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中華を拒絶した「台湾人の台湾」を忘れまい。
2000年、長い一党支配が終わり、初めて民主的選挙で政権交代した台湾。徹底取材によって、この「国産み神話」誕生の瞬間を記した本書は日本、台湾でベストセラーになったが、潜在していたタブーも炙りだしてしまい、中国統一派によるバッシングや入境禁止処分などの騒動を巻き起こした。だが、2008年、台湾は再び国民党政権に逆戻りしてしまった。目先の経済的利益を優先した彼らが直面しているのは国家のアイデンティティ崩壊と急速な「中華化」だ。国家とは何か。ナショナリズムとは何か。台湾を見守り続ける著者の衝撃作を、加筆した文庫版を電子化。
フィックス型EPUB170.1MB(校正データ時の数値)。
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Posted by ブクログ
これは台湾の国造りの物語へとアプローチした一冊。
元は10年以上前に描かれていますが、古びることなく読めました。
マンガという形態ではあるものの、一つ一つの内容が濃く、
読む解いていくのに、非常に時間かかりました。
中でも印象的であったのは、李登輝氏が登場するシーン。
その著書『「武士道」解題』での人柄そのままに、見えました。
戦前に日本人として生まれて、戦後に台湾の民主化を成し遂げた人物で、
国父ともいえる方ですが、ベースにあるのは現地の人が"日本精神"と呼ぶモノ。
海に囲まれた国はどこか、類似性があるのでしょうか。
大らかで多様性に富み、戦前の日本の植民地時代の功罪も冷静に分析されています。
- 歴史的にも地理的にも人の情けの面においても
日本に一番近い島、台湾!
著者の小林氏の想いも強すぎて、引きずられたくないとの意味での違和感も残りますが、
李登輝氏や佐藤優氏の書を読み解くにあたっての、導入書としてもよさそうです。
しかし、戦前の日本統治下で、台湾の人々が朝鮮人よりも、
国内の地位的に下であったのは意外でした、、結果論ですが、判断誤ってたなぁ、なんて。
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