小林よしのりのレビュー一覧

  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論

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    天皇家は、約2650年ほどの歴史があるといわれている。しかし、実際に存在や皇位が確認できるのは、1300年ほど前までらしい、天皇は現在、約130代目で世界に類を見ない。この事実が、日本人のDNAに、しっかりと刻まれているのだ。正月の皇居一般参賀で「天皇陛下万歳!」と旗を振るなど・・・国民が群れをなしどこからともなく集まる。天皇家の人気(ちょっと言葉が違うかもしれない)は尋常じゃない。

    日本国民が、天皇家を忘れていた時代においても、時の権力者は、この一族を滅ぼそうとはせず、彼らの権威の上に国を治めていたのである。現代にいたっても、天皇家が存在しない日本国はイメージしずらい。戦後、戦勝国の天皇制

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    2017年10月30日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論

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    久しぶりによしりんを読んだ。そういえば自分の右翼的な考えのおこりはよしりんによってだったなぁと。その後中国で生活したり(よしりんが怒りますね)紆余曲折。これもひとつの思想だと思って客観的に読めるようになった。
    本書は昭和天皇の戦時、戦後を追って書いたもの。私も昭和生まれで昭和を背負っているので、昭和天皇の歩みがそのまま昭和という時代の歩みになっているというのを実感した。
    あ、そうに込められている思いは深い。昭和天皇の独白本も読んでみましょう。

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    2016年10月31日
  • 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論

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    やはりマンガだと嚥下するのが楽ですね。
    とても分かり易く、入ってくるのが良いです。

    戦うってことはお互いの言い分や理由、目的があって当然ですよね。国と国、民族と民族の尊厳や存続を掛けているんですもの。
    日本やアジアとっての大東亜戦争、アメリカを含めた太平洋戦争がどんな理由から、何を目的として始まって終わったのか、現在、日本国内で認知されている敗戦国としての歴史感だけじゃなくて、
    戦争がもたらした功罪を偏見なくしっかり見詰めたり、理解するための導入書にはもってこいの教科書となるかもしれませんね。

    この島国を取り巻く島嶼や海、大陸と半島で進行している現在の緊迫した状況を考える上で日本の近現代史

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    2016年09月11日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い

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    著者である小林よしのりさんが近代民主主義発祥の地、フランス旅行で立ち寄ったレストランでフランス料理に舌鼓を打ちつつ、現在の日本に蔓延る”民主主義”信奉に強烈な一撃を食らわせた作品です。欧米と日本の民主主義の違いが歴史的背景やそれが基盤となっている国民性の違いであるという事等が描かれており、凄く勉強になりました。

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    2016年08月29日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い

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    ネタバレ

    フレンチはやっぱり女に食べさせるものだ。女が喜ぶ姿を見て楽しむものである。

    民主主義=善、独裁=悪ではない、という歴史をフランス革命が起きたフランスでフレンチを食べながら振り返る体裁。

    エリートによる寡頭制のほうがいいのではと。
    大衆が間違え続けてきた歴史からも。

    Brexit後に読んだが、目の付け所は時代を先読みしている。

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    2016年07月24日
  • 孤独を貫け

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    おぼっちゃまくんやゴーマニズム宣言でお馴染みの小林よしのりさんと本のソムリエである清水克衛さんの対談本です。清水さんが小林さんの大ファンという事で対談のオファーをされたとの事ですが、お二人の共通の趣味ともいえる「読書」を通じ政治、現代の若者、ネトウヨ、ネトサヨ等について熱い議論を交わされています。サクッと読めますよ!

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    2016年06月29日
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島

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    感情と論理は、対になる概念なのだろうか。
    「感情的にならず論理的になれ」とか。「お前は理屈っぽい人間だから人の感情が理解できないんだ」とか(これはあまりにも暴論か)。
    感情と論理を対概念として、オルタナティブの様に扱う人は多い。

    しかし、本書はそれを否定する。感情は論理を規程しうる、ということからもわかるように、感情と論理は「あちらが立てばこちらが立たぬ」式の二者択一ではない。

    宮台によれば、いわゆる「ネトウヨ」や「ブサヨ」が台頭している背景にあるのは、「感情の劣化」だ。
    知性とは態度であり、したがって論理的思考力などの知的能力によって規程される類のモノではない。問題はむしろ思考を方向づけ

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    2016年06月06日
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島

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    ネタバレ

    哲学は観光に似ている。
    いい意味での無責任さと軽薄さ。

    読書もそんなものじゃないだろうか。
    有限の時間に対しての情報量の多さが、暇の過ごし方に対する自由を奪っている気もする。

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    2016年02月09日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論第二部 愛国志士、決起ス 上巻

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    ネタバレ

    大久保利通を始めとする明治政府は、西洋の価値観を取り入れ、朝鮮に対して軍事力を背景とした威圧外交を行い、王道的な政治を捨て去った。主人公である頭山満らは、西郷隆盛野目指した王道政治を取り戻すべく第2の明治維新を目指し、武装蜂起を起こそうとした。
    日本が朝鮮に無許可で砲艦を用いて、測量して挑発し、その後、軍艦で脅しをかけて開国を迫った江華島事件は、西洋のやり方を真似た威圧外交であり、この事件を境にして、日本は王道政治の道を放棄したとある。
    この点で、著者は、そのやり方を厳しく批判しているが、当時は、日本の国防のためには、朝鮮が植民地化されないように、朝鮮の近代化を急がせる必要があり、やり方として

