小林よしのりのレビュー一覧
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戦勝国の勝手な都合で「A級戦犯」にされ、それに同調するかのごとく未だに罪人扱いされ分祀しろなどと侮辱されている。これでは「死に損」だと遺族が思ったとしても無理はない。
戦前の大衆の多くは「断固、戦争すべし」と煽りながら負けると英雄視したはずの軍人を犯罪者扱いし、自分は初めから平和主義者だったかのようにふるまう。
日本人を虐殺した戦勝国に媚び、それで自らの利益を得ようとした。戦争の負の遺産の代表である占領憲法を、いまだに宝物のように護り憲法9条をノーベル賞仕立て上げようとする無神経さには呆れるばかりである。
それでは命懸けで護ろうとした英霊も浮かばれないだろう。終戦70年を迎えてもいさなお続く戦 -
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「戦争を始めた行為」を違法とする法律は何処にもなく、東条らは国際法にも国内法にも一切違反していなかったのに戦勝国が勝手に作った「事後法」で裁かれた・・・。
そもそも「政教分離」はGHQが合衆国憲法をもとに日本国憲法に入れたものだが、それは「キリスト教の特定の宗派を優遇しないと規定しただけで、アメリカでも大統領就任式の際は「聖書」に宣誓するという「宗教行事」を当たり前にやっている。
毎度のことだが左翼が火のない所に火種を落とし油を注ぎ続け大火事にしたのだ。靖国参拝を国際問題にでっち上げたのは朝日新聞であるという事実 このことを我々は忘れてはならない。
キリスト教は軍国主義に繋がるからアメリカ -
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日本国憲法の前文に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した。」と書いてあります。もしも、どこの国とも仲良くするということを実際に行うと、大変なモラリティの無い外交にならざるを得ない。どこの国とも仲良くするということは、たとえどんな酷い不正や非人間的なことが行われていても、その国に対して制裁行動は起こさないで仲良くするということだ。これこそがモラリティ欠如の外交だ。抗議しても改めなかったらどうするのか。
といって、日本は武力行使はダメ、威圧もダメ・・・。
一体どうすればいいのか!
結局日本はモラリティのない外交しかできない。なんという憲法上の矛盾だろう。 -
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なぜか涙が…
漫画大好きだったのに、忘れてしまっていた、おぼっちゃまくん。子供の時の自分も一緒にもどってきて、涙が、勝手にでました。確かに下品かもしれないけど、子供だったから笑えた面白さ、子供の時に出会えて良かった漫画です。今読むと、同級生の名前、あの頃の思い出、次々出てきました。あの頃の純粋な気持ち忘れず、仕事頑張ろうと…やっぱり大人になってしまいました。これからは、嫌な事が、あったら、おぼっちゃまくんを読んで元気貰おうと思いました。へけっo(^▽^)o
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還暦を迎えても衰えぬアイドルに対する愛を、AKB48という一アイドルムーブメントの実情と問題点を、ヲタ活(アイドルファンとしての活動)の一環として世に問うという凄まじ過ぎる作品です。
思想漫画家として国内だけでなく海外にも極右漫画家としてアジテーターのごとく報じられてしまっている小林氏が、なぜに、またなぜ今、アイドルにここまでハマってしまったのか。
著作の中で時折り紹介されていた、ミーハーなアイドル好きからも窺える時代性と『ゴーマニズム宣言』(以下、ゴー宣)で社会問題を扱うようになって育まれた思想性がちょうどかち合う交差点にあったのが異形のアイドルグループAKB48だった、というところでしょう -
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ネタバレこんなものを女性に読まれてしまったらオトコの居場所はなくなるのではないか?そんな背筋も凍るような話が・・・
というのは冗談で。。。
近代史を教えない歴史教育を受ける我々はこの書に書いてある歴史ワードをことごとく知っているはずだ。
聖徳太子、大化の改新、大宝律令、古事記、東大寺の大仏・・・
近衛文麿や石原莞爾が知らなくても上に書いたワードは聞いたことがあるに違いない。
しかし、このワードの中心にことごとく「女性」が存在していたことを知っている人はどれほどいるだろうか。
2000年を超える我が国の歴史において、女性の天皇は8人10代(重複して天皇に就いた人物がいる)だ。この小林よしの -
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ネタバレチェック項目6箇所。アイヌ系同士の夫婦は数%しかいないらしく、アイヌ系と「和人」(非アイヌ系)の結婚が90%超だというのだ。北海道の歴史の区分は「日本史」とは異なる、日本史では、紀元前3~4世紀頃、縄文時代から弥生時代に移行する、しかし寒冷な北海道には稲作が定着せず、ついに弥生時代が来なかった、金属器のみが本州から伝わり、それ以降を北海道史では「続縄文時代」という。旧石器人・縄文人の子孫に、樺太、千島、そして本州からやってきた人々が混交して形成されたのがアイヌであり、アイヌ文化とそれ以前の擦文文化をはっきりと峻別することはできないのである、古代から北海道は「人溜まり」の地であり、様々な民族が混
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ネタバレチェック項目14箇所。ダライ・ラマは共産主義に警戒が薄くて「宗教は毒だ」という毛沢東の言葉でやっと気づいたが、結局、中国にチベットは侵略され、ダライ・ラマは国外に追われてしまった。日本という国は、古代から常に「あ、そう」と言いながら、異国の文化を一旦は懐深く受容し、自家薬籠中のものとして変容し、あるいは跳ね返してきたのである、「からごころ」を「やまとごころ」に変容させる術は、日本の伝統そのものなのだ、漢字しかり、仏教しかり、儒教しかり、西洋化しかり、人間宣言しかり、グローバリズムしかり……。日本国内では絶対権力者のように振る舞ったマッカーサーだが、実際にはアメリカ本国の方針に逆らえるような身分
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読み終わって、絶望と希望、諦めと試行錯誤、とにかく、これからの日本人に突きつけられるであろう、あまりにも厳しい現実を認識させられる傑作。日中戦争やTPP、皇室問題や原発再稼動議論など、どうしてこれらのことから目を逸らしてこれからの100年を日本人が生き抜けるのか、何の問題提起もない中で、非常に失礼な言い方ながら、1漫画家の視点で、真正面からこれらの問題に向き合っている。
たぶん、小林よしのり氏の言うように、日本人は地獄を見ることになるのだろう。何のビジョンもポリシーも持たず、それを真剣に考えず、惰性に身を任せたがために。
そのような流れに逆らい、せめて自分の近親者は守れるように備え、次世代に希 -
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ネタバレチェック項目10箇所。東条英機……「勝者の裁判はうけたくない。勝者の勝手な裁判を受けて、国民の処置を誤ったら国辱だ」、開戦当初、勝ってた時は「我らの東条さん」と、庶民にも人気だった東条だが……終戦後は日本一悪評の人だった、負けたとたんに国民は手の平を返した。東条は戦争回避のため首相になった、だがすでに世論も開戦論が大勢だった、極限まで譲歩した甲案、乙案に対するアメリカの返答は全面降伏を迫るに等しいハルノートだった。後にパール判事は「ハルノートのようなものを受け取れば、モナコやルクセンブルクのような国でもアメリカに対し武器を持って立ち上がったであろう」と断じた。昭和18年11月、東条を議長にアジ