詠坂雄二のレビュー一覧
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常闇という舞台設定、現代と過去の対比、そして魅力ある登場人物が織りなす物語は短篇集ではなく長編小説としてじっくりと読みたい。が、短篇集であるからこそ想像の余地があり作品の魅力を増しているように思える。
もう一つ面白いのはワーニー・アンサーの著作の翻訳という体裁をとっていることである。これは”訳者”あとがきに至るまでこだわっており、本当にそのような著作、そして常闇という史実が存在していたかのような錯覚を覚えさせる。本として嘘をつけない初出、奥付をみて創作であることを思い出させるほど。こういった仕掛けも物語の真実性を増すのに一役買っているように思う。 -
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ネタバレ誰も読めない文字が刻まれた遺体が発見された。
刻まれた文字は、JISコード上は存在するが、現実に使われることのない幽霊文字というものだった。他にもその文字が刻まれた遺体が複数発見されたことから、山本と早川は捜査を開始することに…。
えええええぇぇぇという感想。
正直に言うと、どんどんつまんなくなった。遺体に記された不思議な文字というところから、言語学の教員に意見を求めるまでは良い。しかし、そこで手詰まりになったら、一旦そっちは寝かせて、他の方面から捜査を進めるのが定石では?いつまで経ってもこの幽霊文字の解読に固執しているのは、捜査員としてあまり有能とはいえないのではなかろうか。結局、どんな仮 -
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ネタバレ面白いけど、ちょっと幽霊文字の考察部分が
かなり長かったなぁと思った。さらに
確固たる犯人がいて欲しいタイプの私としては、
ラストに近づくにつれ雲行きが怪しいと悟り、
さらにラスト3ページくらいで
この小説の「役割」を教えられて
おもしろかった、と思えた。
今のタイパ、コスパ時代では
最後までたどり着けない人もいたんじゃないかなぁ、
と思った。
なんとか最後まで読み切れてよかった…
この著者は他の作品でもこの感じなのかしら?
※そういえば解説を読んで、カモシダせぶんさんがアメトークで紹介してたので文庫化を待ってたんだった!と思い出した。
解説ではだいぶ謙遜されていたが、この紹介のおかげで私み -
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首吊り、ガス、感電、飛び込みetc...
死因も年代も性別もバラバラな自殺者たち。
唯一の共通点は、身体のどこかに刻まれた「暃」という謎の文字だった。
読み方も意味もなく、ただ登録されているだけの文字が存在する。それが「幽霊文字」と呼ばれるものだと、本作ではじめて知った。
設定の時点ですでに不気味だし、物語全体を覆う不穏な空気感も個人的にはかなり新鮮。
ラストは賛否が分かれると思う。実際、感想を見てもかなり評価が割れている。
でも私は、この「みんなが納得するわけではない、完全にはオチきらない」感じがむしろ良かったかも。
すべてが説明されないことで、どこか実話めいた生々しさや後味の悪さが残 -
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起承転結に沿って感想を述べさせてもらいます。
起…連続自殺と謎の文字、大変興味をそそられるスタート 良い
承…個人的には、展開の盛り上がりが薄く感じてしまいました。もっと深く踏み込んでいく展開を期待して、謎が謎を呼ぶようなものを期待してしまった
本当に個人的にですが、ここにもっと惹かれる何かがあればもっと好きな作品でした。
転…謎のMr.ヘッドフォンとまさかのご対面。
大きく流れが動き出す予感がして、この展開には今一度、心が躍りました。
結…ね、、。
個人的には、星3でした!
とても惹かれる題材、導入だったのは間違いないです。故に、展開に物足りなさを感じてしまった。 -
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ネタバレ地下鉄に轢かれ、男性が死亡した。その身体には、誰にも読めない「暃」という字が書かれていた……。
存在しないにも関わらず、パソコンなどでは表示されるJISコード「5A73」の文字。通称、幽霊文字。
実は、同じ文字を身体に残し死亡した人間が他にもおり……。
アメトーーク!で紹介されたこともあり話題になった、存在しない漢字をめぐるミステリ小説。
とはいえ、純然たるミステリを期待して読むとちょっと違うかもしれません。
確かに途中までの、漢字の意味の考察や死者たちの関係の調査などはミステリ風ですが、何だろうこれは。ファンタジー? SF? ジャンルの定義は難しい。
作者さんの他の著作ともつながりがあ -
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ネタバレ自殺した遺体にある幽霊文字が残されていた。その一連の自殺について2人組の刑事がその文字の意味について追って行くお話。話の構成としては、刑事の話と自殺した人の話が交互に繰り返されていく形になっていた。
自殺した人たちはどのような繋がりがありなぜ自殺したのか、そして体になぜあの幽霊文字を残したのかがだんだんとわかっていったし、刑事や自殺した人たちの話からどんな意味がこの文字には込められているのか考えるのが楽しかった。文字ひとつでここまで色々な解釈を出せるのは面白かったが終わり方がなぁという感じ。決してつまらない訳ではないがミステリーを読んでるつもりだったので何だこれ、という感想を抱いてしまった。も -
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幽霊文字の「暃」が転写してある死体がある…
って、なにこれめっちゃわくわくする導入!!
この、「暃」への考察
読み方も意味もないわけだから、カタチから考察するしかないわけで、色々な人が「暃」について考察しているうちに………
幽霊文字っていうネーミングもそそられる
幽霊文字の成り立ちについては、なんだかんだ言って、結局、人の手・人の目でチェックされてるんだ!っていう、ある種の感動も覚えたり
ただ…どうだろう、この結末は…
うーん、ちょっと思った方向と違ったかなあ
思った方向と違ったからって、残念に思うのもおこがましいんだけど…
あと、女性警部??のキャラも、結構キャラ立ちしてたのにそれが