【感想・ネタバレ】ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月13日

チェック項目14箇所。ダライ・ラマは共産主義に警戒が薄くて「宗教は毒だ」という毛沢東の言葉でやっと気づいたが、結局、中国にチベットは侵略され、ダライ・ラマは国外に追われてしまった。日本という国は、古代から常に「あ、そう」と言いながら、異国の文化を一旦は懐深く受容し、自家薬籠中のものとして変容し、ある...続きを読むいは跳ね返してきたのである、「からごころ」を「やまとごころ」に変容させる術は、日本の伝統そのものなのだ、漢字しかり、仏教しかり、儒教しかり、西洋化しかり、人間宣言しかり、グローバリズムしかり……。日本国内では絶対権力者のように振る舞ったマッカーサーだが、実際にはアメリカ本国の方針に逆らえるような身分ではなく、現に最後はトルーマン大統領にも逆らい、いともあっさりと解任されている。アメリカは日本の歴史や文化など、深く知らずとも完全に理解できる程度の未開のものだと見くびりきっていたのである、そして、自分が知っているアングロサクソン文化こそが高級で進化したものであり、日本文化を否定してアングロサクソン文化を植え付けることこそが、自分に課せられた使命であると、信仰心に近い確信を抱いていたのだ、その後もアメリカは現地の文化や習慣を知ろうともせず、アメリカ型の民主主義がすぐに植え付けられるものと思い込んでイラクやアフガニスタンに出兵し、未だに解決できずにいる。マッカーサーが日本を支配した5年8ヶ月の間に、50万通もの手紙が届けられた、その多くは賛美や感謝、陳情や要請で、批判や講義はごく少数だったという。江戸時代、徳川幕府が絶大な権力を握り、皇室はみじめなほど無力な存在になっていた、しかし天皇は幕府の権力を利用して生き残り続け、そして幕府が権力を失うと、たちまち新たな時代に即応し、存在を大きくしていった、天皇と将軍の間に友情など存在するわけがなかったのと同様に、昭和天皇もマッカーサーに対して「友情」など、必要も感じていなかったであろう。昭和天皇の英断がもっと早ければ……原爆投下の命令は、すでにポツダム宣言の前日、米軍に下っていたのだ、「原爆を落とす前に、日本に降伏はさせない!」というのが、アメリカの思惑だったのだから、天皇に原爆投下を阻止できる力などあるわけがない! 戦勝国が敗戦国の憲法を作り替えるなどということは、ハーグ条約違反の無法行為であり、ポツダム宣言にもそのような条件は提示されていなかった、しかし占領軍はそれを平然と行い、「それでは約束が違う」と抗議しても、もうどうにもならなかった。天皇陛下の場合、医療費は宮廷費が充てられましたが、皇后陛下の場合は内廷費、紀子妃殿下の場合は皇族費が充てられました、保険がきかないため、もちろん医療費は実費ですから、高額になります。GHQが天皇の巡幸を許可したのは、「マッカーサー会見写真」「神道指令」「人間宣言」に続いて、生身の天皇の姿を国民の前にさらすことで、天皇の神格化を完全に打ち壊せると考えたためで、GHQ高官の間では「眼鏡をかけ、近眼で猫背の小男を見れば、国民の天皇に対する信仰も薄れるだろう」と言われていた。何より重要なのは、「開戦責任」と「戦争犯罪」は、敗戦国だけでなく、戦勝国にもあるということである。「開戦責任」については、日本よりもアメリカの方が開戦の意思が強かった、アメリカが石油輸出を完全停止したために、日本は死活問題に陥ったのであり、東条内閣は戦争回避を目指してギリギリの譲歩を提案した、アメリカはここで一部でも石油禁輸を解除していれば戦争は回避できたのに、それに応じるどころか、より強硬な「ハル・ノート」を突きつけてきたのだ、経済制裁は、すでに戦争行為である、「パール判決書」には、アメリカは真珠湾攻撃のはるか前から交戦国になっていたと記されている、開戦責任は、アメリカの方がより重い。「戦争犯罪」を問うのなら、アメリカによる都市空襲と原爆投下、ソ連による侵攻こそが、完全に国際法の違反、れっきとした「戦争犯罪」である。「南京大虐殺」……現在の中国政府はこの事件で30万人が殺されたと主張しているが、そもそも当時の南京には20万人しかいなかった、しかも「大虐殺」が行われているはずの期間に、人口が5万人以上増えていることが、当時、南京に滞在した欧米人の書簡などで証明されている、そもそも30万人なんて、原爆を2発落とさなければ殺せない数であり、弾薬にすら事欠いていた日本軍に殺せるわけがない。

