詠坂雄二のレビュー一覧
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小野不由美氏推薦!
「物語も仕掛けも世界観も。
詠坂雄二は最高にcoolだ」
詠坂雄二・連続刊行第3弾!
八十件以上の完璧な殺人を犯した男、佐藤誠。
ただ一つの例外を除いては……。
副題になっている、佐藤誠。
彼は八十件以上の殺人を自供し、死刑執行された。
彼の人物像は――、一般論で言えば「とんでもないヤツ」なのだろう。
その犯罪はいつも完璧に計画的。殺人から死体を処理する証拠隠滅まで、徹頭徹尾にわたって。
本書はただ一つの例外、所謂「遠海事件」を扱った“犯罪実録”風の小説なのである。
そしてなぜこの事件が例外的に語られるのか。それは、
「佐藤誠はなぜ首を切断したのか?」
というハウダ -
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ネタバレ綾辻行人氏推薦!
「本当に大好きなのです、この作品。
一人でも多くの人に読んでほしい。読んで、
喜ぶなり怒るなりしてほしい。そして――
一緒にぜひ、詠坂雄二を語りましょう」
詠坂雄二・連続刊行第3弾!
“電気人間って知ってる?”
奇怪な都市伝説を軸に連続する不審死。その真相とは!?
語ると現れる。
人の思考を読む。
導体を流れ抜ける。
旧軍により作られる。
電気で綺麗に人を殺す。
作中であまりにも繰り返されているのに単行本時では気づけなかった。
今回、視点に注意するという意味では韮澤少年が出てくるところは特に注意した描写がなされているように思われる。なぜなら、彼だけが……。
そし -
Posted by ブクログ
ネタバレ中盤からホラー要素を感じはじめて、おやおやと思っていたらしっかりホラー展開になって驚いた。主人公の別室警官二人が自殺の連鎖と幽霊文字のタトゥーシールの謎を調査して解明に向かうミステリと思い込んでいた。
警官二人の捜査で犯人と幽霊文字を使った理由を突き止めていくミステリ小説と思わせて物語が進む点が巧妙だなと思った。
最後、作者の詠坂と事件を追っていた韮沢が事件発端となったであろう土地に訪れるという真っ当なホラー・怪異小説になった。
作者が出てきたことと前書に書いてあったこととでノンフィクションの様に思えて恐ろしくなったが最後にフィクションだと明記してあり、少し安心してしまった。
また、幽霊文字を -
Posted by ブクログ
ネタバレ想像できぬまさかの着地点に驚き!!
ヘッドフォン野郎が警察組織を上手に自殺かのように欺いて、連続殺人を行っているんだろうとするhow done it系かと思ったが、全くもって違い、why done it系という展開
自殺単品は怪異で発生しないだろうが、自殺の連鎖は、きっとそのような原因でないと生じないのだろうと「死んだことのない私」には腑に落ちる終わり方だった
(落とし方に賛否両論あり、きっと否の意見が多いかもしれない)
本作は、その見えない力を幽霊文字と関連させて、自殺する側とその原因を解明する側と交互に語られる物語であって終始暗く、一寸も光はさしてこない
自殺を引き起こす条件が明示 -
Posted by ブクログ
ネタバレ連続殺人を追うミステリーなのかな、と思い込んで読み始めたところ、なんだか雲行きが怪しいぞ、、と。普段慎重にホラーは読まないようにしているのに(しばらくは怖くて夜の家事に支障が出るから)これはまずいものに手を出したのではと気付いた時点で、もう読み切らないと済まないくらい、作品の世界に嵌りこんでいました。
形を与えられ、人の思考に乗ることで生きながらえていくなにかしらがあることは、裏打ちされる理論がなくとも不思議と飲み込めるものでした。
手を出したら呪われるものはホラー界隈にありそうだけど、本書自体にワクチン的な役割を持たせたというのは新鮮に感じました。(そしてほっとしました。今夜も一人で食器