【感想・ネタバレ】ゴーマニズム宣言SPECIAL 愛子天皇論3のレビュー

あらすじ

皇位の継承が「男系男子」に限定されると初めて明文化されたのは、たかだか136年前のことだ。
2000年を超える皇統の長い歴史から見ればごくごく“最近”の話であり、
エセ保守政治家が金科玉条のごとく振りかざす「日本の伝統」などでは決してない!

明治憲法とともにつくられた皇室典範制定時、近代化を進める明治政府は、
なぜ、「男尊女卑」の精神をあえて残したのか――?

今年、デビュー50周年を迎えた闘う漫画家・小林よしのりが、
遅々として進まない「皇位の安定継承問題」を巡る議論に終止符を打つシリーズ最終章!!

国民の9割が待望しているのに、なぜ、「女性だから」という理由だけでダメなのか?
「愛子天皇」誕生を阻もうと画策する政治家や専門家を喝破する問題作。

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Posted by ブクログ

普段は皇室にあまり興味はないのですが、何で愛子さまは皇太子にならないんだろうという疑問がふと沸いて、よしりんの本を手に取りました

その理由は、明治時代に作られた皇室典範という法律で「皇位継承者は男系男子(=父親が天皇である男性)に限る」と定められているからだったのですが、だったら法律を変えて女性天皇も認めればいいじゃんという単純な話でも無いようで、、、

ただ、今のままだと、悠仁親王がいつか天皇になったとして、その妻が男子を産まないと皇室が断絶する、そんな非人道的なプレッシャーを妻に与えるような制度のままでいいはずがない、というよしりんの主張には強く同意できます

ちなみに、タイでは、1974年の憲法改正で女性にも王位継承権が認められるようになり(実際には女性国王はまだいない)、イギリスには実際に多くの女王がいたことはよく知られています
日本でも江戸時代までは女性天皇も認められていたし実際にいました

I’m usually not very interested in the Imperial Family, but I suddenly found myself wondering why Princess Aiko isn’t the Crown Princess, and that led me to pick up this author’s book.

The reason, as it turns out, is a law called the Imperial Household Law, established in the Meiji era, which stipulates that only male descendants in the paternal line (that is, males whose father is or was Emperor) can inherit the throne. But it seems the issue isn’t as simple as just changing the law to allow female emperors.

Still, I strongly agree with the author’s argument that, as things stand, if Prince Hisahito eventually becomes Emperor, and his wife doesn’t give birth to a son, the Imperial line would end. It’s unreasonable to maintain a system that places such inhumane pressure on his wife.

Incidentally, in Thailand, a constitutional amendment in 1974 allowed women to inherit the throne (though queens haven’t appeared yet), and it’s well known that the United Kingdom has had many queens. Even in Japan, until the Edo period, female emperors were actually existed.

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2025年07月15日

Posted by ブクログ

愛子天皇論の続編ということで、購入しました。皇統は本当に男系男子で継承されてきたのか、女系天皇は本当に易姓革命で、認めるべきでないのか、旧宮家の皇籍復帰は憲法14条違反なのか、そもそもそのような方はいらっしゃるのか、この論点で本書も描かれています。筆者の主張は概ね理解できますが、女系天皇を認めると、今までとは別の皇室になってしまうという思いもあるし、男系に固執すると、皇統断絶してしまうという思いもあり、判断が難しいです。自分は、筆者は批判していますが、皇室典範の「男系男子」の男子を無くして、愛子さんも天皇になれるようにすることを、まず速やかにやるべきだと思います。また、天皇論とは関係ないですが、兵庫県の斎藤知事についての章がありました。SNSの熱狂は総一億狂人化だと筆者は言っていますが、これは言い過ぎかなと思います。当時は、テレビのバラエティ番組で、斎藤知事への集団リンチ的なバッシングが連日続き、かなり異常でした。SNSもおかしなサイトはありますが、ちょっと見れば、どの立場で言っているか分かるし、むしろSNSの方が、いろいろな主張を踏まえて、自分で考えて判断できます。テレビはほとんど左翼、リベラル系の偏向報道だし、その弊害はオールドメディアの方がよっぽど大きいと思います。天皇について興味がある人におすすめです。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

現状を見る限り、女性天皇、女系天皇はしょうがないと考えている。
現実との接点を考えると早めに制度を整えていく必要があるでしょう。

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2025年08月01日

Posted by ブクログ

別に男女のどちらが天皇になっても良い、というふうにすれば良いと思う。

必ず男性を産まなくてはいけないなど、天皇の妻になった人がつらすぎる。人権侵害も甚だしい。
天皇はすべて男系だったからそうする、というのも正しく記録が残っている分だけだし、過去にはそもそも血も繋がっていない天皇もいた、とある以上男系にこだわる理屈は薄いと思う。

では、それを今すぐすべきか、と言われると、そうでもないと思う。
これまでも悠仁さまのような立場の人が天皇になってきた。悠仁さまがいる以上、次の天皇が悠仁さま、というのは別におかしな話ではない。

議論は悠仁さまが天皇になったあとからで良いのではないかなと思った。悠仁さまの奥さまになられる方が男女どちらを産んでも苦しまないで済むようにだけ整っていればいいかと。

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2025年11月23日

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