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Posted by ブクログ 2017年03月23日

小学生のころ、皇室アルバム(?だったと思う)というTV番組があって
見るでもなく何となく見ていた覚えがある。

天皇皇后両陛下が御用邸でご静養 だとか
○○殿下がどこそこでご挨拶された とか

そこで見かける天皇(昭和)陛下は いつも穏やかで
ふくよかで優しげな皇后陛下とご一緒にいらして

理想のお...続きを読むじいちゃんおばあちゃんを見るようで大好きだった。
そういう人って多いんじゃないかと思います。



戦後70年ということで いろいろと意識される中で
あの戦争のことを知りたくなりました。

中高と歴史を勉強したけど、正直、江戸末期以降は授業もぐだぐだ…
(学期末で)時間もなく、やっつけ仕事状態だったように思う…

そして以降、自学するでもなく
日本の近代史については、恥ずかしながら全く無知な私です。
でも、だからこそ、少しづつ日本を知りたいなぁと思います。


この本は、賛否両論ある小林よしのり氏による「昭和天皇」論です。
正直、小林氏の主観も大いに入っています。推論もあります。
でもそういうことを差し引いても、読むべき本だと思いました。

漫画だけど、すっごく文字も多いし、情報がぎっしり。
2度ほど通読しましたが、いやいや、手ごわいです。
あと5回は読まないとなぁ、と感じます。

そしてきっと、読むごとに 
昭和大帝の偉大さと有難さを知るんだろうなぁ。


あの頃の日本の時代背景とか、民衆の心情とか、
文字だとピンとこないことも、漫画が補ってくれるので
実にありがたいです。
私のように、歴史背景分かっていない人には、
戦後史入門に最適な1冊だと思います。

2

Posted by ブクログ 2015年08月12日

昭和天皇に対する見方が変わった。
メディアや通説に対してのリテラシーを高める必要性を痛切に感じる。
歴史は多面的に見ることが大事。もう少し日本近現代史を掘り下げてみようと思う。

2

Posted by ブクログ 2014年10月12日

終戦の御聖断、戦後の全国御巡幸。常に国民の生活の幸福を願われた先帝陛下。特に、敗戦時、身を挺して国民の生命を守りとおした炎の立憲君主の姿は語り継がなければならない。偉大な君主の赤子であることが誇らしく思う本。

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Posted by ブクログ 2019年03月12日

 日教組の先生がたや文化人の自虐史観に毒されたせいか、我々世代は昭和天皇を正面きって讃えるのが難しい。
 本書を読む限り、戦後、きわどいバランスで進駐軍および米本国と渡り合った昭和天皇の政治センスを讃えるしかない。
 なお、昭和天皇と南方熊楠の邂逅は、水木しげるのマンガその他、どのバージョンで読んで...続きを読むも楽しくかつ微笑ましい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月07日

小林よしのり先生の「戦争論」「天皇論」「靖國論」「パール真論」と読んできて本作に辿り着き、著者が本書は、戦争論→天皇論の続編的な位置付けで有ると語っているのを見てなぜか嬉しかった(笑)
終戦のご聖断の件では感極まって仕事先で泣いてしまいました…半藤一利先生の「日本の一番長い日」はこの時の話なんですね...続きを読む。一昨年に原田眞人監督によってリメイクされた作品を観ていたく感動したのですが、当時はまだ知識が薄くて「終戦のご聖断」でこんなドラマと言うか経緯があったのを知らなかったので、作品を深く理解しながら観ることは出来ませんでした。それでも感動と言うか胸中を揺さぶるモノがあったのですが…本書のお陰で改めて見直して観ようと思います。岡本喜八監督の方も観なきゃですね。やはりどんな事でも体験する前に知識を持っているかどうかで受け取る物がまるで違います。今回は終戦当時の日本に対する理解度が少し深まった気がします。
戦後の日本全国行幸の件では陛下の想いと国民の想いが伝わって来て涙が出て困りました。敗戦から復興へ心の切り替え作業だったんですね。
世に言う戦争責任ってどんなものなのかもよく分かりました。

