詠坂雄二のレビュー一覧

  • ドゥルシネーアの休日

    Posted by ブクログ

    こういう小説だと一言では言い表せない。3章まで全て毛色の違う物語になっていて、それでいて全体としての統一感はある。ここまで読ませる要因の一つは狂気だろうか。読み始めたら止められない。そんな小説。

    0
    2016年04月11日
  • 電氣人間の虞

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みながら何度後ろを振り返ったことかw

    ホラー?ミステリ?と思いながら読み進めたら、まさかのホラーオチ。普段ならこの手のオチ(真犯人の正体は幽霊です的なやつ)は本を投げ捨てたい衝動に駆られるのだけど、この作品はそこへ行くまでのバランスがすごく良く出来ていて、オチも納得。

    解説も遊びすぎw

    1
    2016年02月14日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

    Posted by ブクログ

    伏線回収、謎の引っ張りと真相開示、
    ラストのそうきたかー感、そして広告に至るまで
    全てにおいて計算尽くされた仕掛けが完璧に決まった傑作だった。

    驚きとやられたーという一本取られた感が
    ミステリーの醍醐味だとすれば、
    こんなミステリーもあるんだという目が覚めた快作。

    最終盤のあ、あれはあの人だったねという気付き
    (計算された気づかせ方)からのあれ?○○が違う・・、
    そうきたか!で終わるラストがホント秀逸だった。

    0
    2015年06月13日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

    Posted by ブクログ

    あまり期待せずに読んだのだが、当たりの作品だった。物語は徹底したドキュメンタリー形式で展開し、最後の最後まで面白い仕掛けに翻弄される。そして、読み進むうちに創作であるはずの物語が次第に現実味を帯びて来る。

    86件の殺人を自供した元有能な書店員の佐藤誠。佐藤誠が関わった遠海市の2件の異常な殺人事件の真相は…

    もちろん、ミステリーとしての仕掛けも見事であり、中盤からの意表を突いた展開に驚いた。本作が詠坂雄二の第2作ということで、今後も楽しみな作家である。

    0
    2015年05月09日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

    Posted by ブクログ

    小野不由美氏推薦!
    「物語も仕掛けも世界観も。
     詠坂雄二は最高にcoolだ」
    詠坂雄二・連続刊行第3弾!

    八十件以上の完璧な殺人を犯した男、佐藤誠。
    ただ一つの例外を除いては……。

    副題になっている、佐藤誠。
    彼は八十件以上の殺人を自供し、死刑執行された。
    彼の人物像は――、一般論で言えば「とんでもないヤツ」なのだろう。
    その犯罪はいつも完璧に計画的。殺人から死体を処理する証拠隠滅まで、徹頭徹尾にわたって。

    本書はただ一つの例外、所謂「遠海事件」を扱った“犯罪実録”風の小説なのである。
    そしてなぜこの事件が例外的に語られるのか。それは、
    「佐藤誠はなぜ首を切断したのか?」
    というハウダ

    0
    2014年06月01日
  • 電氣人間の虞

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    綾辻行人氏推薦!
    「本当に大好きなのです、この作品。
     一人でも多くの人に読んでほしい。読んで、
     喜ぶなり怒るなりしてほしい。そして――
     一緒にぜひ、詠坂雄二を語りましょう」
    詠坂雄二・連続刊行第3弾!

    “電気人間って知ってる?”
    奇怪な都市伝説を軸に連続する不審死。その真相とは!?

    語ると現れる。
    人の思考を読む。
    導体を流れ抜ける。
    旧軍により作られる。
    電気で綺麗に人を殺す。

    作中であまりにも繰り返されているのに単行本時では気づけなかった。
    今回、視点に注意するという意味では韮澤少年が出てくるところは特に注意した描写がなされているように思われる。なぜなら、彼だけが……。

    そし

    0
    2014年06月06日
  • 電氣人間の虞

    Posted by ブクログ

    いやー面白かった!綾辻行人のオススメということでこの人のやつを三冊読んだけどもどれもよかったけど、これが一番かも。

    0
    2014年04月27日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

    Posted by ブクログ

    ひねくれてるなぁ、というのが第一印象。で、ここまで嫌悪感を抱かないシリアルキラーも珍しい、というのが第二印象。
    ともするとミステリーであることを忘れてしまいそうな構成ですが、最終章で常に問いかけはあったんだと思い知らされました。用意された材料で、もっと普通の小説も書けたように思えますが、この構成は見事だと思います(万人受けはしないとも思いますが)。
    ていうか、「昨日の殺戮儀」読みたい!

    0
    2014年03月16日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。2回目読んでも楽しめた。
    メインの登場人物が大量殺人者という設定、完全犯罪を犯してきた完璧主義者が行った首切りの理由、ノンフィクション小説としての構成、細かな意外性のある展開、すべてがよく練られているなあという印象だった(あんまり語りすぎると内容というか、読んだ人が得られるこの小説の面白い部分が失われてしまう気がするのでレビューは少なめ。)。
    個人的にラストの終わり方(署名と年表で語られるすこし温かな部分)も好きだったし、かなり満足。

    0
    2016年03月18日
  • 5A73

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中盤からホラー要素を感じはじめて、おやおやと思っていたらしっかりホラー展開になって驚いた。主人公の別室警官二人が自殺の連鎖と幽霊文字のタトゥーシールの謎を調査して解明に向かうミステリと思い込んでいた。
    警官二人の捜査で犯人と幽霊文字を使った理由を突き止めていくミステリ小説と思わせて物語が進む点が巧妙だなと思った。
    最後、作者の詠坂と事件を追っていた韮沢が事件発端となったであろう土地に訪れるという真っ当なホラー・怪異小説になった。
    作者が出てきたことと前書に書いてあったこととでノンフィクションの様に思えて恐ろしくなったが最後にフィクションだと明記してあり、少し安心してしまった。
    また、幽霊文字を

    0
    2026年03月19日
  • 5A73

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    想像できぬまさかの着地点に驚き!!

