小林よしのりのレビュー一覧

  • 卑怯者の島 戦後70年特別企画

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    ネタバレ

    素晴らしいです。

    特に主張やイデオロギーを語るわけではなく、淡々と戦争という異常な状況を描き出す。

    戦場の酷さだけでなく、敗戦後に日本に戻ったときの「どうやら戦地に行った我々は悪者になったらしい。」というセリフは、身につまされた。実際にそうだったのだ。日本人はそれを戦後やったのだ。仮に自分が戦争で運良く生き残り、国に帰ってこんな目に遭ったら・・と思うと、さすがに居た堪れない。確実に人間不信になるだろう。著者が「戦争論」を描いたときに、じいちゃん世代から「よく描いてくれた!」と賞賛を受けたらしいが、その気持ちが伝わってきた。

    女性についての描き方も、特に嫌悪感があるとかではなく、まぁ、そん

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    2019年08月11日
  • 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論

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    「台湾人と日本精神」を読んで、その繋がりで読んでみました。台湾の成り立ちはもとより、現代の台湾事情まで網羅した内容はとても勉強になりました。
    ずいぶん以前から八田與一、後藤新平、飛虎将軍廟など台湾の発展に尽力した日本人の足跡を辿る旅行をして見たいと考えて来ましたが、本書を読んで行きたい気持ちが強くなりました。出来るだけ近い未来で台湾へ訪問したいと思います。
    日本人も日本政府も大東亜戦争当時の日本人がどんなだったか?刮目して見なければいけですね。

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    2019年08月08日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL AKB48論

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    私は子どもの頃にこの作者のゴーマニズム宣言を読んで、今でいうネトウヨみたいなことを言っていた。

    特に戦争論が好きで、英霊(戦死した人をカッコよく言った言葉)に感謝するために靖国神社に行ったりもした。

    そんな私も今では大人になり、現実が見えてくるとネトウヨは卒業した。それ以来、小林よりのり作品は読んでいなかった。

    ただ、最近ふとした拍子にアイドルにハマってしまって、以前の私ならアイドルなんて有り得ねーって思ってた訳で、周りがドン引きするくらい落差が激しく、似ている人を探してたら見つけた、小林よしのりである。

    アイドル好きな芸能人は、若い女ならDDでキモイ芸で売ってる芸人か、斜めから上から

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    2019年07月05日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論

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     日教組の先生がたや文化人の自虐史観に毒されたせいか、我々世代は昭和天皇を正面きって讃えるのが難しい。
     本書を読む限り、戦後、きわどいバランスで進駐軍および米本国と渡り合った昭和天皇の政治センスを讃えるしかない。
     なお、昭和天皇と南方熊楠の邂逅は、水木しげるのマンガその他、どのバージョンで読んでも楽しくかつ微笑ましい。

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    2019年03月12日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論

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    ネタバレ

    小林よしのり先生の「戦争論」「天皇論」「靖國論」「パール真論」と読んできて本作に辿り着き、著者が本書は、戦争論→天皇論の続編的な位置付けで有ると語っているのを見てなぜか嬉しかった(笑)
    終戦のご聖断の件では感極まって仕事先で泣いてしまいました…半藤一利先生の「日本の一番長い日」はこの時の話なんですね。一昨年に原田眞人監督によってリメイクされた作品を観ていたく感動したのですが、当時はまだ知識が薄くて「終戦のご聖断」でこんなドラマと言うか経緯があったのを知らなかったので、作品を深く理解しながら観ることは出来ませんでした。それでも感動と言うか胸中を揺さぶるモノがあったのですが…本書のお陰で改めて見直

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    2019年03月07日
  • 新・おぼっちゃまくん

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    子供の頃に弟と、ちょうどおぼっちゃまくん世代で盛り上がっていた。 内容が子供の頃におぼっちゃまくんが好きで、大人になってしまった世代に向けての内容のようで、重くて熱く、でも絵は昔からの学童向け漫画の絵で、すんなり頭に入ってきた。
    最近のコミックブームで軽い絵の作家さんも多いが、小林よしのりは違う。 おぼっちゃまくん、再開(再会させてくれて)してくれて、ホントに嬉しい。 このまま続刊も出してほしい。
    ただ、去年亡くなってしまった弟に読ませてあげられないのが残念で仕方ない。

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    2019年03月04日
  • ゴー宣〈憲法〉道場 I白帯

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    憲法改正には当然賛成だけど、どこをどう変えるという点でやはり分かっていなかったなあという部分が実に分かりやすく解説されていた。

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    2018年05月18日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論 1

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    もちろんその論調に全面的に合意できるものではないし、ナルシスティックに戦争美化する点などは嫌悪もする。ただ、このエネルギーと取材の綿密さはどうだ。戦後間もなくのブラジル移民コミュにおける勝ち組負け組の一連のルポを現代のリテラシーや国民分断の論へと繋げるセンスなんざ、巷のありふれた評論などはかすんでしまうだろう。自分の立ち位置を主張したうえで繰り広げる世相感は、その主張ゆえにどうしてもバイアスをかけられてしまうが、分析自体は中立平等の極みであり、主張ゆえに潔く、信頼できる。そう考えると損な役回りをあえて引き受けているということをもっと世間は称えるべきとも思う。

