もしてくるけど、やっぱどこか淋しさが残るものです。ハンニバルは本当に一人で生きて行っちゃうのね。紫婦人との関係が美しくて素敵。

0
2009年10月19日

Posted by ブクログ

読み終わってしまった。もういちど、羊達の沈黙、レッドドラゴンが読みたくなった。レクター博士が出来上がる過程、悲しかったです。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

もう、私が評価とかできるものではないので…。そんな恐れ多い。
レクター博士の物語が読めただけで満足です。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

映画の脚本がトマス・ハリスだというので観たい気もするけれど、勇気が出ないなぁ。レクター博士の生い立ちは壮絶でありながら文化・教養の素地も幼き頃に習得し、凶暴でありながら気品のある人物になったことがわかる。ただ、辛い生い立ちの有無に関係なくレクター博士は出来上がった気がする。凶暴性の現出は遺伝子とか自分で培えない持って生まれたものなのかなぁと。時間をおいて読み直すと新しい発見がありそうで楽しみ。

0
2021年01月24日

Posted by ブクログ

悲しい過去だけど、全員がレクターのようになるわけではない。なので、完成されたレクター博士に、どうしたらなるのか、もう少し知りたかった…

紫とのやり取りは優雅で、知的だったし、あったまいいなーもう!本当に憎めないよ!という点は裏切られておらず、本当に満足だった。

0
2020年08月12日

Posted by ブクログ

医学部入学後。紫夫人との絶妙な距離感。翻訳フォローも入ってるんだろうけど、西洋の作家でここまで日本文化に寄り添った表現が多いのは珍しいように感じる。

0
2017年03月05日

Posted by ブクログ

紫夫人が日本人っていう設定がいまいちよくわからない。
ハンニバル自信には日本的な話がでてこないし。。。外人特有の「ワビサビ」好きってやつ?

話的にはダレもなく面白いです。

0
2012年10月10日

Posted by ブクログ

もう、ハンニバル博士になりたい。
これを読むと、自分の奥底にある感情の蓋を外される様な気がして、ならない。今も思い出すたびに、人に噛み付きたい衝動に駆られる。
素晴らしくも、恐ろしい作品です。

0
2012年01月29日

Posted by ブクログ

このシリーズは好きで全部読んでいます.
ハンニバルの生い立ちがわかり面白いのですが,紫夫人が日本人がみるとちょっとアレですよね...
その部分がとても惜しいです.

0
2011年04月02日

Posted by ブクログ

当時この本を深夜に読んでたのだが ハンニバル・レクター博士の子供時代のあまりに残酷な場面では思わずベッドで寝て読んでられなくてリビングに移動してしまった。カニバリズムはなにかの儀式で生まれてきたのだろうか。それとも飢餓の苦しみで人が狂気に陥ったために?この本の中では飢餓だけどレクターが狂気に堕ちてしまった瞬間が苦しかった。復讐劇の被害者にたいして心が全然痛まなかった。
日本をそこまで重要視しなくってもと思うほど異国の変な日本が 時に情緒的に描かれている。映画の紫夫人は日本人に演じてほしかったなぁ。
ひじょうに痛い1冊だがレクター・ファンは読まねばいけない。

映画はいまだに観れない。
主演のギャスパーが美しくて彼の頬の傷も魅力的なんだが・・・。

0
2010年03月21日

Posted by ブクログ

読み終わって、何故かあっさりしているなーと思った。前回が濃すぎたのかも。正直上巻を読んでいて、下巻にはきっとレクター博士らしいのが出てくるぞ、出てくるぞと期待しすぎたかな、ちょっと残念なところも。しかしながらここまで日本にこだわったのは、何故なんだろう?という疑問が始終つきまとってしまった一作。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

レクター博士が日本の薫陶を受けていたというのは、日本を長い歴史を持つ極東の神秘の国として感じられる西洋の方にはより彼の精神の奥深さを感じられるエピソードなのかもしれないけれど、リアルにぐだぐだな今の日本に生きている自分からするとそれが逆効果だったかも…。
博士が築き上げてきた「記憶の宮殿」は、自分も宮殿までには至らずとも「記憶の2LDK」くらいは築きたいと思いました。

0
2021年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

レクター博士はなにゆえ怪異な人物になったか、の興味だけでは終わらない意表をついた小説だった。

 そのひとつ、前半のヨーロッパ戦線における少年時代のハンニバルの経験は、ミーシャという妹ともに『火垂るの墓』を髣髴させる、戦争のいたましさ。これはおぞましさも加わって。

 トマス・ハリスも1940年生まれ、戦争の悲惨さは記憶としてはっきり経験していないと思う。知らないことをありがたく思うだけではいけない。書いても書いても語りつくせないを書く作家魂。

 ふたつめは日本文化吸収のこころみ。源氏物語、紫式部にあこがれを持ったらしい。日本の時代がかったエッセンスが加わったごった煮で、相変わらずこそばゆいような表現ながら、いやではないくらいに研究してある。

