高見浩のレビュー一覧

  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    専門用語についての記載が多く、イマーゴゥという語を知った。中学生の頃に教科書で読んだエーミールの話はこのイメージで書かれたのかなと思った。

    心理学用語辞典を買いたくなった。

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    2020年07月19日
  • ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々

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    無料公開されていた一章を読んだらもう続きが気になって気になって。購入したら一気に読んでしまった。
    一級のドキュメンタリーで、同時に素晴らしいヒューマンドラマだ。ウィルスは地球の自浄作用というよくある台詞をこんなに重みを持って受け止めた事はない。
    生物一個体の死は自然の中では、どうしようもなく平等だ。いつか訪れる私の死も、ザイールでエボラウィルスに感染し、命を落とした誰かの死も。2つの死を分つものは一体何なのだろう。と考えて、分たれてなどいないのだと気づいた時が1番怖かった。

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    2020年06月05日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    ドラマ『クリミナル・マインド』でもそうなんだけど、残酷なことができる犯人には、もう生まれた時からの犯罪者と、成長していく過程での環境が影響しているタイプと、本当に精神的な病気を抱えている人などがいるけど、ガムはやっぱり過去に原因があったりして、こういう犯人は少しかわいそうだな、と思ってしまう。

    レクター博士はたぶん、生まれながらのタイプなんだろうけど、何というか、芸術的であって、知的だから、犯罪者なのに愛されるキャラになってしまう。魅力的すぎる!

    さて、続いて『ハンニバル』を読みます!

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    2020年03月29日
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール

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    ムスメのために買った本だけど自分でも読んでみた。

    いろんな本にも書かれている事だけど、大坂なおみとの関係や結果を関連付けて書かれているだけ説得力がある。

    気になる点はメモしておいたが、結構なページ数となった。

    この本だけ読んでも、ほかの本と合わせて読んでも、身になる良書だと思う。

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    2020年02月24日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    映画は断片的にしか見たことがないので、読んで初めて知ったのだが、クラリスがまず捜査官ではあるものの教育実習生だったこと。
    これが頭にあって最初
    「この主人公でやっていけるのか?」という印象を持ってしまった。

    読んでて緊張したのは、捜査に抜擢されて優秀なベテラン捜査官のクロフォードの下でこなす任務に求められているレベルが高い。(少なくとも単純な、任務ではなく駆け引きを委ねられてる)
    そして、肝心のレクター博士とのやり取り、言葉の使い分けにまで気をつけなくてはならない。結構、押しが強いクラリス。失敗はできない。

    殺人鬼の造詣はさておき、タイムリミットが迫るのも緊張感につながり
    引き込まれたまま

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    2020年02月13日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    20200113 トマスハリスの新作。怪物と美女の対立構成はあるがどちらも現代風でテンポが早く、登場人物の名前と関係をメモしながら読まないとついていけなかった。そういう意味で本書は映画的なのだろう。読み終わりまで時間がかかったが読む時間の問題で結局は一気読みした快感が残る。

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    2020年01月13日
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール

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    ネタバレ

    著者は、大阪なおみ選手のコーチをしていた方です。

    私の持論と同じことが書いてあり、共感しました。
    「失敗の味を徹底的に味わう」
    「逆境でなければ学ぶことはできない」
    私の場合、子育てでもこのポリシーが役に立っています。

    他には、いくつか肝に銘じたいと思うフレーズがありました。
    「うまくいき始めた時こそ地に足を」
    「信頼されたければ、まず信頼する」
    すぐ調子に乗ってしまう私にとって、戒めになる言葉を頂きました。

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    2019年12月16日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    積読で何となく手に取っていなかったけど、読み出したらサクッと一気。すぐに読めば良かった。グロテスクなんだけど、気を許せるところもあり。軽くなった。

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    2019年12月05日
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール

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    心を強くする方法を、テニスプロプレイヤーのセシールや、なおみのコーチサーシャがまとめた本。
    テニスの事例を踏まえて具体的な事例が添えられており、非常にわかりやすい。
    この本で知った事で良かったと思ったのは、例え特別な結果を出して有名になり、お金を持ったとしても、常に不安を抱き続けているという事。成功者であっても同じ人間であると言う当たり前の事を改めて気づかせてくれた事は大きかった。
    この本で教えてもらった事を活用して、今後の厳しいであろう人生を乗り越えていきたい。

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    2019年10月26日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    犯人は途中で分かっているので謎解き感は薄い
    犯人へどうたどりつくかの過程はスリリングで面白かった
    レクター博士が化けて逃げるところは定番の展開なので志村後ろ感があって楽しめた

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    2019年10月08日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    あのトマス・ハリスの「ヒロイン対サイコパスキラー」ものと期待して読むと肩透かしを食うかも。むしろ現代の冒険小説ものとして読むべき感じ。では、一連のレクターシリーズの続編のような期待値を差し引いても、サスペンスとしては中盤までの展開はいささか冗長に思う。一番の魅力はマイアミの港町の情緒感で、そのどこかゆったりした雰囲気の中に突発的に起きる殺伐とした現場のリアリティや、移民などの社会背景に詳しくない私は、そのへんにピンと来ていないのかも知れない。