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    2018年04月18日
  • 日本人なら知っておきたい天皇論

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    やっと読み終わった。話の大筋は賛成。このままでは2000年の伝統が途絶えてしまうこと、それを一番心配しているのは天皇陛下であることをもう一度国民の間で考え直す必要があるでしょう。

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    2018年03月12日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 新・堕落論

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    とてつもなく、深い。
    西部氏が自裁という形を選んで、その直後だからかもしれないが、小林氏も同じ覚悟を持っているのではないかと推察してしまう。
    そして(本質的な感想ではないのだが)、「日本は今も八つ墓村」での描き方からは、氏が本当に繊細で細やかな心配りをしていることがうかがわれる。

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    2018年02月11日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論 1

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    失礼な言い方だけど、すごく勉強してますね。
    あらためて感じました。もう一度じっくり読んで自分ももっと勉強します。

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    2018年01月23日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論平成29年~増補改訂版~ 上巻

    購入済み

    潔い

    人間は変わるもの。
    ただ、状況の変化にキチンと向き合い、冷静に分析し、その変化を論理的に説明することはなかなかできないものです。
    本書は、前書を書き直すという形のものですが、その変化の過程にもページを割いており、潔さを感じました。前書と読み比べると尚面白いです。

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    2017年06月13日
  • ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決

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    『憲法の涙』を読んで面白かったので読んでみる。
    第3部の憲法9条の話は『憲法の涙』とかぶるので第1部天皇制、第2部歴史認識での井上論が興味深かった。

    議論、究極対決というほどでなく、井上論に小林さんがなるほどって感じ。
    法哲学者って難しいこと言い出したら理解できないな、みたいなところがチラホラ。



    井上案憲法改正ー9条削除して戦力を持ち得ることを認める。
    シビリアンコントロール、国会事前承認、軍法会議を憲法に盛る。{+徴兵、(良心的兵役拒否+代替役務)}
    非武装中立~集団的自衛権まで民主的立法過程での討議にゆだねる(憲法で縛らない。)


    最善(井上案)ー9条削除+戦力統制規定追加
    次善

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    2017年05月03日
  • ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決

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    小林よしのりさん(保守)と井上達夫さん(リベラル)の対談本です。この本では憲法9条、慰安婦問題、戦争、天皇等について議論されているのですがお互い、時に仲間であろう保守とリベラル陣営からもぼろくそに批判されるとの事で、はっきりと主張が割れた部分ってそんなに無い様に感じました。
    第二弾、第三弾もやって欲しいな。

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    2017年04月09日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論

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    小学生のころ、皇室アルバム(?だったと思う)というTV番組があって
    見るでもなく何となく見ていた覚えがある。

    天皇皇后両陛下が御用邸でご静養 だとか
    ○○殿下がどこそこでご挨拶された とか

    そこで見かける天皇(昭和)陛下は いつも穏やかで
    ふくよかで優しげな皇后陛下とご一緒にいらして

    理想のおじいちゃんおばあちゃんを見るようで大好きだった。
    そういう人って多いんじゃないかと思います。



    戦後70年ということで いろいろと意識される中で
    あの戦争のことを知りたくなりました。

    中高と歴史を勉強したけど、正直、江戸末期以降は授業もぐだぐだ…
    (学期末で)時間もなく、やっつけ仕事状態だった

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    2017年03月23日
  • 素晴らしき哉、常識!

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    常識かどうかは分からないが、やはり疑うというのは必要かなと。安倍内閣が天皇陛下の御意向を無視する逆賊であるというのには完全同意。

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    2017年03月13日
  • ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決

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    井上達夫さんのことは知らなかったけど、こういう人がリベラルというのだなと納得した。日本の自称リベラルは憲法9条のおかげで日本が平和だと思っている馬鹿ばかりでうんざりしていたから良かった。

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    2016年11月26日
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島

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    3人とも今の日本を憂いている。危機感を持っている。日本がアメリカの属国的な立ち位置から脱却し、真の独立性を取り戻すために安易な国家主義的ナショナリズムに走るのではなく、保守主義の神髄を説く。

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    2016年09月19日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い

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    分量的にはものが物足りないが、なるほど民主主義というものが現代において如何に機能しないかがわかった。

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    2016年09月11日
  • 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 靖國論

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    とても勉強になりました。
    靖国神社の成り立ちから存在意義まで、一人の日本人としてちゃんと知っておかなきゃダメですね。自分たちのルーツなんですもの…それがよぉ~く分かりました。
    なぜ英霊と呼ばれるのか、なぜ靖国神社なのか、そこに祀られている人達がどんな人たちで、どんなことを感じ、考えていたのか…本書のおかげでその一端でも知ることが出来た事をありがたく思います。考えさせられる事ばかりでした。靖国神社を否定する側の言い分や肯定する側の気持ち、その違いについても知ることが出来ました。

    戦後の日本と日本人が抱えてしまった大きな大きな問題、課題。他人事じゃないです。
    日本人とはどんな人たちだったのか?

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    2016年07月11日