小林よしのりのレビュー一覧

  • ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論

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    ほとんどが当然のことばかり。
    考えたらわかるよね、ということばかり。
    中には、ちょっと小林氏とは意見がずれるな、という個所もあった。
    私はグローバリズムもナショナリズムも、ほどよく融合させるのがいいかな、と思っている。
    ウイルスに対する免疫にしても、ほどよいグローバリズムで、いろいろな免疫を、徐々につけていくほうがいいと思う。
    小林氏は、極端にグローバリズムを善とする風潮にブレーキをかけて、ほどよい融合に着地させるために、あえて、ナショナリズムを強調しているんだろうな、と感じた。
    スウェーデンの死生観は、私の感覚に合う。
    チューブに繋いで、延命させるなんて、老人虐待だ、と私も思う。
    食べられな

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    2021年04月12日
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島

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    かつて厳しく対立しあった過去をもちながら、その後急接近することになった小林よしのりと宮台真司の二人に、司会役の東浩紀を加えた三者が、現代の日本が直面する諸問題について論じあった鼎談です。

    小林は、『ゴーマニズム宣言』シリーズで「サヨク」を批判し「保守」の立場を標榜してきました。他方宮台は、右翼を主意主義、左翼を主知主義とみなしています。そのうえで、カール・ポパーのピースミール社会工学のような漸進主義を評価し、たうえで、「ネトウヨ」が「知性の劣化」ではなく「感情の劣化」として位置づけることで、小林の立場に歩み寄りを見せています。こうした漸進主義には同意をおぼえますが、日本のポパリアンである鶴見

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    2021年03月05日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論

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    筆者の思想は極端なので、真実は中央寄りにあると思うが、経済は人命を守るためにも回し続けないといけないというのは同意。

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    2021年02月08日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論 2

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    細かい部分では同意できない部分や疑問の残る部分もないわけではないが「日本での”コロナ禍”は、パンデミックではなく、マスコミなどによって恐怖心を煽られることで起こる人災だ。インフォデミックだ」という本書の基本的な立場には、全くの同意である。少なくとも日本では新型コロナは「死なない病気」である。マスコミなどによってもたらされる偏った情報に振り回されずに、しっかりと地に足の付いた行動を取りたいと思う。

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    2020年12月28日
  • 新型コロナ―専門家を問い質す

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    タイトルにあるように専門家を問いただすのではなく、思想を同じくする仲間と一方的に主張を捲し立てる方式。異なる意見にどうやって理論的に反証するかを楽しみにしたただけに残念。

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    2020年12月28日
  • おぼっちゃまくん1(上)

    購入済み

    小学生の頃にコロコロを読んでいたので購入してみました。思い出補正があっても内容的にはまぁそれなりですね。可もなく不可もなく…面白さも柿野くんぐらいの凡作です。

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    2020年12月26日
  • 慰安婦

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    90年代に作られた強制連行説は20年以上前の熾烈な論争で論破されたはず。が最近、再び主張を繰り返し始めている左派、最悪となった日韓関係、女性の人権問題だったと思っている若い世代…そんな危機感のもと、歴史を正しく伝え残すために出版した。

    なぜ今更慰安婦か、とも思いましたが、あとがきを読んで、その意義に納得しました。

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    2020年12月20日
  • 新型コロナ―専門家を問い質す

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    これまた、コロナウイルスに関する論考だが、一番過激かも。まあ、データを元にしながら、「コロナウイルスも、インフルエンザと同じ扱いをすべき」という考えには、説得力がある。
    ゴーマニズムワールドの文字版。

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    2020年12月05日
  • 卑怯者の島 戦後70年特別企画

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    みちあき道明 紺碧 岸壁 けとう毛唐 塹壕 俺はと言えば、飢えの苦しさもさることながら、敵前逃亡した卑怯者としての罪悪感と…俺を咎めようとしない隊長への疑心暗鬼で…心理的苦悩が身体苦を若干、緩和させていたのかもしれない。 掃討 死が二人の媒酌をしてくれる 退廃が忍び寄っていた 心の安寧 永眠の為の睡眠というのも可笑しいが… 傷痍軍人 女は本来的に子を産み、育てる存在なんだから、本能が保守的に出来ている。 岩礁を乗り越える 俺は「お国の為に」等と言う愛国心は信じてない。だが戦争で死ぬ理屈は分かる。 死と生がべったり密着した世界をお前にも教えてやりたい‼︎ 舞台設定はペリリュー島を参考にした 慰霊

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    2020年07月14日
  • 天皇論「日米激突」(小学館新書)

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    「日米激突」とはなっているが多くの論点で両者の意見が一致しており、既存論壇右派左派の批判の方が多いのでやや看板に偽りありでは

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    2020年01月21日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 新・堕落論

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    小林よしのりの独論、毒論。小林よしのりの本は本当にそうだろうかと考えながら読むとさらに面白さがます。
    所詮、年老いたおじいさんの考え、と思いなが読んでも、なるほどと読んでも良い。私の場合、こういう考えもあるのか!と思いながらどうしても納得してしまう。その説得力が小林よしのりの魅力だと思う。
    今回の堕落論は太宰治や夏目漱石の有名作品が漫画化されわかりやすく説明があり、それらを読んだことない人にも非常に面白く読めるもの。そしてその小説からの考えが非常に面白かった。

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    2019年06月12日
  • ゴー宣SPECIAL いわゆるA級戦犯

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    〜以下、・本より抜粋、→コメント〜

    ・もはやごーまんでもなく
    当たり前かましてよかですか?

