詠坂雄二のレビュー一覧
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ロケハンのため無人島に渡った六人全員が死亡
残された映像から警察は事故殺人自殺と結論付けたが、プロデューサーが名探偵月島凪に映像の解釈を依頼
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再読。あれこんなに面白かったっけ?
言ってしまえば超能力バトルの話だけれども、超能力がアイデンティティと結びついていて、という話。
能力の説明が丁寧だからこそ、同時にそれぞれの想いが描かれる構成が秀逸。そしてそれがあまりにシニカル。
バトルも実直さが前面に出ている感じの面白さ。そして超能力の人たちの...続きを読むPosted by ブクログ -
終盤にいくにつれて面白くなっていきました。最初の方の町は少し話が難しいなと感じました。終わりの見えない旅の中でも旅を続けようとする理由が切ない…
情報量がとにかく少ないので想像しながら読む必要があると思います。言い換えるなら、ある程度自由度のある小説です。
ミステリー、SF要素があるので最後まで飽...続きを読むPosted by ブクログ -
86件の殺人を自供した殺人鬼佐藤誠
佐藤誠の事件のなかであらゆる意味で例外の遠海事件
なぜ首を切断したのか
なぜ自ら通報したのか
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5A73が面白かったので、他のも読みたくて。
こちらもひとつの謎で引っ張っていく話で、タイトルのなぜ、が分かったときはうんうんそうだと納得の理由でよかったです。ラストのあれには、こいつ〜!と思っちゃった。Posted by ブクログ -
ゲームとミステリが好きなので「インサート・コイン(ズ)」を読み、その続編の気持ちで「ナウ・ローディング」を読んだら、この事件を語るシーンが割と重要っぽくあり、イラッときたので遡って読んでみた動機。
普通なタイトルに、本格好きにはやや食傷気味のテーマをはらんだサブタイトルにやや偏見を持ちつつ読み始...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトル通りホワイダニットメインなのですが。
一部分予想がついたのでふんふんと読んでいったら、最後、ああ、そうくるのか……
おすすめです -
久し振りに再読。ネタは憶えていたが、想像の中にしかなかったシーンも。それが良い本というものだ。叙述トリックのひとつは割と早めに解ると思う。探偵が先か事件が先かという命題の後に哀しみ。ハードボイルドのパロディにもなってた。Posted by ブクログ
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ゲームを中心にした連作短編集。続編よりもミステリ色は強く、さくっと楽しめる作品です。とはいえ、詠坂さん特有のシニカルさや諦観といった苦みのある人物、文章は健在です。 ゲーム誌に寄稿しているライターの柵馬。彼は記事のネタを探して様々な出来事の調査をしていた。多摩奥地で動くキノコを追い、かつての恋人のこ...続きを読むPosted by ブクログ
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『偏見はあらゆる学問の敵だが、それらが人の感情に由来している以上(学問の存在そのものもまた人の好奇心という感情に由るため)、消し去ることはできず、付き合い、飼い慣らしてゆかねばならないものでもある。それに失敗すれば、すぐさま新たな偏見や無理解が際限なく生まれてしまう。
善悪や物語などを抜きに語りづ...続きを読むPosted by ブクログ -
ノンフィクションのような、ドキュメンタリー犯罪小説。86件以上もの完全犯罪を自白した佐藤誠。そのうちの2件。どうして遺体を残し、首を切断したのか?
佐藤誠の経歴、人物像をコラム形式という特殊な方法で紹介し、秀逸な構成でサクサクと、読み進める。
真相については一部分に関しては、想像しやすいきらいが...続きを読むPosted by ブクログ