出口汪のレビュー一覧
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ネタバレ・できる人の頭の中は論理的なのかもしれませんが、権限を持っている人が、できる人なのか否かについては、ケースバイケースでしょうし、一見、論理的に見える人も、感情で決めたことを屁理屈で固めている恐れが…
万年平社員で定年を迎えようとしている私が、上司はもちろん同僚を説得して行動を変容させるためには、感情に訴えるだけではなく、自分の考えや思いを筋道を立てて説明しなければなりません。そこで必要になるのが論理力。
『3時間で頭が論理的になる本』を読んだだけで、身に付くかどうかは、読者である私の能力に依存すると思いますが、少なくとも私は、3時間で自分が論理的ではないことと、論理的になるということはど -
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「論理力」の土台になるのは、言葉の規則に従った頭の使い方です。そのわずかな規則を知ったうえで言葉を使うかどうかによって、その人の頭の使い方は変わり、その人生そのものが変わるといっても過言ではありません。
この本では、一貫して、論理は他者意識から生まれるということが書いてあります。他者に向かって自分の考えや思いを筋道を立てて説明しようとするには論理力が必要となります。家族や友人とは長い間一緒にいるため、やばいやすごいなどの曖昧な言葉を使っていても通じますが、言葉をいい加減に使っているとその言葉の使い方に応じた頭の使い方をするようになります。
この本を3時間読むだけで頭が論理的になることはない -
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個人的には受験界の池上彰だと思っています。
とにかく、説明がわかりやすい。
また、説得力があります。
この実況中継を読めば、
現代文という科目は、論理力を身につける上で、
もってこいの科目だとわかります。
論理力は、どの科目でも土台となる基礎能力になります。
また、この能力は、大学生になろうが、社会人になろうが、
求められます。
十代のうちに、こういった書籍に巡り合えた人は、
幸せだと思います。
出口氏は、他にも、社会人向けや小学生向けに、
本を出されていますが、この大学受験用の書籍が、
一番コスパが良いと思います。
是非、手にとって、論理力を向上させてください。 -
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個人的には、氏は受験界の池上彰だと思っています。
「わかりやすい説明」のパイオニアは、池上氏ではなく、
出口氏だと思っています。
この著作でも、毎度お馴染みの【論理】について説明しています。
相手に説明するには、論理が非常に重要となる。
論理的に説明する(知的に説明する)とは、日本語の規則と、
接続詞を使用し、筋道をつけて、
相手に説明することであると。
相変わらず、わかり易い。
こういった伝え方は、
大学生なら、就職活動での面接
社会人なら、プレゼン等で、
非常に重要な能力となります。
個人的には、この本を読んで、
やはり、氏の大学受験用のテキストをがっつりやるのが良いと思います。
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氏が言う論理思考力とは、まず相手の意見を「正確」に捉えることが基礎となっている。
その「正確性」は、正確な読解力を培うことが先決です。
何が、相手の主張なのか。
それを理解するために、逆説、比喩、順接、対比等の、
接続詞の役割を理解しないといけません。
この理解が、論理的思考力を伸ばすことにつながります。
そして、もっとも、論理的思考力を伸ばすには、
第三者に向けて、書くことである。
この書く能力が、今、現代で求められているものです。
必須の能力と言ってもよいかもしれない。
仕事でのメールやSNSと、現代で、書く行為から、
逃避することはできません。これからも、ますます、
論理的に書く -
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出口氏は、一貫して日本人の【国語力の低下】に関して、危機感を抱き、
国語力を上げる活動を行っている。
以前は、大学受験を控える高校生に、最近では社会人向けに、
多くの本を執筆している。
内容は、どれも非常に似ているが、氏の筆の進め方が、
うまいこともあり、さほど気にならない。
出口氏のいう国語力とは、日本語の規則を熟知して、接続詞を使いこなせる能力のことである。
つまり、第三者の言いたいことを、しっかり理解できること、また、自分の言いたいことを、
言葉の規則を使い、筋道を立てて伝えること、これらを論理力と定義している。
この本では具体的な論理力向上の方法も記載され、非常に参考になると思い -
Posted by ブクログ
著者は言わずと知れた受験界のカリスマ講師でした。
出口氏は昨今、社会人、子供向けの分野で、
活躍の幅を広げています。
出口氏が使う【国語力】とは、【論理力】のことです。
日本語の規則を熟知し、接続詞(因果、対比、比喩など)を使用して、
自分の言葉を使い、筋道をつけ、他者に、わかりやすく、伝えること、
それが、氏の言う【書く力】=論理力=国語力です。
仕事の基本はホウレンソウと言われます
特に日本社会では、報告がとても大事になります。
それは、全て言語によってなされています。
出口が言う、「書く力」なし、良い仕事をすることはできません。
よって、この基礎能力を養成することなしに、
今もこれ -
Posted by ブクログ
他者意識を持つ
相手の年齢、性別、職業、価値観、知識、自分との関係を考えてみる。
自分の前提としている常識が相手の常識とは限らない。
同じ言葉でも人や状況によって捉え方が違う。
恋人のように相手のことを理解しようとし、自分の事を伝える努力をする。
論理的に話す三つのルール
イコールの関係、(自分の主張≒事例)
対立の関係
理由付け、因果関係
話す時、文書を書く時、新聞を読む時に意識する。
話がまわりくどい人は、繰り返し、逆戻り、並列的に話す。
論理が飛躍する人は、話を1本に絞って筋道を建てて話す、話を変える時は前置きをする。
話をふくらませ過ぎないように数字で話す。
自己完結の人は、他者意 -
Posted by ブクログ
池上彰、佐藤優の"僕らが毎日やっている最強の読み方"にて読解力を鍛えるためにおすすめの参考書として進められていたので購入しました。
本書は、評論文、小説、随筆それぞれについて
基本的な解法を学ぶ
問題を解く
解説を読みながら解法のポイントを学ぶ
の流れで取り組むことになります。
一周読み終わり、現代文には苦手意識は無かったのですが思ったより間違えてしまいました。
書中に”本書はフォーム固めのものである。それゆえ、何度も繰り返すほうが望ましい"とあります。
その通り何周も読破して、基本をしっかりと身に着けるという使い方をする必要があると思いました。