小林よしのりのレビュー一覧
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ネタバレ2015年1月発行の新作。今のイスラム国が日本が賛成したイラク戦争から派生しているとは。民主主義が最良ではないこと。フセインのような独裁者が必要な時期があること。ほんと、日本人として恥ずかしい。何でこんなにアメリカ様になったのか。ひめゆりの信子・貞子姉妹の話は涙涙。しかし、この頃の人は短歌を詠めるから賢げだ。たった70年前なのに、どうしてこんなに変わったのか。言葉や文化はこんなに変わるものなのか。最後の詩人・竹内浩三の話も涙涙だった。こんな立派な人が戦争が起こると死んでしまうのだ。だからこそ、戦争を起こさないために、もっと慎重に、戦略的に外交を進めなくてはならないのだ。安保法反対のデモなんかや
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ネタバレ本当に、ゴー宣シリーズからは今まで知らなかったことを知ることができる。まぁよしりんも言ってるとおり、よしりんの言うことすら疑って、裏を取る必要があるんだろうけど。本当にA級戦犯のことなど何も知らなかった。どうして東条英機ばっかり有名なんだ。こないだやってた映画「日本のいちばん長い日」はどういうストーリーだったんだろうな。今ネットで見たら、ちょっと出てくる人もいた。漫画は少なく、文章で一人一人紹介している。本当は戦争を避けようとした人ほど戦犯とされ、死刑になってる感じだ。ほんと、事実ではなく、戦勝国側の勝手な意思で戦犯にされ、殺されたのだ。どうしてこういうことを学校で教えないんだろう。テレビで教
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ネタバレかなりタブーというか
結構個人批判が強いので
苦手な人は要注意なのではありますが
大嫌いな口だけ評論家の
いけ好かない人が槍玉に挙げられていたのは
まさにすっきりでした。
(生理的に受け付けない人種でしたがやっぱり…)
結局のところ、金のあるところには
何かと汚れが絡みます。
視聴率、売れるか、を気にする
マスコミではそれは顕著でしょう。
そして、新聞ですら、それが危ういこと…
結局のところ真実を知りたいのならば
自分の頭と行動を起こさねば
得ることはできないということでしょう。
いい意味でマスコミは
信用できないことを知ることができましたね。 -
Posted by ブクログ
かつて大きな論争を巻き起こした『戦争論』は、読んだ。戦争以前に国という公を守るために命を賭したものたちを、ないがしろにしてはいけないということと読んだ。靖国に行くに当たり、慰霊するのではなく、顕彰をするべきものであり、過ちを繰り返さないと述べるのは行為として間違っていると指摘するところは筋として変わっていない。
当時から変わったことといえば、従軍慰安婦の問題などいわゆる過去の戦争において日本軍は残虐な悪物であった歴史観が「自虐史観」という否定的ラベルを貼られることにより力を失ったことであろう。朝日新聞の訂正記事は、その影響を受けた現象だと言える。
一方、その後に産まれたネトウヨというものの存在 -
Posted by ブクログ
勇ましい物言いが“言論”として喝采を浴びるようになってから久しい。暴論を吐けば何かを言ってるような気になる。それが“保守”と呼ばれ、ついにはその代表が総理になった。
それが『戦争論』以後の歴史である。
自分ももれなくその渦の中にいた。そしてそれは覚悟なき責任なき“評論”ですらない井戸端の戯言だったのだ。
責任を背負うと自ずと言動も変わる。実行を伴わなければならないからだ。結果を求められる。
責任を背負うとは覚悟を決めるということである。公私ともにそれと向き合う時が来たのだ。
覚悟を決めるとは現実と折り合いをつけること。現実を知ること。そして葛藤すること。
この作品は全く痛快ではな