小林よしのりのレビュー一覧
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天皇家は、約2650年ほどの歴史があるといわれている。しかし、実際に存在や皇位が確認できるのは、1300年ほど前までらしい、天皇は現在、約130代目で世界に類を見ない。この事実が、日本人のDNAに、しっかりと刻まれているのだ。正月の皇居一般参賀で「天皇陛下万歳!」と旗を振るなど・・・国民が群れをなしどこからともなく集まる。天皇家の人気(ちょっと言葉が違うかもしれない)は尋常じゃない。
日本国民が、天皇家を忘れていた時代においても、時の権力者は、この一族を滅ぼそうとはせず、彼らの権威の上に国を治めていたのである。現代にいたっても、天皇家が存在しない日本国はイメージしずらい。戦後、戦勝国の天皇制 -
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やはりマンガだと嚥下するのが楽ですね。
とても分かり易く、入ってくるのが良いです。
戦うってことはお互いの言い分や理由、目的があって当然ですよね。国と国、民族と民族の尊厳や存続を掛けているんですもの。
日本やアジアとっての大東亜戦争、アメリカを含めた太平洋戦争がどんな理由から、何を目的として始まって終わったのか、現在、日本国内で認知されている敗戦国としての歴史感だけじゃなくて、
戦争がもたらした功罪を偏見なくしっかり見詰めたり、理解するための導入書にはもってこいの教科書となるかもしれませんね。
この島国を取り巻く島嶼や海、大陸と半島で進行している現在の緊迫した状況を考える上で日本の近現代史 -
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感情と論理は、対になる概念なのだろうか。
「感情的にならず論理的になれ」とか。「お前は理屈っぽい人間だから人の感情が理解できないんだ」とか(これはあまりにも暴論か)。
感情と論理を対概念として、オルタナティブの様に扱う人は多い。
しかし、本書はそれを否定する。感情は論理を規程しうる、ということからもわかるように、感情と論理は「あちらが立てばこちらが立たぬ」式の二者択一ではない。
宮台によれば、いわゆる「ネトウヨ」や「ブサヨ」が台頭している背景にあるのは、「感情の劣化」だ。
知性とは態度であり、したがって論理的思考力などの知的能力によって規程される類のモノではない。問題はむしろ思考を方向づけ -
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ネタバレ大久保利通を始めとする明治政府は、西洋の価値観を取り入れ、朝鮮に対して軍事力を背景とした威圧外交を行い、王道的な政治を捨て去った。主人公である頭山満らは、西郷隆盛野目指した王道政治を取り戻すべく第2の明治維新を目指し、武装蜂起を起こそうとした。
日本が朝鮮に無許可で砲艦を用いて、測量して挑発し、その後、軍艦で脅しをかけて開国を迫った江華島事件は、西洋のやり方を真似た威圧外交であり、この事件を境にして、日本は王道政治の道を放棄したとある。
この点で、著者は、そのやり方を厳しく批判しているが、当時は、日本の国防のためには、朝鮮が植民地化されないように、朝鮮の近代化を急がせる必要があり、やり方として -
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ネタバレ3を読むのは初めてだなぁ。これまでよりも文字が少なくて、コマ割も大きい気がする。アメリカのイラク戦争反対を描いたもの。アメリカのイラク戦争失敗は今や常識だもんな。ほんとよしりんは天才じゃないか。欧米の植民地支配のことが出てきたけど、ほんと野蛮だ。こんな過去を持つ国が何をえらそうに、と思う。キリスト教を楯に世界中を蹂躙してきたのだ。これを読んで、なおアメリカにひざまずこうとする人がいるのか。日本はほんとに恵まれた土地を持ち、四季があり、豊かに生きてきたんだと思う。豊臣秀吉が蒙古を攻めたぐらいじゃないか。あれも秀吉の老害だという説もあるもんな。とち狂ったのだ。
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ネタバレ何か最近TPPって聞かないよね。どうなったのかな。日本を代表する農業県に住んでいる身としては、アメリカに攻め込まれたらたまったものじゃない。JAの視察団がアメリカに行ったら、向こうの農家の人たちはそれほどTPPに熱心じゃないというのが新鮮だった。オバマが停滞している昨今、TPPはどうなっていくのか。しかし、地方が反対してるのに、中央の新聞はそれを書かないというのはびっくり。うち、地方紙しか読んでないからなー。ほんと、こういう外交が戦争につながるのだ。国益を守るというのはこういうことか。しかし、字の間違いとかが多かったのが残念。急いで出したかったからかな。