小林よしのりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは本当に全国民が読むべきだと思う。
この1冊でいくつもの論文をまとめてる様なものだし、すごすぎる。
本当に痛快で、目から鱗の情報も多い。
特に今回は政治的な思想の話ではない。
データに基づく客観的な論議なので、反論のしようもないはずである。
正しいデータから目を背けるメディアや国民のバカバカしさを痛感する。
私自身も3月頃からの騒動の構図(メディアが恐怖を煽る(視聴率が取れる)→国民がパニックに陥り国に緊急事態宣言を迫る→国は世論に逆らえず発出する)は太平洋戦争開戦の歴史と重ねざるをえなかったが、周囲が意図せずそのパニックに酔いしれてるというのは恐怖を感じていた。しかも全体主義と同調圧力の嵐。異論=非国民。
この本は今後、今回の歴史を検証する上でも貴重な資料になると思う。
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Posted by ブクログ
筆者は、「命より経済が大事である。コロナに対しては、自粛せず経済を回しながら集団免疫獲得を目指すべきだ。今の日本の状況はパンデミックというよりインフォデミックであり、マスコミが恐怖を煽っている。」と主張している。特に、マスコミや大衆が、自ら自由はいらない、緊急事態宣言を出すべきだと求めることに対して、自由を求めて戦う香港市民を引き合いに出し、日本人はこんなに弱かったのか、今の全体主義的な空気に抗うことができないのか、という問いかけは、心に刺さった。メディアリテラシーを鍛え、自分で考えて行動する大切さを認識した。全国民に読んで欲しい一冊です。
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購入済み
人物評を使って社会を切る
人物に焦点を当てた切り口が前巻までと異なり新しかった。一応は12人について紹介する形になっているが、話の流れでタイトルになっている人物についても結構触れられている。ある人物を軸に大きな社会論を展開したかと思えば、単なる好き嫌いの話になったりと、小林よしのりという人物を理解する上では良い本だと思う。連載元の雑誌に合わせて硬軟の使い分けをバランスを考えて行っているのだろう。読み易いし(すべてについては同意できなくても)物事に対する新しい視点を提示してくれる良い本。
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Posted by ブクログ
本書は、コロナパニック、韓国併合、伊藤さんの裁判、天皇陛下についての作品が中心である。筆者がコロナについてどう考えるか興味があって購入した。特に印象に残っているのは、専門家と言われる人が世論を動かし、政府を動かすほどの権威になっている現状に対し、痛烈に批判していることである。専門家は、専門知はあっても、総合知がない、専門バカの原理主義が国民を洗脳し、恐怖が極大まで膨張してしまった、というのである。確かに、専門家会議の発表をメディアがどんどん報道し、過剰反応してしまったところはある。コロナとうまく付き合いながら、どう経済を回していくかを考えていくべきだと思った。上記のテーマに興味がある人にはおすすめです。
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Posted by ブクログ
日韓の慰安婦問題について、過去のゴーマニズム宣言などから議論を振り返り、未来につなげようとする、極めて中道な一冊。
慰安婦問題が戦後数十年も過ぎてから唐突に現れて、中途半端な日本の対応と韓国の行き過ぎた反日があり、日韓合意も宙ぶらりんとなっている。強制連行から軍の関与の有無、それがいつの間に女性の人権問題にすり変わっている。
本書はそんな現況と過去の議論のポイントを整理した内容である。まもなく当事者が高齢のため亡くなり、過去を知らぬ人々のみでの議論となる危機感が執筆の動機。あとがきにあるが、数十年後にも有用なはずの内容である。
20年前は慰安婦の証言の信ぴょう性を疑い、当時の売春の制度の内容と結び付け大きく批判された小林よしのり。極右と言われた小林よしのりより今の安倍政権とネトウヨのが極右に思えるのが不思議。今となっては小林よしのりの方が中道に見えるから不思議である。
他の小林作品にも共通だが、この作家の場合、多くの文献に目を通し引用が多い。主観でなく客観的な意見には説得力があるように思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ素晴らしいです。
特に主張やイデオロギーを語るわけではなく、淡々と戦争という異常な状況を描き出す。
戦場の酷さだけでなく、敗戦後に日本に戻ったときの「どうやら戦地に行った我々は悪者になったらしい。」というセリフは、身につまされた。実際にそうだったのだ。日本人はそれを戦後やったのだ。仮に自分が戦争で運良く生き残り、国に帰ってこんな目に遭ったら・・と思うと、さすがに居た堪れない。確実に人間不信になるだろう。著者が「戦争論」を描いたときに、じいちゃん世代から「よく描いてくれた!」と賞賛を受けたらしいが、その気持ちが伝わってきた。
女性についての描き方も、特に嫌悪感があるとかではなく、まぁ、そんなもんだろうな、という感じだった。平和に生きることが悪いわけではない。好感が持てないというだけ。
戦争をしないことが最優先なのは言うまでもないが、運悪く戦争になったとしても、アメリカや欧州の国々のように、戦場から帰った人を英雄として迎える良心を残した社会であって欲しいと願う。