とにもかくにも昭和天皇陛下のお人柄や言動と行動…何よりも御製に歌われる想いの素晴らしさ、何時如何なる時でもその全てが国民のためで有ることがよく分かりました。本当に読んで良かったです。

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Posted by ブクログ 2013年01月05日

昭和天皇が崩御された時、私はまだ小学生で『あ、そう』と仰るおっとりとしたおじいさま、という印象しかなかった。その後歴史を学び、天皇の政治関与の度合いにびっくりしたものだったが、この本を読んで、私の知っていたことがいかに浅いものだったのか‥今までのイメージを大きく変えた一冊でした。
終戦からサンフラン...続きを読むシスコ講和条約までの大きな役割はもちろん、特に各地での御巡幸のくだりは涙が止まらなかった。ご崩御の際、日本じゅうがものものしい雰囲気に覆われていた意味がやっと理解できた気がする。著者の強い主張を差し引いても、日本人として知っておかなければならないことが、マンガというわかりやすく親しみやすい形で表現されている。読んで良かった一冊でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年04月19日

歴史というものは一方から見ただけでは全体像をつかめないと思う。視点をその当時の人々の立場によって変えると全然違って見えることが多い。毎度ながら読み応えがあるが、やはり目から鱗のことが多い。また同じ著者の「戦争論」を戦争を知っている父親に読ませた時、自虐史感による戦争や歴史の本ばかりしか知らなかった父...続きを読むが、こういう見方もあるのかと一種感動していたことを思い出す

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Posted by ブクログ 2012年02月09日

昭和天皇のこと、何にも知らなかった。第二次大戦も、鈴木首相も阿南大将のことも知らなかった。読みながら涙が流れた。これ、ちゃんと学校で教えてもらったっけ?他の人の著書を読んでないからわからないけど、いずれにしても、もっとあの大戦のことをきちんと教育の場で伝えていくべき。戦争論や天皇論も是非読んでみたい...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年07月25日

昭和20年9月9日、昭和天皇から皇太子殿下(今上天皇)へ宛てた手紙「手紙ありがたう しっかりした精神をもつて元気で居ることを聞いて喜んで居ます 国家は多事であるが 私は丈夫で居るから 安心してください 今度のやうな決心を しなければならない事情を早く話せばよかつたけれど 先生とあまりにちがつたことを...続きを読むいふことになるので ひかへて居つたことを ゆすしてくれ 敗因について一言いはしてくれ 我が国人が あまりに皇国を信じすぎて英米をあなどつたことである 明治天皇の時には山縣 大山 山本等の如き陸海軍の名称があつたが 今度の時は あたかも第一次世界大戦の独国の如く軍人がバツコして大局を考へず 進むを知つて退くことを知らなかつたからです 戦争をつづければ 三種神器を守ることも出来ず 国民をもころさなければならなくなつたので涙をのんで 国民の種をのこすべくつとめたのである 穂積大夫は常識の高い人であるから わからない所があつたら きいてくれ 寒くなるから 心体を大切に勉強なさい 九月九日 父より 明仁へ」

実に冷静且つ的確に敗因を分析されている、そして子への、国民への愛情を強く感じる事ができる手紙と感じたため抜粋した。
現在の日本国民の自国の歴史・国体への理解の薄さは愕然とするものがあるが、自身もこの本を読んで改めて自国の歴史・君主の奥深さに気付けた。

