小林よしのりのレビュー一覧
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社会問題を扱う本でチラホラ書名が挙がるので読んでみることに。
「大東亜戦争」(太平洋戦争)を見直すべきだ、という論調には賛成できる面があるし、今の日本人のあり方について義憤にかられるのも理解できる部分がある。
が、今の世の中を「洗脳」と言うなら、戦時も「洗脳」で成り立っていた部分はある。著者はそれを「自分で選んだものと責任を持て」と言いたいのかなと思った。
しかし「ワシも戦争は嫌だ」と言いながら、戦争を美化し「勝ってる戦争はかっこいいぞ」と言うのは理解できなかった。「勝ってる戦争」は反対から見れば「負けてる戦争」だ。
戦争反対論者を「左翼」「サヨク」と痛烈に批判するが、戦争は起こさないに超したことはなく、ならばどうすれば戦争を起こさないようにできるのかを考えるのが現代の日本人の役割ではないか。
祖国を守ろうと戦った人々に対して愚かだなどと思うことはないし感謝の念を捨てることはないが、それはそれとして「戦争をしない」という「理想」を掲げ続けるのは必要なことで、過去の戦争を批判的に検証することはやめてはいけないと思う。 -
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漫画家と侮ることなかれ、小林さんはお坊っちゃまくん以来の漫画家さんだけど、作品の半分以上は、いわゆる「ゴー宣」。
今回は、コロナ総括編。一般的な日本人の我々は主張がふれすぎるとどうもトンデモ掄、陰謀掄だと言いたくなってしまうけど、面倒くさがらずに読み通せば確かにそのとおり。
誰かを誹謗中傷するのでなく、未曾有のパンデミックという誰しも「正解」のわからない中で、我々はそして我々の選んだはずの代表者たちは、なぜ誤ってしまったのか。
なかったことにするのでなく、犯人捜しをするのでなく、きちんと「総括」することが次につながるはず!
そんな布石なつながる、と感じた1冊でした。 -
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別に男女のどちらが天皇になっても良い、というふうにすれば良いと思う。
必ず男性を産まなくてはいけないなど、天皇の妻になった人がつらすぎる。人権侵害も甚だしい。
天皇はすべて男系だったからそうする、というのも正しく記録が残っている分だけだし、過去にはそもそも血も繋がっていない天皇もいた、とある以上男系にこだわる理屈は薄いと思う。
では、それを今すぐすべきか、と言われると、そうでもないと思う。
これまでも悠仁さまのような立場の人が天皇になってきた。悠仁さまがいる以上、次の天皇が悠仁さま、というのは別におかしな話ではない。
議論は悠仁さまが天皇になったあとからで良いのではないかなと思った。悠仁さまの奥さまになられる方が男女どちらを産んでも苦しまないで済むようにだけ整っていればいいかと。 -
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日本でも、現地でも女衒に相当する業者が集めた慰安婦を提供。開設にあたっては軍が関与し、軍医が健康診断も。客を取りすぎたために炎症を起こしている場合は、休養を進めるも、慰安婦から働かせてくれと要望も。軍がいる時が稼ぎ時。軍の移動に着いていく時も。
日本軍は、無理な勧誘をしてはダメだと決め、そのような勧誘があったところは、閉めさせている。
が、中には、親が子を売ったことなどにより、本人が納得できてなかったり、心の整理がついてないケースも。しかし、1ヶ月もすると目線を送り、遊んでいかないかと声をかける慰安婦。
多くは、兵隊が気を使い、慰安婦は食事をしながら兵隊に指図をして、次々にこなしていたケースも。金額も決められていた金額よりも多く要求する事も。
軍の命令で慰安婦狩りを行ったとする唯一の証拠とされる吉田清治の著作物も、その後の著者へのインタビューでも、済州島での現地調査でもそのような事実は出て来ず、反対に何が目的でこんな作り話を、、、、と言われる始末。
それでも河野談話では、慰安婦強制連行を認めるような談話をしている。内閣官房としてはあらゆる資料を探してもそれを証明する資料がなかったにもかかわらず、韓国との密約で謝罪することになっているので、理屈をこねて、強制連行とは言わずに、甘言、強圧、本人の意思に反してと記述。
これがまた、禍根を残している。
この本とは違う見方をする本や記事もあるが、ここには、多方面からの情報が集まっていて、勉強になった。が、漫画なのに文字がすごい多くしんどい。このシリーズはみんなこんな感じで、重なる部分も多いが、とにかく情報量が多い。 -
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愛子天皇論の続編ということで、購入しました。筆者の主張や論拠については、前作と変わらず、目新しいものはありませんでしたが、印象に残ったエピソードがいくつかありました。一つ取り上げるのは、眞子さんと小室さんがニューヨークに向かう機内での出来事です。女性チーフパーサーが二人に、結婚を祝うメッセージを入れたケーキを差し出したところ、眞子さんが、「初めて祝ってもらいました。親にも祝ってもらえてないんです」とつぶやいたとのことです。これを読み、当時のマスコミの眞子さんと小室さんに対するバッシングは常軌を逸していたと思い出しました。特に、眞子さんは皇族だから、マスコミの批判に反論できないことをいいことに、どうでもいいことを取り上げ、非難していました。自分の家族や職場でもマスコミの論調に同調する声が多く、残念な気持ちになりました。また、後半は、筆者のノリについていけず、読んでいません。それでも、今後の天皇や皇室について考える論点をいくつか提示しています。天皇について関心のある人におすすめです。
