詠坂雄二のレビュー一覧

  • 電氣人間の虞

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    ネタバレ

    読みながら何度後ろを振り返ったことかw

    ホラー?ミステリ?と思いながら読み進めたら、まさかのホラーオチ。普段ならこの手のオチ(真犯人の正体は幽霊です的なやつ)は本を投げ捨てたい衝動に駆られるのだけど、この作品はそこへ行くまでのバランスがすごく良く出来ていて、オチも納得。

    解説も遊びすぎw

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    2016年02月14日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

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    伏線回収、謎の引っ張りと真相開示、
    ラストのそうきたかー感、そして広告に至るまで
    全てにおいて計算尽くされた仕掛けが完璧に決まった傑作だった。

    驚きとやられたーという一本取られた感が
    ミステリーの醍醐味だとすれば、
    こんなミステリーもあるんだという目が覚めた快作。

    最終盤のあ、あれはあの人だったねという気付き
    (計算された気づかせ方)からのあれ?○○が違う・・、
    そうきたか!で終わるラストがホント秀逸だった。

    0
    2015年06月13日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

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    あまり期待せずに読んだのだが、当たりの作品だった。物語は徹底したドキュメンタリー形式で展開し、最後の最後まで面白い仕掛けに翻弄される。そして、読み進むうちに創作であるはずの物語が次第に現実味を帯びて来る。

    86件の殺人を自供した元有能な書店員の佐藤誠。佐藤誠が関わった遠海市の2件の異常な殺人事件の真相は…

    もちろん、ミステリーとしての仕掛けも見事であり、中盤からの意表を突いた展開に驚いた。本作が詠坂雄二の第2作ということで、今後も楽しみな作家である。

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    2015年05月09日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

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    小野不由美氏推薦!
    「物語も仕掛けも世界観も。
     詠坂雄二は最高にcoolだ」
    詠坂雄二・連続刊行第3弾!

    八十件以上の完璧な殺人を犯した男、佐藤誠。
    ただ一つの例外を除いては……。

    副題になっている、佐藤誠。
    彼は八十件以上の殺人を自供し、死刑執行された。
    彼の人物像は――、一般論で言えば「とんでもないヤツ」なのだろう。
    その犯罪はいつも完璧に計画的。殺人から死体を処理する証拠隠滅まで、徹頭徹尾にわたって。

    本書はただ一つの例外、所謂「遠海事件」を扱った“犯罪実録”風の小説なのである。
    そしてなぜこの事件が例外的に語られるのか。それは、
    「佐藤誠はなぜ首を切断したのか?」
    というハウダ

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    2014年06月01日
  • 電氣人間の虞

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    ネタバレ

    綾辻行人氏推薦!
    「本当に大好きなのです、この作品。
     一人でも多くの人に読んでほしい。読んで、
     喜ぶなり怒るなりしてほしい。そして――
     一緒にぜひ、詠坂雄二を語りましょう」
    詠坂雄二・連続刊行第3弾!

    “電気人間って知ってる?”
    奇怪な都市伝説を軸に連続する不審死。その真相とは!?

    語ると現れる。
    人の思考を読む。
    導体を流れ抜ける。
    旧軍により作られる。
    電気で綺麗に人を殺す。

    作中であまりにも繰り返されているのに単行本時では気づけなかった。
    今回、視点に注意するという意味では韮澤少年が出てくるところは特に注意した描写がなされているように思われる。なぜなら、彼だけが……。

    そし

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    2014年06月06日
  • 電氣人間の虞

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    いやー面白かった!綾辻行人のオススメということでこの人のやつを三冊読んだけどもどれもよかったけど、これが一番かも。

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    2014年04月27日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

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    ひねくれてるなぁ、というのが第一印象。で、ここまで嫌悪感を抱かないシリアルキラーも珍しい、というのが第二印象。
    ともするとミステリーであることを忘れてしまいそうな構成ですが、最終章で常に問いかけはあったんだと思い知らされました。用意された材料で、もっと普通の小説も書けたように思えますが、この構成は見事だと思います(万人受けはしないとも思いますが)。
    ていうか、「昨日の殺戮儀」読みたい!

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    2014年03月16日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

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    ネタバレ

    面白かった。2回目読んでも楽しめた。
    メインの登場人物が大量殺人者という設定、完全犯罪を犯してきた完璧主義者が行った首切りの理由、ノンフィクション小説としての構成、細かな意外性のある展開、すべてがよく練られているなあという印象だった(あんまり語りすぎると内容というか、読んだ人が得られるこの小説の面白い部分が失われてしまう気がするのでレビューは少なめ。)。
    個人的にラストの終わり方(署名と年表で語られるすこし温かな部分)も好きだったし、かなり満足。

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    2016年03月18日
  • 君待秋ラは透きとおる

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    鉄筋生成、瞬間移動などの異能力者とそれを管理する政府機関が登場するSF小説。

    ラノベにありがちな設定ながら過度なキャラ付けとかはされてないから読みやすい。

    この1冊で綺麗にまとまっているものの、この本だけだと異能バトル、SF、ミステリーとしても中途半端、続編が読みたい。

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    2025年02月16日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

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    もしもこの本のタイトルが『遠海事件』だけだったとしたら、手には取らなかったかも知れません。サブタイトルに意味がある。佐藤誠、普通に考えたら恐ろしくとんでもなく理解できない殺人犯なのに、物語の中にいるからこそ、なぜか憎めず、彼を知りたいと思ってしまう。もっともっと彼を知りたかったなあ。

