あらすじ
「相手が伝えたいことを正しく理解する」「自分が伝えたいことをきちんと伝えられるようになる」これらができれば、誤解し合うことはありません。つまり、論理的な思考が持てるようになれば、コミュニケーションがもっとずっと楽になるはずです。「論理力」の土台になるのは、言葉の規則に従った頭の使い方。その規則を知ったうえで言葉を使うかどうかで、人生そのものも変わると言っても言い過ぎではありません。本書は、長年予備校の教師、旺文社ラジオ講座の講師などで絶大な人気を博してきたカリスマ講師が、「現代文」の読解法を基本にした論理的思考法を紹介。議論に勝つ話し方、大勢を納得させる話し方、話し言葉と書き言葉の違いなど具体的に解説。「読む」「書く」「話す」の3要素を中心に、人間関係やビジネスにすぐ活かせるようにまとめました。誰にでも確実に実践でき、頭がきれいに整理される一冊!
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Posted by ブクログ
予備校講師出口先生の本。お世話になった人もいるはず。論理的思考の大切さ、現代人の欠如、身につけ方などなど、社会人にとっては大事な要素が沢山詰まっている本です。子供に論理的思考を身につけさせたい親にも読んでもらいたいです。
Posted by ブクログ
・できる人の頭の中は論理的なのかもしれませんが、権限を持っている人が、できる人なのか否かについては、ケースバイケースでしょうし、一見、論理的に見える人も、感情で決めたことを屁理屈で固めている恐れが…
万年平社員で定年を迎えようとしている私が、上司はもちろん同僚を説得して行動を変容させるためには、感情に訴えるだけではなく、自分の考えや思いを筋道を立てて説明しなければなりません。そこで必要になるのが論理力。
『3時間で頭が論理的になる本』を読んだだけで、身に付くかどうかは、読者である私の能力に依存すると思いますが、少なくとも私は、3時間で自分が論理的ではないことと、論理的になるということはどういうことかについては、概ね理解することができました。
上司が部下を説得するのは、それほど難しくはないはずですよね?だって、そこには、利害関係が絡むから…でも、そういう関係ではない場合、論理的なだけでは足りません。時として、信念をも持ち出す必要すらあります
2017/12/29、中継されていたNHKの解説委員による討論会を見ていて思ったこと…問題を論理的に解説するためには、先ず背景を整理することが大切だなと、改めて思いました。
Posted by ブクログ
「論理力」の土台になるのは、言葉の規則に従った頭の使い方です。そのわずかな規則を知ったうえで言葉を使うかどうかによって、その人の頭の使い方は変わり、その人生そのものが変わるといっても過言ではありません。
この本では、一貫して、論理は他者意識から生まれるということが書いてあります。他者に向かって自分の考えや思いを筋道を立てて説明しようとするには論理力が必要となります。家族や友人とは長い間一緒にいるため、やばいやすごいなどの曖昧な言葉を使っていても通じますが、言葉をいい加減に使っているとその言葉の使い方に応じた頭の使い方をするようになります。
この本を3時間読むだけで頭が論理的になることはないですが、自分がいかに論理的に考えれていないのかということに気がつくことができます。
蔵書なし
まっつー
Posted by ブクログ
出口氏は、一貫して日本人の【国語力の低下】に関して、危機感を抱き、
国語力を上げる活動を行っている。
以前は、大学受験を控える高校生に、最近では社会人向けに、
多くの本を執筆している。
内容は、どれも非常に似ているが、氏の筆の進め方が、
うまいこともあり、さほど気にならない。
出口氏のいう国語力とは、日本語の規則を熟知して、接続詞を使いこなせる能力のことである。
つまり、第三者の言いたいことを、しっかり理解できること、また、自分の言いたいことを、
言葉の規則を使い、筋道を立てて伝えること、これらを論理力と定義している。
この本では具体的な論理力向上の方法も記載され、非常に参考になると思います。
読むこと、書くこと、話すことは、どれも関係しあっています。
そのため、語彙が豊富なこと、表現が豊かであることは、
伝える能力にもダイレクトに響きます
「論理」という言葉に、何か「難しい」というイメージを持っている人は、是非手にとってみてください。
論理とは、筋道で、自分が言いたいことを、伝えるための道具であることが、わかります。