    ヘッドフォン野郎が警察組織を上手に自殺かのように欺いて、連続殺人を行っているんだろうとするhow done it系かと思ったが、全くもって違い、why done it系という展開

    自殺単品は怪異で発生しないだろうが、自殺の連鎖は、きっとそのような原因でないと生じないのだろうと「死んだことのない私」には腑に落ちる終わり方だった
    (落とし方に賛否両論あり、きっと否の意見が多いかもしれない)

    本作は、その見えない力を幽霊文字と関連させて、自殺する側とその原因を解明する側と交互に語られる物語であって終始暗く、一寸も光はさしてこない

    自殺を引き起こす条件が明示

    0
    2026年03月16日
  • 電氣人間の虞

    Posted by ブクログ

    最後のオチで「あーやられた」ってなる。ホラーとミステリーを上手いこと両立しているなと個人的に思う。こんなに綺麗にタイトル回収する小説あるんだって感動した。このシリーズもっと出てほしいな。

    0
    2026年03月15日
  • 5A73

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    連続殺人を追うミステリーなのかな、と思い込んで読み始めたところ、なんだか雲行きが怪しいぞ、、と。普段慎重にホラーは読まないようにしているのに(しばらくは怖くて夜の家事に支障が出るから)これはまずいものに手を出したのではと気付いた時点で、もう読み切らないと済まないくらい、作品の世界に嵌りこんでいました。

    形を与えられ、人の思考に乗ることで生きながらえていくなにかしらがあることは、裏打ちされる理論がなくとも不思議と飲み込めるものでした。

    手を出したら呪われるものはホラー界隈にありそうだけど、本書自体にワクチン的な役割を持たせたというのは新鮮に感じました。(そしてほっとしました。今夜も一人で食器

    0
    2026年03月13日
  • 電氣人間の虞

    Posted by ブクログ

    5A73の解説で勧められていたので読んでみた。
    こういう話を書くと言うのは5A73でわかったので、今回は、で?どこに?て思いながらも楽しく読めた。

    0
    2026年02月28日
  • 5A73

    Posted by ブクログ

    ずっと磨りガラス越しに見ているような感覚
    だが、発想は斬新で面白かった
    あとがきにも書かれていたが、暗く尖った内容が
    そのテンションのまま終わる
    ラストは丸っとまとめられてしまった感はあるが
    途中は楽しめた

    0
    2026年02月24日
  • 5A73

    Posted by ブクログ

    好き嫌いの分かれる結末です。
    後半までのストーリー展開はオチの想像ができない(ヒューマンホラー・ミステリーと考えるなら)内容で、そこからの結末なので少し肩透かしを食らった感じはあります。

    そのため、純粋なミステリーファンにはお勧めできないです。
    しかし、冒頭の意味合いへの理解や読み終わった後のもやもや感(納得していなわけではない)は個人的には好きでした。

    0
    2026年02月24日
  • 5A73

    Posted by ブクログ

    昔、テレビで紹介されてからずっと読みたかった本作。
    期待通りの面白さだった。表題の幽霊文字の読み方もいろいろな解釈があり、大変楽しめた。個人的には、第3章途中に出てきた解釈が1番好きでした。
    まだ読んでない方は、自分ならどう解釈するのがしっくりくるか、考えながら読んでも楽しいと思う。

    0
    2026年02月15日
  • 5A73

    Posted by ブクログ

     死因が異なる不可解な連続自殺事件と死体に書かれた誰も読めない幽霊文字の謎を推理していく新感覚ミステリーで、幽霊文字から話を膨らませてその読み方を解釈していくのが面白く、予想の遥か彼方の黒幕に思わず呆然…ただこの作品が合わない人がいるのも何となく頷けるぐらい癖強な作品だった。

    0
    2026年02月05日
  • 君待秋ラは透きとおる

    Posted by ブクログ

    鉄筋生成、瞬間移動などの異能力者とそれを管理する政府機関が登場するSF小説。

    ラノベにありがちな設定ながら過度なキャラ付けとかはされてないから読みやすい。

    この1冊で綺麗にまとまっているものの、この本だけだと異能バトル、SF、ミステリーとしても中途半端、続編が読みたい。

    0
    2025年02月16日
  • 遠海事件~佐藤誠はなぜ首を切断したのか?~

    Posted by ブクログ

    もしもこの本のタイトルが『遠海事件』だけだったとしたら、手には取らなかったかも知れません。サブタイトルに意味がある。佐藤誠、普通に考えたら恐ろしくとんでもなく理解できない殺人犯なのに、物語の中にいるからこそ、なぜか憎めず、彼を知りたいと思ってしまう。もっともっと彼を知りたかったなあ。

    0
    2024年10月30日