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小林よしのり氏の「コロナ論」は3年程前に読んだが、その後続編が出て全部で5巻にもなった。
続編を読む気はなかったが、総集編みたいなのが出ていたので手に取った。
相変わらず好き嫌いと想像での物言いなので、信用に値しない。
・マスクはコロナ感染防止の効果はほとんどない。(マスクが嫌い)
・コロナそのものよりも、コロナワクチンの方が怖い。(ワクチンが嫌い)
「ワクチンを打って、きちんとマスクをするのが正しい」と決めつけ強制してくる世間の風潮が嫌いなんだろう。
まあ、気持ちは分かる。
もし自分(小林氏)の意見が誤っているというなら、科学的に間違いを指摘してみろ、という姿勢で開き直る。
(自分と意見の違う)専門家の言うことは信用していないと断言し、あら捜しばかりしているので当然聞く耳は持っていない。
コロナが流行り始めた当初は、習近平の来日が予定されていたので、中国からの観光客を入国禁止にしなかったのがコロナ対策の最大の失敗と言っていた。
これも単に小林氏が中国嫌いなだけのように聞こえる。
子供がコロナに強いことがわかると、おかしな規制はやめて集団免疫を作る政策に転化し経済活動を再開せよと言い出す。
さらに、海外と比べて日本の感染者が少ないのは、日本には以前から何度もコロナは入ってきており既に免疫ができていたからと言い出す。
その時々の思い付きを話題にしているようで、しばしば主張に首尾一貫性のなさが顔を出す。
(何度も打たされた)ワクチンに関しては、私も本当に有効だったのか疑問がある。
どの国でもワクチン接種に関わらず、何度も感染爆発を繰り返しているからだ。
mRNAコロナワクチンは安全性の担保が不十分なのに承認されたので、やばかったかもと不安が残る。
コロナワクチンを打ったことが死亡原因ではないかという例も多いように感じているからだ。
だが、それがコロナワクチンのせいだと証明することは難しいから結論は出さないのだろう。
あと、小林氏はマスコミのコロナ報道の酷さにも多く触れているが、これには同感する。
国家権力ににらまれて報道の自由が失われているのは、日本の世界報道自由度ランキングの低さに現れている。
クレーム回避と視聴率アップが大切なのはわかるけど、もう少し踏み込んだ意見が欲しいと常々感じている。
小林よしのり氏のゴーマンな考え方は嫌いだし、信用もしていないが、コロナ論に関しては7割ほど共感できる。
コロナワクチンを政治利用に用いる悪知恵は酷いものだった。
ワクチン3回接種で旅行先での金銭クーポンばら撒き作戦。これは3回打ってしまったから利用したけど、、
コロナに関しては、どう対応するのが適切だったか、本当のところはよく分からないまま終わってしまいそうだ。 -
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2007年6月。前半はパラオ共和国に行って『統治論』パラオのような小国では「防衛」を自国のみでするのは無理だろうが「どうせいつか近代化されるなら日本にしてもらってよかった」という感想が伝えられている。替わって支配者となったアメリカは日本によるインフラ整備をわざわざ取り壊した。後半は沖縄で先の『沖縄論』の補足。国民的一体感/青山学院大学の英語長文入試問題「語り部が居なくなった後の戦争体験の継承」というような高度の内容が出題されるとは。その一部に「正直退屈だった」という言い回しがあるのをあげつらう人が居るとは。
後半ひめゆり学徒について。映画ではもっと病院らしく設定したが、実際は明かりもなく真っ暗、不衛生。言葉に詰まりました。きっと彼女たちも一緒に闘っていた -
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2004年、個人編集『わしズム』創刊を機に発刊。「わしを右翼と言う者がいるが、イラク戦争に誰よりも反対していたんだぞ。’98年末までに264回の査察で大量破壊兵器の無いことはわかっていただろう」日本人は名誉白人にでもなったつもりか?石川護国神社の大東亜聖戦大碑の式典に参加し講演。八、九十代の旧軍人はまだ矍鑠『命を懸けても守る物がある、これは絶対に正しい』そう思わなければ戦争などやれるものか。戦争を知らない世代に’70年代から行われだ日本の侵略゙キャンペーン、便乗した司馬遼太郎。ほかスサノオ神話の解釈など。
今でこそ、マクドナルドの仕入れ先の食肉の品質管理が問題になっているけど、この本の中では10年前からまったく同じこと指摘している。世界で一番価格の安い肉を仕入れるということはね。カナモリさん、この本の話を最後に退職されているけど、北海道に行った頃はいろいろ辛かったんだろうな。 -
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ちばてつや『紫電改のタカ』で隊員を妹が訪ねて来て「兄は、滝一飛曹はどこにいますか」と聞いて回る、皆かおを背ける。言いにくくても「お兄さんは神となられました。靖国神社に行けばお会い出来ます」と言う以外ないだろうが、軍人となった時から覚悟はしていたはず。2005年刊。01年総裁選で靖国参拝を公約の政治利用した小泉首相は郵政解散→大勝で今後「何をしたいのか」危ぶむ著者による鎮霊の意義の解説。国家は彼等に大きな借りがある、それは戦災に巻き込まれた被災死者よりも、はるかに重い。戦死より口惜しいのはBC級戦犯で、受難の神として祀り祟りを恐れるのが島国日本の伝統だろう。