高見浩のレビュー一覧

  • 眺めのいい部屋売ります

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    モーガン・フリーマンとダイアン・キートンの出演で映画化。映画も見ましたが、映画とは若干違いますね。って言うか、映画が「原作とは違いますね。」と言われるべきですね(笑)。

    原作と映画の細かい差異については述べませんが、これだけは述べておきたいと思います。映画では、確かに犬は出ていますが、添え物以上の扱いではなく、犬自身の心情心境についての描写はありませんでしたが、この原作では、犬自身の心情心境についてもだいぶ詳しく描かれています。そこが、一番大きい違いですね。

    その描写の是非はあると思いますが、その犬の心情心境の描写があるからこそ、この作品のアレックスとルースの心情描写が活きるのではと思いま

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    2016年03月29日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    何を考えてるかわからない怪物的なところがハンニバルの魅力だと思うのだけど、今回のでその魅力が減ったと考えるひとが多くいてもそれはしょうがないなぁと思える内容でした。
    これは…うーん、そこまで衝撃の事実ってわけではない(実際あったらそりゃすごく辛いけど)想定内の展開と、特に魅力もないし誰が誰だか区別しづらいほど印象が薄い敵…それを淡々と始末していくという…なんだか物足りないような気がしてしまう。
    文章もなんだか読みづらい部分が多かった。
    あとやっぱ私も日本人なので気になるとこがちらほら。

    ハンニバルの過去がどんなのであれ知りたいと思える人には面白いだろうけど、スリリングな展開や予想外の展開など

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    2016年03月09日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    ハンニバルがどうしてあぁなったのかを描く子供時代の話。

    前半は切ないし辛いけど、中盤辺りからはなんとなくテンポが遅くそこまで劇的な変化がないので羊たちの沈黙などに比べてしまうとやっぱり盛り上がりにかけるなぁという印象。
    あと家族についてはもっと掘り下げてたほうが悲しみが増したかもしれない…思ったよりあっさりしてた…。

    これからの展開が気になる終わり方だったので下巻に期待。

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    2016年03月04日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    レクターシリーズのうち、時系列的には最後にあたるものである。レクター博士が、その天才性・異常性をいささかも衰えることなく発揮してくれている一方で、そのレクター博士が、「怪物」でありつつも同時に「人間」であることが様々な場面で吐露されていくことになる。むしろ、もともとは一応(?)「人間」であった存在が、自身の理性によって「怪物」へと変化させている(それも、意図的に)その強さには、憧れすら抱かされる。
    そのレクターによってついにクラリスも・・・となっていってしまったのが、個人的には少し残念なところだ。レクターとクラリスは、お互いに決して交わらない平行線のようなもの・・・(どこかの漫画で聞いたような

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    2016年01月31日
  • 眺めのいい部屋売ります

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    ミステリだと思い込んで読みましたがそうではありませんでした。なのであれれ終わっちゃったのというのが読後の正直な感想ですが読みやすくて優しいお話でした。たまにはこういうのもいいけかも。

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    2016年01月30日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ハンニバルの復讐劇の完結。
    まあ、とは言えただのそれだけで終わるはずもなく、当然未来のレクター博士になる切っ掛けが紹介されるわけだけど、結構安易だった気もするかなあ。
    この物語自体が後付けだろうからアレなんだけど、結局この話の人達ってその後の未来に欠片も出て来ないのもアレだよね……。
    もっと、その理由まであったりしたのかなあと思って大惨劇になるんじゃないかとか思ってたのですけど、流石にそれはやり過ぎか……。
    まあ、そんな感じで面白いけど全部は納得できない感じでありました。
    原作はかなり日本びいきな感じもしたけど、映画版とかってどうなってるんだろうとは思ったので映画版も見てみようかなあ。

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    2015年12月26日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    タイトルの通りのハンニバルの成長過程が見て取れる作品。
    何と言うか、最初からかなりキツイ感じの展開が続いて、
    その後はいきなり場面が飛んで日常生活らしくなるんだけど、どういう方向に向かっているのかよく分からない感じ。
    ハンニバル・レクターとしての開花はまだ若干しかないけど、この後どうやってあの怪物になるのかと言う所だろうか。
    基本的には復讐劇の感じになってゆくのかと思いつつ、それだけじゃレクター博士にはならないよなあとか。

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    2015年11月15日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    レクター博士が脱獄し、クラリスは皮剥ぎ殺人犯バッファロー・ビルと対決する。
    レクター博士に影響を受けて生み出された、他作品のキャラクターを見慣れてしまっているせいか、あまりレクター博士がすごいと感じなかった。そうすると、普通のストーリーと翻訳調の本文が残る。

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    2015年10月27日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    要はレクター目立たせるために、バッファロウビルはフランシスダラハイドよりも薄いキャラになったってことですかね?
    まあ、ダラハイドも満月に殺人起こすとかちょいやり過ぎ感あったんで、これくらい中身がよくわからない造形の方がリアリティあるのかもしれんね。下手に内面描写すると嘘臭くなるし。
    なんか、羊たちの沈黙ってタイトルの意味が分からんとか言ってる奴がたまにいるけど、最後にちゃんと描写されてるよな…さては読んでないな。まあ、菊池光訳しかなかったから仕方ないのかも知れないけど。
    登場人物たちは主に映画の俳優をそのまんま思い浮かべて動かしてたけど、最後付近の整形の描写で端正な顔が云々とか出てきて、流石に