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Posted by ブクログ 2013年06月07日

ふりつもる

み雪にたへて いろかへぬ

まつぞををしき

ひともかくあれ

.....涙が止まらない。

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Posted by ブクログ 2011年01月09日

戦後の昭和天皇の孤独や思いの断片だけでなく、魅力的なエピソードもちりばめられていて。肩の力を抜いて読める。
初めて柏餅を召し上がられた天皇陛下の「美味しくない」ってエピソードがほのぼのしてて好き。

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Posted by ブクログ 2017年10月30日

天皇家は、約2650年ほどの歴史があるといわれている。しかし、実際に存在や皇位が確認できるのは、1300年ほど前までらしい、天皇は現在、約130代目で世界に類を見ない。この事実が、日本人のDNAに、しっかりと刻まれているのだ。正月の皇居一般参賀で「天皇陛下万歳!」と旗を振るなど・・・国民が群れをなし...続きを読むどこからともなく集まる。天皇家の人気(ちょっと言葉が違うかもしれない)は尋常じゃない。

日本国民が、天皇家を忘れていた時代においても、時の権力者は、この一族を滅ぼそうとはせず、彼らの権威の上に国を治めていたのである。現代にいたっても、天皇家が存在しない日本国はイメージしずらい。戦後、戦勝国の天皇制廃止の思惑はかなわなかった。マッカーサーは、その意味では日本に敗れたわけである。

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Posted by ブクログ 2019年10月16日

昭和天皇の無私の御心と、国民を思う気持ちがよく理解でき、感動しました。最後のページに掲載されている御製では思わず目頭が熱くなりました。
もっと早く読めば良かった。天皇のいる日本に生まれたことを誇りに思います。日本人で良かった。
沢山の人が読めば良いのになぁと思います。

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Posted by ブクログ 2019年03月10日

昭和天皇はこんなにも質素で謙虚だったとは!
皇族もこんなにも質素だったとは、驚きだ。
自分の中での昭和天皇の記憶は、「あ、そう」のおじいちゃん。常に決められた順序で行動して、決められたことをスピーチしている印象だった。
太平洋戦争であんなに重い責任を負い、その後の人生でもひたすら国民のことを思って生...続きを読むきていた人だったとは、富田メモの公開まで知らなかった。
本書は、太平洋戦争、特に終戦についてある程度の知識をもっていないと難しく、理解できない部分も多い。でも、いろいろよく調べ上げているので、とても勉強になる。
著者は思いの強い人だから、調べた事実を書くその表現にも思いが前面に出ている。客観的に事実を捉えるには、その思いの部分を割り引いて読んでいくことが必要か。

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Posted by ブクログ 2016年10月31日

久しぶりによしりんを読んだ。そういえば自分の右翼的な考えのおこりはよしりんによってだったなぁと。その後中国で生活したり(よしりんが怒りますね)紆余曲折。これもひとつの思想だと思って客観的に読めるようになった。
本書は昭和天皇の戦時、戦後を追って書いたもの。私も昭和生まれで昭和を背負っているので、昭和...続きを読む天皇の歩みがそのまま昭和という時代の歩みになっているというのを実感した。
あ、そうに込められている思いは深い。昭和天皇の独白本も読んでみましょう。

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Posted by ブクログ 2014年01月20日

敗戦後の日本を支えたのは天皇だった・・・もし日本国民が天皇の戦争責任を問うならば、戦後の復興時の巡幸にて暗殺されていたかもしれない。でも、そうならなかった。
 国民の為にひたすら祈った。そして孤独な天皇がいた!

 かっての日本(明治以前)の権力者が、どんなに強力な権力を手中にしても天皇を廃したり、...続きを読むその権威を奪ったりは出来なかった。寧ろ天皇の権威が無ければ日本の統治が出来ないという事が、時の権力者には分かっていたのではないか・・・。
 戦後の日本人が、天皇の真意を受け止めることが出来ずGHQのデマ宣伝で誇りを失ってしまった。戦後の日本人こそ呪詛に囚われたのではないか、今一度勉強をやり直して、本来あるべき日本人の姿を取り戻したい。