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    2024年10月30日
  • 電氣人間の虞

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     ジャンルが何かを説明するのが難しく何をいってもネタバレになりかねないが、とある頁を目にした時心底驚いた。誰かに勧めるとき「とにかく読んでみてくれ!」としか言えないけど読んで後悔はさせない保証はできるぐらい面白かった。

    0
    2024年09月23日
  • 亡霊ふたり

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    名探偵(志望)の女子高生と、ストイックでボクシング部所属の男子高生の、一見すると探偵バディ小説。だけど探偵は謎を求めて迷走し、バディは実は探偵の殺害を目論んでいる。そんな緊張感をはらんだ作品です。
    ちなみに本作は詠坂作品のいろいろな要素が出てきます。過去作は読んでおいたほうがいい。最低でも遠海事件は読んでおいたほうが楽しめると思います。

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    2024年04月16日
  • 君待秋ラは透きとおる

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    体裁としては異能バトルもの。ただ中二病的に異能をぶつけ合うようなお話ではなく、かなり理屈っぽく、ちゃんとミステリーとしても成立している。他の詠坂作品に登場する地名とかも出てきたりして、ニヤリとするところもある。

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    2024年02月01日
  • 電氣人間の虞

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    ネタバレ

     『5A73』がそれなりに反響があったのか、詠坂雄二さんの過去作品が重版され、煽りの帯が付いていた。その中から、年末ランキングで見かけた記憶がある本作を手に取ることにした。過大な期待はせずに読み始める。

     過去ランキングを確認してみると、2010年版『本格ミステリ・ベスト10』第13位、2010年版『このミステリーがすごい!』第20位。微妙な順位である。読み終えてみると、まあそのくらいの順位かなあと妙に納得してしまった。

     一部地域で根強く語られているという「電気人間」の都市伝説。語ると現れ、真相に近付く者は死んでいく。事件性なしと判断された3人の死に、電気人間が関わっているのでは? ライ

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    2023年11月18日
  • 君待秋ラは透きとおる

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    やっぱ詠坂作品は面白い。
    異能力バトルと聞いて思い浮かべた内容と本作では、だいぶ印象が違う。
    特に異能力を物理的かつ科学的に説明する場面が興味深い。
    それに透明化の異能を持つ君待、日本特別技能振興会に所属する麻楠や土倉などの登場人物が魅力的なのも良い。
    もちろんミステリーとしての面白さもある。
    これはぜひ映像で見てみたいなあ。

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    2023年10月07日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

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    この何とも言えない読後感が良い。
    たった一人の凡庸な男にどうして惹かれてしまうのか。
    結局のところ“佐藤誠”とはどんな人間だったのだろうか。
    提示された答えを信じればいいのに読者を納得させるために用意された最適解なのでは?と、つい邪推してしまう。
    詠坂さんの作品にハマりそう、というかもうハマってる気がする。

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    2023年09月25日
  • 電氣人間の虞

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    個人的には好きな部類の内容でした。
    人によっては壁本なのでは?笑

    ただ物語のトリックがわかった時には鳥肌が立ちました。
    最後の一文には失笑しました笑

    解説がとても良きです。

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    2023年06月01日
  • 電氣人間の虞

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    ネタバレ

    語ると現れ、人の思考を読み、電気で人を殺す電気人間。 真相を追う者は次々と死んでいく。
    誰かの流した都市伝説なのか、それとも実在する殺人鬼なのか・・・。  あなたは電気人間を信じてる?

    ホラーかミステリーか。 真実はあるのか無いのか。 物語の出口が見えないまま突然の終局へ、フェアとかアンフェアとかどうでもいい人ならたまらない作品だと思う。
    全てが明かされることで物語は「電気人間」が主人公のストーリーに様変わりし、タイトルの虞というのが、「電気人間」が語る人を失い消滅することを恐れていることに繋がることが素晴らしい。

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    2023年03月02日
  • リロ・グラ・シスタ~the little glass sister~

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    ネタバレ

    私立吏塚高校の屋上で葉群という男性生徒の遺体が見つかる。遺体には墜落死の痕跡があり、犯人が屋上から落とした後で再度持ち上げたという疑惑が出るか・・・。最も疑わしい校舎に残っていた人物から無罪証明を依頼される「吏塚の名探偵」。喉を煙で焼きながらハードボイルド風の意妙な学園ミステリ開演。

     後に遠海事件を書く詠坂雄二のデビュー作。事件としては死体が持ち上げられた以外は平凡、殺されてもおかしくない学生が屋上から突き落とされた。打って変わってあまりに異質すぎる登場人物達、煙草で喉を焼く「吏塚の名探偵」、「情報屋」、愛と体を切り売りする「売春生徒」、等身大の青春から大きく離れたリアリティの薄い設定にな

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    2023年03月01日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

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    ネタバレ

    有能な書店員として過ごしてきた彼の裏の顔は86人もの人間を殺したシリアルキラーだった。 証拠も遺体も完璧に処理し、警察に事件とすら認識させない彼の仕事の中で、唯一異端とも言える事件が「遠海事件」。 遺体の首を切って持ち去るという謎の行動、殺人鬼佐藤誠はなぜ首を切断したのか? 直球なワイダニットがここに。

     ここまでワイダニットに凝った作品は珍しい、どうしてもハウやフーに比べると謎の大きさという点で劣りがちだが本作は申し分ない出来である。
    佐藤誠、本事件を解くには彼を知る必要があった。 平凡な名前を活かした後付けのアリバイは面白いと思いましたし(実際は行っていないが)、首切りの真相は恩師の名誉

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    2023年03月01日