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    2015年06月11日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    そのままでも伝わりづらいし、意訳盛り込みすぎるとなっちゃんて言われるし、大変な仕事なんだろうなぁ翻訳、と思いながら読むと集中できない。

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    2015年03月13日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    2度目かもしれない。
    恐らく2度目。
    確信のもてないくらい、残念ながらそれほど印象に残らない内容。
    レクターがもっともっと魅力的に書かれてもよかった。
    子供時代なのだから仕方ないのだが。

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    2014年07月04日
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

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    全体的な感想では、クラリスよく頑張ったな!という感じ。あと、レクター博士が言うほど出番がなくて、ちょっと残念。整形しちゃうのはもっと残念。
    上の後半からだんだん真相に近づいていくにつれ、スピード感があって読みやすかった。ラストの犯人との対決も、ハラハラした。
    また、羊たちの沈黙というタイトルも素敵です。ラストにみせる、クラリスへ送ったレクター博士の紳士的で優しい言葉も沁みます。

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    2014年05月05日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    Hannibal the Cannibalの片鱗は、上巻ではほとんど見られません。過酷な戦争体験をした少年が、心の拠り所となる女性と出会うまでがメインです。
    映画の方を先に見たので、退廃的かつ耽美なイメージで読み進めたのですが、途中から完全にギャスパー・ウリエル像は消えましたね〜。映画のレクター博士と紫夫人はちょっと美しすぎるし、扇情的なんだなあ、やっぱり。

    家庭教師、叔父さん、紫夫人の付き人の日本人少女など、ハンニバル少年を取り巻く人々が映画では容赦無くカットされてたんですね〜。
    その分、映画では紫夫人の存在感が際立っていましたが、それに比べると原作は幾分控えめな感じ?下巻になるとまた違っ

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    2014年05月04日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    映画は原作に忠実に作られているのだな。という印象。

    原作のレクター博士もアンソニー・ホプキンスのレクター博士の印象とピッタリ合う。

    もっと読みにくいかと思っていた。

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    2013年08月20日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「天才」の描写って映像化するとどうしても伝わりにくいし、凡才に幾ら言葉を尽くして天才の頭の中を解説されても、中途半端な理解に留まるんだろうな、って思うのです(長)。
    どうも、凡人代表です( ^ω^ )←

    何だかもやもや感の拭えない上巻を何とか読み切った皆さん、ご安心下さい←←
    下巻ではレクター博士の天才っぷりが炸裂ですよ〜*\(^o^)/*きゃほー!

    「記憶の宮殿」〜?シャーロック(BBC)と同じようなこと(「マインドパレス」)言ってるじゃないの中2か!←←
    とニヤニヤしたのは一瞬でした。博士の宮殿内部の描写がもう異次元過ぎて怖い。天才怖いよー!と思いながらも強烈に惹かれるこの感覚。何これ

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    2013年11月13日
  • ハンニバル(上)(新潮文庫)

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    「羊達の沈黙」で華々しくFBIデビューしたクラリスを知ってる読者には、中々に辛い展開のシリーズ第二弾。主人公がひたすら国家権力やマスコミにいじめ抜かれる話は…読んでて辛いんだぜ…。

    初っ端から鼻持ちならない官僚や胸糞悪い聴聞会のクラリスバッシングが続いた後に、それ以上に不快感を喚起する大悪党(博士じゃありません、念の為)のおぞましい復讐プランの内容が描かれて、「早くクラリスと博士の会談くれよー(泣)」となった方も多いんじゃないでしょうか( ^ω^ )私はなりました

    そして、第二章の舞台はそんな可哀想なクラリスがいるアメリカから一転、海を越えて遠くイタリアへと移ります。博士ーーっ(TωT)よ

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    2013年04月01日
  • ハンニバル(下)(新潮文庫)

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    下巻は怒濤の展開。ドラマチックな話ではないがレクター博士とクラリスの内面を丁寧に描いている。それにしても映画と違ってラストは後味悪い。ああいう結末とは…。個人的には映画のほうがいいかな。

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    2013年03月31日
  • ハンニバル・ライジング(下)(新潮文庫)

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    上巻の中盤までは、ハンニバル・レクター博士の悲惨な少年時代。
    戦時中の記憶は失い発語できなくなっています。
    上巻の終盤から下巻にかけては復讐譚。

    最初のほうはケッコ優雅に(?)いたぶりながら殺害してるんですが、後半はもう銃なんで、フツーです。

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    2016年01月16日
  • ハンニバル・ライジング(上)(新潮文庫)

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    ハンニバル・レクターの過去のお話。
    リトアニアの裕福な家に生まれたが、戦争により運命は狂う。
    家は荒らされ、使用人は襲撃され、両親の上には爆弾。

    焼け焦げたドレス。 粉々のメガネ。 飛び散った脳漿。
    かろうじて生き残った幼い妹を連れて逃げるが、過酷な運命が待ち受ける。

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    2013年03月25日
  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)

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    前作レッドドラゴンよりもレクター博士に焦点が当たっている作品。


    クラリスが連続殺人鬼バッファロービルについて、レクターに助言を求めるが、レクターの解答は思わせ振りなもの。しかし、核心をついている。不気味だ

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    2012年12月16日