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    2016年01月18日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論第二部 愛国志士、決起ス 上巻

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    不平士族の乱は、単純に血気盛んな若者が、新時代に着いて行けず起こした乱だと思っていたが、そうではないという事がよく分かった。
    元来の日本人の大切な精神を守ろうとしていたのだと。
    日本人の原点ともいうべき箇所を見つけられたように思う。

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    2015年12月22日
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島

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    「感情の劣化」、確かにその通りやと思いました。

    東さんが書かれてるように、小林さんと宮台さんの意見がすごく一致してる状況は喜んでいる場合じゃない。
    それだけ社会がヤバくなってると捉えないといけないのもよくわかった。

    面白い対談になってます。

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    2015年12月05日
  • 卑怯者の島 戦後70年特別企画

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    著者は本当に日本が好きだなと。

    女の愛国心と戦後の場面で、改めて竹内浩三骨のうたうのすごみを再確認しました。

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    2015年12月01日
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島

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    たちまち理解できないほど小林氏と宮台氏の深い知識・経験と洞察による非常に感銘を受けた鼎談集である。特に宮台氏の発言については再読した上でより深く理解していきたい。

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    2015年11月13日
  • 卑怯者の島 戦後70年特別企画

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    特に政治的な主張とかはなくて、ただ淡々と戦場の人々の心理を描くんだけど、なかなか読み応えあって面白かった。

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    2015年09月20日
  • 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論3

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    3を読むのは初めてだなぁ。これまでよりも文字が少なくて、コマ割も大きい気がする。アメリカのイラク戦争反対を描いたもの。アメリカのイラク戦争失敗は今や常識だもんな。ほんとよしりんは天才じゃないか。欧米の植民地支配のことが出てきたけど、ほんと野蛮だ。こんな過去を持つ国が何をえらそうに、と思う。キリスト教を楯に世界中を蹂躙してきたのだ。これを読んで、なおアメリカにひざまずこうとする人がいるのか。日本はほんとに恵まれた土地を持ち、四季があり、豊かに生きてきたんだと思う。豊臣秀吉が蒙古を攻めたぐらいじゃないか。あれも秀吉の老害だという説もあるもんな。とち狂ったのだ。

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    2015年09月08日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 反TPP論

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    何か最近TPPって聞かないよね。どうなったのかな。日本を代表する農業県に住んでいる身としては、アメリカに攻め込まれたらたまったものじゃない。JAの視察団がアメリカに行ったら、向こうの農家の人たちはそれほどTPPに熱心じゃないというのが新鮮だった。オバマが停滞している昨今、TPPはどうなっていくのか。しかし、地方が反対してるのに、中央の新聞はそれを書かないというのはびっくり。うち、地方紙しか読んでないからなー。ほんと、こういう外交が戦争につながるのだ。国益を守るというのはこういうことか。しかし、字の間違いとかが多かったのが残念。急いで出したかったからかな。

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    2015年09月05日
  • 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 靖國論

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    戦争論を読んでたくせに靖国神社って行ったことなかった。調べたら日本武道館のすぐ近くなんじゃないか。知らなんだ。今度東京に行ったら参拝しよう。どうして首相が神社を参拝しただけで、やいのやいの言われなきゃならんのだ、と常々思ってたけど、これもサヨクたちの仕業なのか。しかし、どうしてそんなに中国シンパが多いのだ。戦後1068人もの人が戦犯として処刑されたというのは知らなかった。東京裁判は有名だけど、BC級戦犯の話はほんと誰もしないもんな。戦争反対、は分かるけど、こういうこともちゃんと教えてこその戦争反対だろう。

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    2015年09月01日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論 1

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    小林よしのりさんの”戦争論”から17年。ついに出ました"新戦争論”。前作が登場した頃に日本は戦後教育の影響でだいぶ左寄りだった風潮が戦争論の登場で徐々に真ん中に。今回の新戦争論では、著者の意図しない方向で突き進んでいる人々(バランス感覚を失い右に行き過ぎた人々)やそれらを是とする風潮を戒め、再度原点に戻る事を提唱されています。”自分にとって都合の良い情報だけを信じる事を止める事”ですね。

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    2015年08月24日
  • ゴーマニズム宣言NEO 1

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    ウイグルの話は勉強になった。
    沖縄問題を含め、こういう見方を知ってニュースを見ることが大事だと思う。

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    2015年10月19日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論 1

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    久しぶりにゴーマニズム宣言を読んだ。昔のゴーマニズム宣言は小林よしのりと知識人のバトルが下品でそこがあまり好きではなかったのだが、今作は国の行く末を憂えて、偏りの少ない視点から今の日本における右派と左派を批評した好著だと思う。

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    2015年06月12日