今となってはこれは願いだ。 -
Posted by ブクログ
私は子どもの頃にこの作者のゴーマニズム宣言を読んで、今でいうネトウヨみたいなことを言っていた。
特に戦争論が好きで、英霊(戦死した人をカッコよく言った言葉)に感謝するために靖国神社に行ったりもした。
そんな私も今では大人になり、現実が見えてくるとネトウヨは卒業した。それ以来、小林よりのり作品は読んでいなかった。
ただ、最近ふとした拍子にアイドルにハマってしまって、以前の私ならアイドルなんて有り得ねーって思ってた訳で、周りがドン引きするくらい落差が激しく、似ている人を探してたら見つけた、小林よしのりである。
アイドル好きな芸能人は、若い女ならDDでキモイ芸で売ってる芸人か、斜めから上から目線でアーティストとして評価してるとか言うダサい知識人が多いなか、この人は自分の感情に素直で良い意味でキモオタ目線。
「わしはメンバーに恋愛感情は湧かない!妻もいるしデートする女性もいるし、リア充だから疑似恋愛は必要ない!わしにとってはメンバーは全員娘だと思っている!」
と見栄を張ったすぐ次のコマで
「だが1人だけ妄想ガールフレンドがいる。大島優子だ!優子に男が出来たら悲しい。旅に出るだろう。」
メチャクチャ疑似恋愛しとるやんw
初めて小林よしのりかわいいって思ったw
嫌韓と日本上げは要らなかったと思うけど、全編を通してAKBグループへの愛があふれていて、読んでいて微笑ましい。
アイドルの良さについて、若さが好き、純粋性が好き、本気で頑張っている姿が好きと正直に言っていて、かなり共感できる。
もう還暦で今まで色んなアイドルを見てきたにも関わらず、「AKB48はわしが人生でもっともハマったアイドルである!わしの時代はAKBだ!」って言える感性は素直にカッコいいとすら思う。
残念ながら現在はオタじゃなくなったらしいけど、アイドルってそういうもんだと思う。ハマりたい時にハマれば良い。
自分に正直に生きることって素敵と思えた一冊。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小林よしのり先生の「戦争論」「天皇論」「靖國論」「パール真論」と読んできて本作に辿り着き、著者が本書は、戦争論→天皇論の続編的な位置付けで有ると語っているのを見てなぜか嬉しかった(笑)
終戦のご聖断の件では感極まって仕事先で泣いてしまいました…半藤一利先生の「日本の一番長い日」はこの時の話なんですね。一昨年に原田眞人監督によってリメイクされた作品を観ていたく感動したのですが、当時はまだ知識が薄くて「終戦のご聖断」でこんなドラマと言うか経緯があったのを知らなかったので、作品を深く理解しながら観ることは出来ませんでした。それでも感動と言うか胸中を揺さぶるモノがあったのですが…本書のお陰で改めて見直して観ようと思います。岡本喜八監督の方も観なきゃですね。やはりどんな事でも体験する前に知識を持っているかどうかで受け取る物がまるで違います。今回は終戦当時の日本に対する理解度が少し深まった気がします。
戦後の日本全国行幸の件では陛下の想いと国民の想いが伝わって来て涙が出て困りました。敗戦から復興へ心の切り替え作業だったんですね。
世に言う戦争責任ってどんなものなのかもよく分かりました。
とにもかくにも昭和天皇陛下のお人柄や言動と行動…何よりも御製に歌われる想いの素晴らしさ、何時如何なる時でもその全てが国民のためで有ることがよく分かりました。本当に読んで良かったです。 -
Posted by ブクログ
もちろんその論調に全面的に合意できるものではないし、ナルシスティックに戦争美化する点などは嫌悪もする。ただ、このエネルギーと取材の綿密さはどうだ。戦後間もなくのブラジル移民コミュにおける勝ち組負け組の一連のルポを現代のリテラシーや国民分断の論へと繋げるセンスなんざ、巷のありふれた評論などはかすんでしまうだろう。自分の立ち位置を主張したうえで繰り広げる世相感は、その主張ゆえにどうしてもバイアスをかけられてしまうが、分析自体は中立平等の極みであり、主張ゆえに潔く、信頼できる。そう考えると損な役回りをあえて引き受けているということをもっと世間は称えるべきとも思う。
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購入済み
潔い
人間は変わるもの。
ただ、状況の変化にキチンと向き合い、冷静に分析し、その変化を論理的に説明することはなかなかできないものです。
本書は、前書を書き直すという形のものですが、その変化の過程にもページを割いており、潔さを感じました。前書と読み比べると尚面白いです。 -
Posted by ブクログ
『憲法の涙』を読んで面白かったので読んでみる。
第3部の憲法9条の話は『憲法の涙』とかぶるので第1部天皇制、第2部歴史認識での井上論が興味深かった。
議論、究極対決というほどでなく、井上論に小林さんがなるほどって感じ。
法哲学者って難しいこと言い出したら理解できないな、みたいなところがチラホラ。
井上案憲法改正ー9条削除して戦力を持ち得ることを認める。
シビリアンコントロール、国会事前承認、軍法会議を憲法に盛る。{+徴兵、(良心的兵役拒否+代替役務)}
非武装中立~集団的自衛権まで民主的立法過程での討議にゆだねる(憲法で縛らない。)
最善(井上案)ー9条削除+戦力統制規定追加
次善(護憲的改憲論、新9条論)ー専守防衛明記の9条改正+戦力統制規定追加
三善ー集団的自衛権明記の9条改正+戦力統制規定追加
最悪(現状)ー9条死文化+戦力統制規定欠如
ナショナリズム=国民主義
ナショナリズム≠国家主義=ステーティズム