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Posted by ブクログ 2012年12月14日

終戦期に絞った昭和天皇の姿を描いている本です。同著者の「戦争論」「天皇論」の続編とも言えます。

僕は昭和48年に生まれで、歴史に興味が無さ過ぎるタイプだったこともあり、天皇陛下が何をやっているのか先日まで知らなかったし、ましてや昭和天皇のことなんて全く知らず。なんか目が開いているか開いてないかわか...続きを読むらない人、なんかとぼけた感じのする人…という印象でした。

が!
その印象は180度覆されました。この本を読んで泣きました。もの凄く偉大で、僕が知っているスケールでは語れない人だと思いました。詳しくは是非本書を読んで欲しいです。天皇に関して批判的な人も、ここに書いてあることぐらいは知った上で批判してほしいと思う。

昭和天皇についてもっと知りたくなったりもしましたが、今上天皇についても知りたくなりました。終戦時とは性質が違いますが、日本がひじょーに難しい時期にきている中、どんなことを考えたり感じたりしているのか、是非聞いてみたい。もちろん基本的には政治介入はありえないので前に出てこられることはないのだけど…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月26日

GHQ、マッカーサーと天皇の関係とかは知っていることが多かった気がするが、終戦の条件を決める最高戦争指導会議など、しらないことが多かった。鈴木貫太郎と阿南惟幾はえらかったな。

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Posted by ブクログ 2011年11月02日

永遠の0を読み、戦争について知りたくなった時、小林よしのりさんの戦争論を薦めていただいたのだがあいにく手元に届かず、先にこの「天皇論」を読んだ。
今の漫画とは一味もふた味も違い最初は読みづらかったが、読み進めていくうちに昭和天皇のすごさをひしひしと感じた。
歴史を全く覚えていない状態でこの本を読んだ...続きを読む私には、良さを評価はできない。歴史が苦手な私だが、昭和天皇の生きた時代を少し感じ取れたので、次の本に繋がりそうだ。
日本の歴史ってやっぱり面白い。

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Posted by ブクログ 2014年09月06日

昭和天皇という、現代日本人にとって様々な意味で深く繋がりのある存在を多角的に検証し、その功績、振る舞いについて小林よしのりのパワーをもって描ききった作品。「行幸」の意味、意義、影響というのは凄いなあ。

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Posted by ブクログ 2011年07月29日

昭和天皇のしたたかさが日本を救ったのではないだろうか。
受け入れたふりして、時期が来たらあっさりと手のひらを返す。
これこそ日本人の強さだと感じた。
昭和天皇が崩御された日、なんだか歴史の一幕の中で生きている自分を感じたことを思い出した。

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Posted by ブクログ 2011年04月28日

昭和天皇の戦後を中心に史実に基づき書かれたもので昭和天皇の人としてそして、天皇としての生き様を読み解くことが出来た。
日本にとっての天皇制という歴史と、昭和天皇の役割も含め深く感銘した。

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Posted by ブクログ 2011年01月10日

私の年齢からして、昭和天皇とは本当に接点が薄い。
友人が昭和天皇を尊敬すると言っていたので、気になって買ってみた一冊。

戦後教育では知りえない、天皇の姿がとても解りやすく描かれている。
本来の天皇の姿、GHQによって歪められた日本の仕組み、皇室というものの在り方について、作者個人が伝えたい事が述べ...続きを読むられている。
日本人なら、一度は読み込んでもいい作品だと思う。

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Posted by ブクログ 2011年01月05日

玉音放送当日の大衆に関する検証と、ポツダム宣言受諾に至るまでの鈴木貫太郎内閣の解説が特に面白かった。このあたりイデオロギー色も薄いし、歴史ミステリーとして単純に楽しめる。
前者の、農家が大事にしていた家畜を次々に殺戮していったり、まだ実っていない稲を刈り出したりした話は衝撃的。全部を台無しにしてやり...続きを読むたくなる感覚はとても理解できるので余計に苦しい。
阿南惟幾の血染めの遺書は実際遊就館で見たが、読む前と読んだ後で遺書の「大罪」という言葉から受けるイメージがだいぶ変わった。
他にも、占領下の日本で昭和天皇が半ば政治家として水面下で動いていたという事実が興味深い。