    「東京"偽装"裁判」で裁かれたことで、
    いわゆる「A級戦犯」を犯罪人とみなす
    ことはできない!

    未だに「A級戦犯」と呼んでいること自体
    が不当である!


    ・ごーまんかましてよかですか?

    日本に「A級戦犯」などいない!

    連合国になすりつけられた「戦犯」
    の観念を払拭しない限り、日本民族の
    自立はないのである!!


    →なんだか、日本人としての勇気が
    でてくる本です。

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    2019年05月04日
  • ゴーマニズム宣言NEO 1

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    文字数が多いだけではなく、内容も重たくなかなか読みずらかった。中国のチベット、東トルキスタン政策は怖かった。漫画からケータイへ、そしてスマホへ。文化の発展になるのがどうか、小林は「幼稚」になると言う。彼には良きブレーンがいて本作などが生まれたと思う。

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    2019年03月21日
  • 新・おぼっちゃまくん

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    懐かしの「おぼっちゃまくん」の新作。

    腰帯の作者の言葉の『毒を失わずに、自由に過激に描ける』というほどの毒は感じなかったですね。
    ま、続きは『さらに実験的に』と言ってますので、そちらで期待しようと思います。

    「貧乏人を卑屈にさせてはいけない」はいい言葉と思いました。貧乏人と言ってるのは作中の表現であって、とにかくマウンティングしたがる風潮に一言申したかったんだろうなぁ、と。

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    2019年03月07日
  • ゴーマニズム宣言8

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    まさにオウム一色といった巻である。オウム側からの抗議を発端とし、訴訟にまで至り、更には假谷氏拉致事件、地下鉄サリン事件へと移りゆく。
    また作者自身の暗殺未遂事件も世間で有名になった事件であり、作中のデフォルメもあながちオーヴァーでないような印象を受ける。

    またゴー宣バッシングも更に加速され、前回で完結したように思えた死闘編が未だ継続中である事を認知させられる。
    興味深かったのはオウムの訴訟を起こす手口と刑事の人民保護に対する対応が克明に記されていた事。
    それらに敢然と立ち向かう作者に反権威主義の真髄を見た。

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    2019年03月03日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い

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    日本の民主主義は戦後GHQの洗脳、刷り込みによるということを、あまりにわかっていない日本人が多すぎる、しかも多くの文化人が、という嘆きが主旨。約20年前に書かれた「戦争論」がネトウヨを生み出したとも言われるが、小林氏はこの程度ではへこたれない、強靭な精神力を持っているのか。最後は自分は富裕層だから贅沢してよいのだ、というのも笑えた。

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    2019年01月20日
  • ゴーマニズム宣言5

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    先日読んだ『ゴー宣4』で抱いた期待感とは裏腹にテーマが収束していく様相が全く見えなかった。前巻で頻出した差別に関するテーマは1本という予想外の結果だった。
    しかし本巻に至って漸くHIV薬害訴訟がテーマとして掲げられ、後の活動を風の便り程度ながらも知る身にとっては次巻以降の展開が誠に興味深く、待ち遠しい。

    今回最も驚いたのは佐高信氏と対談していた事と、元都知事の石原慎太郎氏と既に対談していた事。
    小林よしのり氏、恐るべし!

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    2018年12月03日
  • ゴーマニズム宣言4

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    『ゴー宣』が現在得ている地位を確立し始めた頃の作品と思われ、自分が期待していた内容に漸くたどり着いた感がある。

    この巻には『差別論スペシャル』で抜粋された章も多く、また世間が『ゴー宣』に注目し出した故の他者からの嫉妬、誹謗、中傷がピークに達し、また「小林よしのり」の存在が一人歩きし、巷間のカリスマとして祭り上げられていく状況に苦悩する姿が痛々しい。
    この状況を如何に乗り越え、現在を確立するのか、愉しみだ。

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    2018年12月02日
  • ゴーマニズム宣言3

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    第2巻に比べると特に強烈な印象を残すエピソードはなかったが、各章全て読物としての水準は高い。

    巻末に収録された問題の「カバヤキの日」。これについては想像以上に畏怖しながら、じっくりと話を進めており、手離しでゴーマンかましてなかったのが意外だった。読者からの手紙で、「自主規制で連載見送りになったからどれほどのものかと思っていたらたいしたことなかった」とあったが、自分にとってあのギャグは十分ブラックだったように思えた。でもそれと不掲載とは話は別だと思うが。

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    2018年11月24日
  • ゴーマニズム宣言1

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    もはや漫画を超えた漫画と云われるまでになった『ゴーマニズム宣言』の記念すべき第1作。
    現在の『新・ゴー宣』のように一本軸となるテーマについて1冊丸々費やすのではなく、週間連載の編集本であり、各回毎回テーマが違うというエッセイになっている。

    作者も冒頭で云っているようにまだまだ思想的に甘く、快刀乱麻の口撃振りで諸々の問題・矛盾を一刀両断とまでは行かない。しかし先の『差別論スペシャル』にもあったように後々の片鱗が垣間見えるのが興味深い。

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    2018年11月21日