高見浩のレビュー一覧

  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    年老いた漁師の孤独で孤高なカジキマグロ、そして鮫といった自然との格闘。vs大自然。人vs自然。この老人のようにここまで戦える人間がいるだろうか…最後に自分を支えるのはプライドと経験値。そして根性!そんな作品。この結果は手厳しい…

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    2026年08月30日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    老人の乗る船が大海原にぽっつりと浮かんでいる。
    やがて巨大カジキがやってきて、長い長い苦闘の末にようやく釣り上げる。
    かと思えば、そのカジキがどんどんサメに喰われてしまい、再びお互いに命を賭けて格闘しはじめる。
    ずっとハラハラしっぱなしだった。特にサメと格闘するシーンでは、あんなに頑張って釣ったカジキが……!とショックだった。

    「だが、人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない。」
    結果が実らなくとも、苦労して釣り上げたカジキが骨だけになろうとも、老人は負けていない。過程があるから。不屈の精神を貫き通したからだ。
    そんな考えに行きついたとき、この作品の素晴らしさを真に理解できた気がする。

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    2026年08月30日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    こんな表現を思いつく発想力や創造性が自分にはないので、ただただ尊敬する。ありふれたものを独自の視点で切り取り、言葉にする力がとても印象的だった。

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    2026年08月27日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    時々よく分からない釣り道具の名前が出てきて困惑することがあったが、全体的には読みやすい本だった。ページ数が少ないながらも読み応えがありました。少しですが、ヘミングウェイの世界を覗けました。

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    2026年08月20日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    彼の人生の年表が巻末にあったが、やっぱりこの時代を生きた人は常に命懸けだったのだと思い知らされる。。

    老人と海では、「これだけ苦労して格闘したのに何も残らなかった」
    が描かれているが、そこにヘミング・ウェイのロマンチシズム、ニヒリズムが詰まっていると思う。

    ニヒリズム大好き人間としては最高に刺さる

    ライオンの夢を見なくなった、つまり人生に対する野心や目の輝きを失ったヘミングウェイが最後に自殺をするのも、老人と重なった。

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    2026年08月09日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    全く想定外に面白かった。例えるなら夢枕獏の餓狼伝を読んている時に近い感覚で。闘いのところの猫写や、また自分自身との闘いとでも言うのでしょうか。自分との対話とボロボロになりながらも諦めない姿、最後までどうなるのかわからない、なんとか無事帰ってくれとまさかの展開とかやめてくれと願いながら、大満足でした。いや~これは面白い。なんというか格闘家やアスリートのような、相手とそして自分との戦いな話だけれど、そこに老人と子どもという関係、親子じゃないからの友情のような相棒のような、そんなところも気に入りました!

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    2026年08月07日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    どこの本屋にも必ず目立つ場所に置いてある、この世界的に有名な小説を今更読みました。
    質のいい映画を見ている気分でした。
    ボリュームは少ないですが密度が濃い。
    小説の残り3分の1は訳者による解説です。
    解説も含めて最後まで読むと背景がよく分かります。

    主人公・サンチアゴの独り言が面白くて、いい人柄が出ていて好きです。
    年始の特番・大間のマグロ漁に出ているおじさんを思い出しました。

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    2026年07月23日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    学生時代に読んで、まあまあ長編だった記憶がまさかの130ページ。読みやすく世界に入り込みやすく、これは10代がまず読むのにもオススメですね。
    ちょいちょい出てくる野球用語などは、巻末の「翻訳ノート」に説明されていて手厚い。私はなんとなく雰囲気で読み飛ばしてました。

    冒頭、サンチアゴを慕う少年のいじらしさ。一人海へ出るサンチアゴ。つい口をついて出てくる「あの子がいてくれたら」という言葉に感じられる、老い。
    ですが巨大カジキと対峙するうち、全知識・全経験をフル稼働、自らを奮い立たせ、「老いる」って「それなりに修羅場はくぐってきてる」って事でもあるんだよな。

    カジキを捕らえた後がもう怒涛!いろい

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    2026年07月18日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ヘミングウェイにピューリッツァー賞とノーベル文学賞をもたらした中編作品。
    「漁師は老いていた。」という始まり方がとても好き。

    屈強だった漁師の老いとの対峙。少年とのかかわり。舟でのカジキとの戦い。孤独との戦い。そして帰途においても。

    舟の上で出会う生き物たちにかける言葉や、関わっているうちに変わってくる心情。綱や鉤や海、そして傷ついていく身体の描写。
    染み入ってくる。

    かなり好きでした。

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    2026年06月19日
  • 移動祝祭日

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    ラジオパーソナリティのロバート・ハリスさんが番組で良いと言っていたので。

    <もしきみが幸福にも青年時代にパリに住んだとすればきみが残りの人生をどこで過ごそうともパリはきみについてまわる。なぜならパリは移動祝祭日だからだ>
    ヘミングウェイが20代(1921年〜)の頃の訳4年間、8歳年上で最初の妻ハドリーとパリで過ごした。その間に長男の”バンビ”も生まれる。50代になったヘミングウェイは、30年前の思い出を書く。パリ時代には文化人とも交流した。そのころはまだ新人で作家修行中。後にノーベル賞受賞作家になっても深い思い出だったのだろう。本書はヘミングウェイの死後に、四人目で最後の妻のメアリーが出版し

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    2026年06月06日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    これからどうするんだろうと読み始めた下巻。
    警察系の小説はあまり読んだことがなかったけど、上下巻通してスルスル読めたしとても面白かった。
    聞いたことのない物の名称もやたら具体的だから調べるたびに解像度が上がって良かった。(一旦無視して先に進んでもざっくり分かる)
    あとがきでも新たな発見があった。知識があるともっと面白いんだろうなぁと思う。
    知らずに読んだけど“レクター4部作”の2作目らしいから、他の本も読もうと思う。

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    2026年03月03日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    ようやっと読み終わった!