 考えてみればあだ討ち、いくさの首切り腹きりは時代小説のジャンル。これも決して尋常ではないのだ。さすが人肉食はない(はずだ)。

 『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』、それぞれ比喩として読むのだけれど、人間のこころの旅は深く長く何処までも行く。

0
2021年08月22日

Posted by ブクログ

「ハンニバル」で終わったと思ったが、続編が出ていたとは。続編というか、少年時代というパターン。
あのレクター博士がどのように出来上がったのかと興味津々で読み終えた。
もっとページ数があってもいいのに。

0
2019年02月09日

Posted by ブクログ

何を考えてるかわからない怪物的なところがハンニバルの魅力だと思うのだけど、今回のでその魅力が減ったと考えるひとが多くいてもそれはしょうがないなぁと思える内容でした。
これは…うーん、そこまで衝撃の事実ってわけではない(実際あったらそりゃすごく辛いけど)想定内の展開と、特に魅力もないし誰が誰だか区別しづらいほど印象が薄い敵…それを淡々と始末していくという…なんだか物足りないような気がしてしまう。
文章もなんだか読みづらい部分が多かった。
あとやっぱ私も日本人なので気になるとこがちらほら。

ハンニバルの過去がどんなのであれ知りたいと思える人には面白いだろうけど、スリリングな展開や予想外の展開などを求めてる人には物足りない話、という感じでしょうか…

0
2016年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ハンニバルの復讐劇の完結。
まあ、とは言えただのそれだけで終わるはずもなく、当然未来のレクター博士になる切っ掛けが紹介されるわけだけど、結構安易だった気もするかなあ。
この物語自体が後付けだろうからアレなんだけど、結局この話の人達ってその後の未来に欠片も出て来ないのもアレだよね……。
もっと、その理由まであったりしたのかなあと思って大惨劇になるんじゃないかとか思ってたのですけど、流石にそれはやり過ぎか……。
まあ、そんな感じで面白いけど全部は納得できない感じでありました。
原作はかなり日本びいきな感じもしたけど、映画版とかってどうなってるんだろうとは思ったので映画版も見てみようかなあ。

0
2015年12月26日

Posted by ブクログ

上巻の中盤までは、ハンニバル・レクター博士の悲惨な少年時代。
戦時中の記憶は失い発語できなくなっています。
上巻の終盤から下巻にかけては復讐譚。

最初のほうはケッコ優雅に(?)いたぶりながら殺害してるんですが、後半はもう銃なんで、フツーです。

0
2016年01月16日

Posted by ブクログ

なるほどハンニバル青年は「復習」を遂げたが,あのハンニバルなだけあって,けっこうあっさりと相手を仕留めてしまうところが,ちょっと物足りないところか(なにしろハンニバルなのだから,仕方ないのだが)。また,妹ミーシャの命を奪われたことに対する「復讐」はわかるのだが,それだけで,その後の彼の怪物性を説明するのは不十分にも感じられた。あの一種の超人性はいかにして生まれたのか?その核心は結局、明かされない。結論として,ハンニバルファンにとっては興味深い内容かもしれないが、「羊達の沈黙」や「ハンニバル」を読んでない人にとっては,あるいはあまり面白くはないのかも。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

上巻同様前3作と比べるとどうしても見劣りしてしまう。映画はどーなんでしょう?アンソニー・ホプキンス以外が演じるレクター博士は興味がある。と同時に彼が濃すぎて他の人がやってもイメージがずれそう。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

レッドドラゴン、羊たちの沈黙、ハンニバルと全部読んだけれど、今回は残虐さよりも悲しさが多く感じられた 映画も見てみよう

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

ハンニバルという少年は、1945年、雪の中で妹を救おうとしたときに、死んだのだ。妹のミーシャと共に、彼の心も死んだ。じゃあ、いまの彼はいったい何者か?それを形容すべき言葉は、いまは何もない。便宜上、われわれは彼のことを「怪物」と呼ぶことにしよう。(p.194)

0
2020年07月15日

Posted by ブクログ

【注)ネタバレ】


日本をこんなに作中に取り入れてくれない方が、私としては楽しめたような気もします。特に、和歌は…ちょっと唐突でしたね。


なんとなく、序盤にして復讐劇なんだろうなということは予測がつき、驚くべきであろう最後のポイントも博士の嗜好を知っていると想像がついたので、博士に魅力を残しながらどれだけ残忍な復讐方法をとらせることができるのかを楽しんで読ませてもらいました。

終盤、血みどろになっての告白の場面は、復讐を果たしたことに加えて、当然の結果とはいえ彼女に否定されたことで彼が完成したのかと思うと、やはり淋しい。


一気に読ませる面白さは十分あると思います。

0
2009年10月04日

「小説」ランキング