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    2019年09月09日
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール

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    サーシャ・バイン氏のキャラクターがとても好きなので読みました。
    試合中やツアー中の選手のメンタルやトップアスリートの気持ちが伝わってくるようでした。
    サーシャ・バイン氏の穏やかな強さが感じられて、日常でこんなコーチがいてくれたら毎日楽しく頑張れそう。

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    2019年09月05日
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール

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    分かりやすく、大坂なおみへの反省と尊敬、そして愛情を十分に感じることでできる本です。包み隠さず書いてあるのと、平易な言葉で書いてあるので、新たな発見は少なかったのですが、それだけ万人に読みやすく、場面を想像しやすい良い本だと思います。

    P16 壮大な野心を抱いたら

    一気に山頂を目指すのではなく、毎日小さな目標をこなして
    それを積み重ねていく方が現実的。
    小さな目標を丹念にこなすことを心がければ、
    大目標の達成に結び付く。

    一日一日こなすべき目標を明確に頭に刻む。
    そして一日の終わりに、今日成し遂げたことに
    満足できるかどうか自問する。

    目標は適切なレベルに設定されてあるか?も、大切。

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    2019年08月31日
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール

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    大阪なおみのヘッドコーチをしていた人のメンタルの50のルール。
    心からなるほどと思える項目がたくさんあった。
    こういうことを言い続けてくれる人がそばにいるってなんて心強いのでしょう!

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    2019年08月27日
  • 心を強くする「世界一のメンタル」50のルール

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    普段あまり読まないタイプの本だったけど、
    世界1位になった大坂なおみのコーチだった人が書いた
    メンタルについての本というところに
    やはり興味を持ったんだと思う。

    50のルールに、
    それは違うでしょみたいなルールはないので、
    受け入れられるし、好奇心も満たすことができた。

    ただ、一方で読み物として楽しんだので、
    これは取り入れるようにしようみたいには、
    現時点では思わなかった。

    また、メンタルに悩むタイミングがあれば読み返して、
    施策として何か取り入れてみるのもいいかもしれない。

    以上

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    2019年08月27日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    トマス・ハリスなので、もっとノワールなものを期待して読んだが…意外とスッキリした読後感。
    「羊たちの沈黙」で代表されるレクター博士ものとは一線を画した作品だった。
    カリ・モーラをヒロインとした連作ものにするのだろうか?
    作者には、もっと黒々とした重い作品を期待したいのだが

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    2019年08月14日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    ハンニバル・レクター博士を世に送り出した著者の新作を書店で見つけた時は、小躍りした。映画化もされた『羊たちの沈黙』でも女性が主人公だった。本作も女性が主人公であり、徐々に彼女の過去が語られつつ物語も進んでいく。本作品もいずれ映画化されるのではと、期待している。
    犯罪者がうごめくアメリカを舞台にした、容赦ない奴らの宝探しゲームに巻き込まれたヒロイン。最後のページまでハラハラ・ドキドキが止まらないスリラー小説。

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    2019年08月04日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    サイコスリラーというより、結構 ”活劇” だね。主人公カリがなかなか魅力的。この人の描く女性は、クラリスといいカリといい、クレバーでヤル女でカッコいい。悪者たちがちょっと物足りなかったかな。

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    2019年07月31日
  • カリ・モーラ(新潮文庫)

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    トマス・ハリス『カリ・モーラ』新潮文庫。

    まさかトマス・ハリスの新作が再び読めるとは思わなかった。『ハンニバル・ライジング』以来、13年ぶりの作品。タイトルの『カリ・モーラ』は主人公のマイアミで麻薬王の邸宅管理を行う25歳の美貌の女性の名前である。カリ・モーラが管理を任された邸宅に隠された金塊が眠る金庫を狙う変態的な臓器密売人のシュナイダーら犯罪集団が暗躍し、主人公のカリ・モーラも犯罪の渦中に巻き込まれるという一種のノワール小説。

    カリ・モーラの過去については本作の読みどころの一つなので、触れないようにしたい。カリ・モーラの活躍はまるで『羊たちの沈黙』のクラリス・スターリングのようで、変態

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    2019年07月29日
  • 移動祝祭日

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    « 幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこで過ごそうとも、パリはついてくる。パリはParis est une fête (移動祝祭日) だからだ。 »

    彼の冒頭の言葉がすごく心にしっくりと来て読み始めた本。わたしにとっても、パリは移動祝祭日だなあ、と思う。偶然にも、わたしが今住んでいる場所が、彼がパリで始めて暮らした場所と同じ地域。通り、カフェ、全ての場所に馴染みがあってとても感慨深い気持ちで読んだ。
    とにかく描写が鮮やかで、読みながら頭の中で、ひとつひとつのシーンをとても簡単に鮮明に描けた。

    フィッツジェラルドとゼルダとの話が特に面白かった。

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    2019年06月27日