    久しぶりの洋書で地名や人名も馴染みがないのが辛かった、、、他にも文化的に違う所を読み解くのが難しいが、それを文字で読み進める。それが楽しくなってきた。

    最後に今までの捜査を畳み掛けるように終わる怒涛の展開にハラハラしながら読んでいた。
    クラリスとクロフォードが終始カッコよかった。

    あと映画化もされたというがレクター博士がどんな風になっているのか気になった。
    個人的にレクター博士の見えている世界が非常に気になった。彼はどんな思考でどんな世界を見ているのか。クラリスとレクターの縁のような関わりが好きだった。

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    2025年09月07日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    大自然の雄大さと人間の心の闇を世界に曝け出した問題作。

    世は植民地時代、主人公が血生臭い経験をしながら、アフリカ大陸奥地にある貿易会社の拠点に赴くと悍ましい光景が広がっていた。

    おおまかなあらすじはこの小説に辿り着いた読書人なら誰でも知っているかもしれない。
    しかし、その中の一定層は、この手の小説に冷ややかな視線を向けるのではないだろうか。

    「そういう重たい話は現実世界で十分だ」
    「読んでいて疲れるのにはうんざりしている」

    私はこのような気持ちから、発売直後に購入したにも関わらず、約三年もの間積読していた。

    重い腰を上げたキッカケは些細なものだった。なんとなく近代の海外文学を読みたく

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    2025年07月31日
  • 移動祝祭日

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    ネタバレ

    これは面白かった。想像していたより読みやすかった。

    若き頃のヘミングウェイの目線をそのまま体感できたようだった。

    個人的には、パルムの僧院に対する感想が自分と似ていて面白かったし、ヘミングウェイがそう感じたなら、自分の感性は正しいんだと少し自信にもなった。

    ヘミングウェイという人物や作品をもっと知った上でこれを読んだら面白いと思う。まだ老人と海しか読んだことのない自分は、この作品を満足に楽しめはしなかったと思うが、それでもお酒を呑んでどこか自由に暮らす姿は痛快さもあった。

    もっと本を読んで、色々なところに旅をしないといけないな。それで何かを得るとかではなく、本気で楽しく幸福を感じる事が

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    2025年07月01日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    サスペンスの金字塔と言われ未拝読でしたが、佳境に入りクラリスの孤軍奮闘の事件解決やレクター博士の巧みな脱出など一気に読んでしまう魅力ある作品でした。何故今まで読まなかったのだろうと思うほどでした。

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    2025年05月27日
  • 移動祝祭日

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    1921-26年、ヘミングウェイ22-27歳。21年暮に、新妻ハドリーとともに、パリに移住。最初は記者の仕事をもっていたが、その後はフリー。カフェやホテルで小説を書く毎日。
    ガートルード・スタイン、ジェイムズ・ジョイス、エズラ・パウンド、スコット&ゼルダ・フィッツジェラルドとの交遊も詳しく描かれている。ジョイスとパウンドには敬愛の念をもって、スタインとフィッツジェラルドについては感謝しながらも、幻滅の出来事も記している。
    印象的だったのは、シルヴィア・ビーチが経営するシェイクスピア書店。英文の書籍をあつかっていたため、作家たちの交流の場だった。この書店がパリになければ、ヘミングウェイの未来も、

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    2025年05月11日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    ミステリーの金字塔とは知り読み始めたらレクター博士とFBI訓練生のクラリスの会話が本当に面白く一気に読めました。読まず嫌いをせずに早く読んでいたらと後悔した程の名作でした。

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    2025年05月27日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    ミステリーの金字塔とは知り読み始めたらレクター博士とFBI訓練生のクラリスの会話が本当に面白く一気に読めました。読まず嫌いをせずに早く読んでいたらと後悔した程の名作でした。

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    2025年05月08日
  • 闇の奥(新潮文庫)

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    会話らしい会話もなく、ストーリーテリングではなく、1人の体験談として語られる植民地の状況。結局異常正常、常識非常識は絶対的なものがあるわけじゃない。本当に語りかけるような文体だからこそ、怖いし、他人事のようにも聞こうと思えば聞けるし。いやでもやっぱりこわい。異文化がではなく人間が。

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    2025年05月04日
  • 移動祝祭日

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    330P

    ヘミングウェイ
    (1899-1961)シカゴ近郊生れ。1918年第1次大戦に赤十字要員として参加、負傷する。1921年より1928年までパリに住み、『われらの時代』『日はまた昇る』『男だけの世界』などを刊行。その後『武器よさらば』、短編「キリマンジャロの雪」などを発表。スペイン内戦、第2次大戦にも従軍記者として参加。1952年『老人と海』を発表、ピューリッツア賞を受賞。1954年、ノーベル文学賞を受賞。1961年、猟銃で自裁。

    移動祝祭日――回想のパリ
    by アーネスト・ヘミングウェイ、福田陸太郎
    「わかってる。ぼくも、コンスタンス・ガーネットの訳を手に入れるまでは、何度も何度も

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    2024年12月19日