小林よしのりのレビュー一覧
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日本の言論界に巨大な一石を投じた小林氏による『戦争論』に対し言論界・知識人たちからの反応を氏がインタビュー形式を用いて一刀両断するものです。両方の全てを見ているわけではないのでなんともいえません。
最近、何度目かの氏による大作『戦争論』を再読し、その後で本書を読みました。出版当時の事情を僕はよくわかっておりませんでしたが、『戦争論』は読者には広く、また好意的に受け入れられたものの、論壇および知識人と呼ばれる方々からは、囂々たる批判や悪口雑言の限りが尽くされたのだと聞いております。
ここでは、自身のスタッフであるトッキーこと時浦兼氏をインタビュアーとして、小林氏が答えるという形式で、批判に -
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AKB48に「マジ」で嵌った4氏が叫ぶ、推し愛と社会学的分析の結晶。
AKB48、ならびに48Projectがこれだけのムーブメントを巻き起こし、他のアイドルとは一線を画している特徴というのは、劇場というホームグラウンドを抱えている点が大きい。
おニャン子クラブであったり、モーニング娘。であったり、過去の大所帯アイドルグループには、このようなホームグラウンドを抱えた例はなく、故にマスメディアとの結びつきがブレイクのうえで必要不可欠であったが、AKB48は劇場という下地を抱えている分だけ地盤がしっかりとしており、マスメディアへの露出は、より間口を拡大するためのあくまでも副次的な要素に過ぎないの -
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小林よしのりの著作を購入したのは、小学生の時の「東大一直線」以来か?いや、週刊少年チャンピオンで連載していた「いろはにほう作」も買ったことがあるような気がする…。
それはともかく、タイトルでそのまま購入しただけだが、安倍晋三、現在の自由民主党に抱えていた違和感について、俺の気持ちと一致するなあ~と納得。
あとがきを見ると「ゴーマニズム宣言RISING」という有料WEBマガジンに連載されていた記事を元にまとめられているようであるが、各章のあいだに挿入される「よしりんの日常」コーナーは、ちょっと邪魔かなあと思ったりするが、彼の人間性を出す中和剤になっているのかも。 -
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終戦期に絞った昭和天皇の姿を描いている本です。同著者の「戦争論」「天皇論」の続編とも言えます。
僕は昭和48年に生まれで、歴史に興味が無さ過ぎるタイプだったこともあり、天皇陛下が何をやっているのか先日まで知らなかったし、ましてや昭和天皇のことなんて全く知らず。なんか目が開いているか開いてないかわからない人、なんかとぼけた感じのする人…という印象でした。
が!
その印象は180度覆されました。この本を読んで泣きました。もの凄く偉大で、僕が知っているスケールでは語れない人だと思いました。詳しくは是非本書を読んで欲しいです。天皇に関して批判的な人も、ここに書いてあることぐらいは知った上で批判して -
Posted by ブクログ
テレビやネットで知れる情報ではTPPに判断がつけられませんでしたが、この本を読むと、反対という判断に。同著者の「戦争論シリーズ」「天皇論」も読んでいたせいもあるけど、いずれも国防したくなる本です。
某上場しそうな会社の社長がこの本を読んで「日本愛はわかるけど代替案がないよね〜」と一蹴していて、なんだそれってムカっとしたので、がっつり理解してどんと感想書いてやろうと思って、何回も読み返したのだけど、それをしきることがちょっとできず、反論文が書けなくて残念ですが、自分の気持ちは明確になったという事で満足しようと思います。
まもなく選挙です。色々な識者が言ってますけど、問題の一つ一つがとても複雑