出口汪のレビュー一覧
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受験現代文有名講師の著書。子供にこれまで受験で必要だった暗記力だけの能力では社会で通用しなく、これからは論理力をつけるべきでそれには親の力が必要であると書いている本。
①勉強しなさいと親は言うけれど、こどもの立場になってみると、どうやったらいいかわからないのに、勉強しろってきつく言われても困る。
②勉強のことを話題にする場合、今学校でどんなことを勉強しているのかを聞くだけでいい。子供が勉強していることに親として関心を持っていることを示すだけで十分。
③怒るのは自分の感情を相手にぶつけること。叱るのは相手の間違いを指摘して、間違いに気づかせ、正しい方向に導いてやること。部下でも子供でも、叱ること -
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脳は忘れる様に出来ている。
そのことを踏まえて記憶をしていかないと効率が良く記憶が出来ないと、著者の出口さんは言う。
記憶をする為には、
「わすれないようにすぐ復習する」
のではなく
「時間が経ってから復習する」
のではなく
その中間くらいの
「忘れかけた頃にもう一度復習」
することが記憶の定着にベストなタイミングだそう。
そして記憶しようとするのではなく、
「論理を使い理解することを意識する」
ことが記憶力に大きく関わると言うことを教えてくれた。
他にも自分が覚えたい情報と言うのは
まず海馬が前頭葉に記憶が残ってるのかを確認するように指示し、
前頭葉が側頭葉に指示して記憶が残ってるのか -
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≪目次≫
はじめに なぜ、あなたの脳は24時間後に74%忘れるのか?
第1章 なぜ、努力しても成果が出ないのか?~間違いだらけの勉強法~
第2章 脳は忘れたい!~ここまで解明された記憶のメカニズム~
第3章 一生忘れない記憶とは?~論理と記憶の関係~
第4章 頭がよくなる論理力の鍛え方~理解力を10倍高める論理力トレーニング~
第5章 記憶をコントロールしなさい!~記憶力を10倍高める脳の使い方~
第6章 天才になるために…~100倍速「メタ記憶」勉強法~
≪内容≫
出口汪の論理力を生かす「記憶法」の本。他の本よりもわかりやすく、説得力もある。私が生徒に伝えるのも、この「論理」 -
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このところ、自分の話が通じなかったり、相手の言っていることが理解できないことが多々あって、なぜだろうと考えていた際に見つけた本です。
知らなかったですが、筆者は受験では有名な先生らしい。
学生時代から国語は得意ではなかったが、練習問題もあって、解きながら読み進んでいくうちに自分の思考回路・考え方の癖がわかる。
国語の問題ってセンスや感覚で解くものではないというのがわかった。
主語述語や接続詞はなんとなくとか、よく聞く言い回しだからという理由で決まっているのではなく、書き手の主張や結論への道筋があって決まっているというのが、今更ながら「なるほど」と関心した。 -
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ネタバレ論理力と記憶力の両方で記憶することで記憶効率を高める。
論理力を鍛えて,内容を理解したうえで,繰り返し学習で記憶していく。
記憶のステップには「ファミリア」⇒「リコグニション」⇒「リコール」⇒「オートマティック」。
記憶内容によって目標レベルを設定する。(英単語などは基本的にはリコール)
ビジネステクニックや頻出の専門知識は習熟レベルのアートマティックまで。
論理力の向上には,新聞などを論理の関係(イコール/対立/理由づけ・因果関係)を意識して読む,
その次に論理を意識して書く,そして話すことを繰り返すことで習熟されていく。
記憶は,エビングハウスの忘却曲線に準じて忘却していくため,特に早 -
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ネタバレ・人間は主観的にしかものを見れないことを自覚すること。
・自分の神、思想、価値観を一度は疑ってみることが大切。
・面接官が採用、不採用を判断する基準は、こいつと一緒に仕事をしたいか、 自分の部下にしてもいいかである。
・自分のとらえ方が正しいを根拠もなく思い込むことが頑固の正体であり、 思考停止状態に陥っていることを意味する。
・打ち合わせや会議の時間は、その場にいる人たちの共有の時間ではなく、 その場にいる人たちの時間を合計した時間を発言者が消費している。
・具体→一般:帰納法。一般→具体;演繹法
・自分の姿を離れたところから客観的にみる。世阿弥の「目前心後」
・メタ意識;クローズアップ -
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ネタバレ[ 内容 ]
夏目漱石、芥川龍之介、太宰治―誰もが知っている日本の文豪たちだが、実際に、彼らの作品を理解している人は少ないのではないだろうか?
あるいは、国語の教科書で習っただけで「知ってるつもり」になってはいないだろうか?
本書では、受験参考書の著作累計が六〇〇万部を超える、超カリスマ予備校講師・出口汪が「日本の名作を10倍面白く読む方法」を紹介する。
「こんな読み方があったのか!」と目からウロコが落ちること請け合いだ。
女子高生“あいか”との「会話」で展開する、「楽しみながら読める」スタイル。
[ 目次 ]
夏目漱石「こころ」
おさらい・3分でわかる日本文学
芥川龍之介「地獄変」
谷崎潤