小林よしのりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「保守」視点からの靖国論を学ぼうと、読んだ。
筆者はA級戦犯を生みだした東京裁判そのものに異を唱えており、
日本のために命を差し出した英霊を祀る靖国に敬意を払う立場。
その立場から、主に首相の靖国参拝をめぐる騒動に対し議論を展開。
筆者の論理には共感する面も多い。一様に日本の戦争を悪ととらえるサヨクの言い分には、私も大いに違和感を持つ。自虐史観は大嫌い。
しかし、当時には当時なりの考え方があったと尊重するだけで、別に今より優れているとか劣っているとか、そんな風には捉えない。筆者は過去を美化することが保守と思っているきらいがある。
GHQに洗脳された?今の日本人にはエートスがない?そんなものは -
Posted by ブクログ
ゴー宣も、広がりすぎて、今、どれが連載続いていて、どれが終わったのかわからなくなってきました。
この「EXTRA」も、1巻とかかれていて2004年に出ていますが、2巻って出てないですよねぇ。これは、「わしズム」に連載されていたもので、「わしズム」自体も、なくなってしばらくたっているので、もう、2巻は出ないかな。
まあ、全部まとめて、まぁゴー宣なんだろうなぁ。でも、その広がっていくものを全部拾い上げて見ていくのは、無理ですな。
常に、自分を矢面に立たせてかいていく姿勢は、けっこう好きです。思想的なものは、まあ脇においといて。
「食から滅ぶ」なんかは、なっとくできるけど、変えるのは難しい。 -
Posted by ブクログ
最近妙にわーわー言われている小林よしのり。この人、実は僕の大学の先輩にあたるらしい。もともとコロコロコミックのおぼっちゃまくんの時に知ったので、東大一直線とは時代がずれる。この人がごーまんかましてよかですか?と言ったために一躍有名になりました。
小林先輩の論評は非常に明快でナショナリズムの復活ですよね。
ただこれだけのことを勝手気ままにいってるのが、左翼やら右翼やらなんやらかんやらに良く思われず、しまいには台湾出 入り禁止なんて言われちゃったりして。
大きな勘違いがあるとすれば、よしりんはそんな大げさなこと言ってないと思います。日本人なんだから日本人を日本を誇りに思えよ。外国と対等に話の -
Posted by ブクログ
論争を巻き起こした前作に続く戦争論第2弾。500Pを超える大作。
第二次大戦の敗戦から、過去を否定し、自らの文化を破壊し続けてきた戦後の日本。物質的には豊かになっても、戦前の日本人が持っていた気概や気骨を失い、自らの防衛も他国(しかもかつての敵国)頼みであることになんの疑問も持たない。ありもしなかった出来事のでっち上げについても、ろくに検証すらせずに、反論どころか頭を下げ、あまつさえ子供達にさえ歴史的事実として「自らの祖父を恥じろ」と教育していく。
民族的な自殺にも等しいこの自虐史観に、小林は真っ向から立ち向かう。過激派?軍国主義?とんでもない。小林はただ単に、日本の伝統文化を愛し、勇敢に国