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Posted by ブクログ 2012年02月07日

昭和末期に生まれ事もあり昭和天皇への印象というのは殆ど存在しなかった。むしろ、昭和天皇崩御よりも小渕総理が平成を発表した事の方が強い印象に残っているくらい。
その後、大東亜戦争周辺の歴史を知るにつれ昭和天皇の印象もできあがってはいくのだが、如何せんあの時代は天皇よりも政治家が目立っていたと思うのでそ...続きを読むれらへの印象が強く、昭和天皇の印象はあまり残らなかった。
この本によって昭和天皇の行った「聖断」や「行幸」等の概要が知れた事は非常に有用であった。これらの行為は「天皇とは日本国家にとっていかなる存在であるか?」という疑問に応える為の一つのファクターであると言える。天皇とは一体何なのか?という疑問を持つ人には漫画という体裁上(字数は多めだが)読みやすく、うってつけなのではないかと思う。

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Posted by ブクログ 2014年09月16日

終戦時における昭和天皇の動きを描いた漫画。

とにかく天皇と言うのは日本人にとっていなければならない人なのかと言うことを感じた。
生まれてから自分の自由がなく、豪勢な生活をする訳ではない。 全てが公的な言動となる天皇と言う存在とはどんな感覚で居るのかと言うのを考えさせられた。
天皇として生まれ天皇...続きを読むとして行きる。

マッカーサーとの交渉?時の振る舞いなどを見て、
想像もつかない様な崇高な人なのだと感じた。

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Posted by ブクログ 2012年07月23日

昭和天皇を知りたいと思い読みました。

戦中・戦後と知らなかったエピソードが
多々あり勉強になりました。

ただまだまだ今日明かされていない歴史は、
沢山あるんだろうなと感じました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月23日

かなり右的なタイトルですが。。。
会社で「右翼みたいですね」って言われましたが、私は別に右でも左でもないですw

小林よしのり氏のゴーマニズム宣言のSpecialである。

私はあまりこのシリーズが好きでは無い。
タイトルの通り、小林氏の「ゴーマン」がかまされている本なので、内容について行けないこと...続きを読むが多いので読まないことにしていた。

でも、私は、「天皇陛下」が結構好きである。
何度も言うが右では無いw
ただ、その何とも言えない魅力と言うか私心なき謙虚さと言うか、不思議と胸うつ優しい雰囲気が好きなのである。

その天皇の中でも印象が強いのは、なぜか「昭和天皇」。
「平成」が人生の3分の2以上を占めているのだが、昭和生まれのせいか、「昭和」と言う時代に思い入れが強い。
激動の昭和の日本の象徴、昭和天皇に関して知りたいと思ってこの本を手に取った。

この本では、終戦期の昭和天皇に関して書かれている。

昭和天皇が終戦のためにどの様に尽力したのか、保身せず、私心無く、日本の国体を守り、国民を守るため努力した姿が書かれている。
そして、人間宣言や沖縄を見捨てた等、現在、一面だけを見てとらえられている内容に関して、勅旨の全文を載せることや沖縄を取り囲む世情等を詳らかにし、昭和天皇の真意を読み解いている。

この本を読み、「反戦」の思いが強かった昭和天皇がいて、なぜ日本が第二次世界大戦に突入して行ったのか、そして、なぜ日本は敗戦国でありながら皇室を残し、国体と独立を維持出来たのかを知ることが出来た。
そう言った意味で非常に面白い内容であった。

もちろん、この本に書かれている全ての史資が真実であるかは分からないが、真実である部分は多いと思う。
そして、昭和天皇の真意もこの本の内容に近しいものだったのでは無いだろうか?

教科書には載らない歴史、激動の昭和史の一面を知ることの出来る1冊。
昭和や終戦期に興味のある方はご一読頂きたい

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Posted by ブクログ 2011年08月28日

阿南さんとのくだりや天皇巡幸のエピソードに対して
思いを馳せる。

志した高く品性を
高める。

これだね。

身はいかになるともいくさ とどめけり
ただただふれゆく 民をおもひて

ふりつもるみ雪にたへて いろかへぬ
松ぞをかしき 人もかくあれ

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