出口汪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
社会人なので受験のためではなくて、論理的な読解力を育むために読んだ。
この本で正解だった。まず問題文が読んでいて楽しい。その主張自体が読みに対する意識を変えてくれる感覚がある。また、本書の問題に取り組んで解答を読み進めれば自然と読解力が身につくという構成が自分には合っていた。
今後は次の2点を意識して、感覚に頼らない論理的な読解に励んでいきたい。
・先入観を疑い、著者の主張を重層的に読むこと
・個人言語を疑い、文脈から言葉の意味を固定すること
換言すると「前後をよく読め」になる…笑
ちなみに本書は全3作からなるシリーズ。続く2冊は応用編。本書で論理的な読解の基本となる考え方は得られた -
Posted by ブクログ
結論から言うとかなり参考になった。試しに別の本を読みながら、この本で習ったことを参照しているが、以前よりかなり整理ができ格段に理解を深めながら読めている。
この本を読んで、まず驚いたのが「意味がよく分からん」とか「読み辛い文章だなー」とか、そういったストレスが微塵もないこと。著者の主張は過不足なくミニマルな味付けのみされており、文章は整然と連なっている。本書は、論理思考力とは何か、また身につけるために何をすべきかを本の読み方を通してレクチャーする本だが、著者の文章がそもそも理解しやすいため、信頼してぐんぐん読み進めることができるだろう。
また、比喩表現もとても的確でイメージしやすい。言語O -
Posted by ブクログ
論理力は、あらゆる場面で役に立つ、生涯の強力な武器、ロジカル・リーディング、読書を通じて、論理力を養成することこそが、本書の真の目的である。
大切なことは、毎日本を読み読書の習慣を身に付けることである。
本書が提示するのは、
① 言葉の規則を理解すること
② 論理の法則を理解すること
が目的である。
気になることは以下です。
<ロジカル・リーディングとは>
・他社意識が希薄なほど、言葉は省略に向かう 論理の言葉と対極にある
・感情語が氾濫し、言葉が次々に省略されていく。その裏で、論理語が死滅しかけているのが、今の日本の現実そのものである。
・米国の国民たちは、民族も宗教も文化も、そ -
ネタバレ 購入済み
読みやすくて、すぐ実践できる!
読書は苦手ですが、30分ほどで内容に引き込まれるように素早く読めました。
内容もすぐに実践できるもので、受験勉強に嫌気がさしていましたが、これでまた、がんばれます。
理解、実践、反復を大事に、覚えようとせずに反復を続けようと思いました。量って重要ですね! -
購入済み
なるほどなと思います。
面白いですね。
この手の本は、それぞれの著者の記憶に対する考え方が書いており、この方はこう言う考え方なんだ。
なるほどなぁと思わせる内容でした。
実践していこうかと思います。
また、睡眠が大切ですよって部分が意外で、これも健康に対しても良い事なので実践していこうかと思います。
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ネタバレ 購入済み
記憶術 一生モノの勉強法
「記憶」とは「理解」と表裏一体のものであり、「理解」できないことは「記憶」することができない。ゆえに、何かを「記憶」したいのであれば、先ず「理解」することが肝要。筋道(論理・理解)を立ててインプットすることで、記憶を強化できる。
脳が記憶する4つの過程とは、①親近感(ファミリア)、②見分ける(リコグニション)、③再生する(リコール)、④自動的・習熟(オートマティック)である。実生活で活用できるレベルは③のリコール(ある情報をきっかけに周辺情報を次々と思い出せる状態)と④のオートマティック(意識せずとも瞬時に記憶が浮かび上がってくる状態)である。
学習においては、一度で完全に記憶しよう -
Posted by ブクログ
「論理」を身につけることで、文章を自分の解釈ではなく、筆者の伝えたいことを読み取ることが出来る。それによって、自分の世界を広げることが出来る。
論理を身につけるには、論理的に文章を読む訓練が必要です。
この本には、100問の問題が載っており、各問に丁寧な解説がされています。
題材には著名な作品が使われています。私は文学作品を読まなかったので初めて読む作品も多かったですが、読むうちに続きが気になる作品もいくつかありました。
1問あたり3〜5分で回答できるので、1日何分と時間を決め、習慣にするといいかと思います。
買ってよかったと思える、オススメの本です。
強いてマイナス点を挙げるなら、数問